KIKCHY FACTORY

サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #04(02/10/25)


平成2年イタリアGPロケで迫力に圧倒
以来F1にどっぷりつかってます


 「サンスポ」なので、F1の話など。
 鈴鹿で日本GPが開催されるようになった87年、わたしはぜんぜんF1に興味がありませんでした。当時世界最強のホンダエンジンと、古舘伊知郎さんの実況のフジテレビの中継、そして日本人F1パイロット中島悟選手の活躍で、急激にF1ブームになったころ。わたしは『夜ヒット』のADで毎日がいっぱいいっぱい、正直F1どころではありませんでした。
 班を異動して、『オールナイトフジ』でディレクターになった1989年、その特番で『F1前夜祭』をやることになりましたが、カート場とか周辺のロケが担当で、肝心の鈴鹿の日もわたしは別の本番(「レーガン・コンサート」横浜アリーナ)で働いていました。
 翌90年その『F1前夜祭』を今度はチーフディレクターとして担当することになって、そのロケで出かけたイタリアGPが、わたしのはじめての生F1体験となりました。佐藤里佳アナウンサーとふたり「リカちゃんのF1初体験」みたいなコーナーだったのですが、ディレクターのわたしのほうがもっとF1がわからなくて、飛行機の中で懸命に勉強しました。
 そしてその秋『F1前夜祭』を鈴鹿サーキットから深夜の生放送。予選の真っ最中ピットでロケをして、ADさんが轢かれそうになったり、その迫力に圧倒されて、ついにわたしはF1にはまってしまったのです。
 以来はや12年間、鈴鹿にも何度も足を運び、中継も新聞も雑誌もくまなくチェックして、どっぷりF1につかっています。

フジテレビ きくち
 



モドル




(C) OTOGUMI ALL RIGHTS RESERVED.