
小泉八雲ことラフカディオ・ハーン原作“怪談”シリーズの第3弾。全2作はオムニバス形式だったが、今回は三遊亭円朝「怪談牡丹燈籠」及びハーン「宿世の恋」原作を一本の二時間ドラマにしておくる。映画や舞台でも知られた、前世の因縁にとらわれた幽霊の悲恋の物語。田原俊彦と水野真紀が一度見たら忘れることのできない怪演を見せる!
御家人・萩原新三郎(田原俊彦)は、ふと出会った旗本・飯島平左衛門の娘・お露(水野真紀)と互いに惹かれて相愛の仲となる。しかし、萩原家と飯島家は昔から愛し合う男女が非業の死を繰り返すこと三代に及ぶ呪われた因縁の家柄。許されぬ恋だが、お露は女中・お米(佳那晃子)の下げた牡丹燈籠のうす明かりとともに、カランコロンと駒下駄の音をさせて新三郎のもとへ。良石和尚(田村高廣)から固く戒められながらも、新三郎はお露を抱く。だが、夜毎通ってくるお露は、すでにこの世のものではなくなっていたのだ。幽霊を抱き、生気の衰えていく新三郎。それを承知で、欲に目がくらんで幽霊の手引をする使用人・伴蔵(内藤剛志)夫婦がからみ、悲恋はやがておそろしい惨劇に・・・。
田原俊彦、水野真紀、内藤剛志、佳那晃子、あいはら友子、平泉成、田口トモロヲ、田村高廣