過去の作品

火盗

第3シリーズ


第5話「熊五郎の顔」(くまごろうのかお)

1992年1月22日放送


火付盗賊改方は、関東一円を荒らしまわった大盗賊・羽黒の長右衛門一味の残党を追っていた。そんな中、同心・沢田小平次(真田健一郎)らは、山猫の三次を捕えるが、兄貴分である洲走の熊五郎(高橋長英)を取り逃がしてしまう。熊五郎は、必ず三次を奪い返してみせると大見得を切って消えていった。熊五郎は、長右衛門の右腕と呼ばれた男で、かつてお上のために働いた政蔵を殺していた。平蔵(中村吉右衛門)は、熊五郎が三次を奪い返しに来たところを捕え、政蔵の妻・お延(音無美紀子)につぐないをしたいと考える。そんなある日、お延は腹痛で苦しんでいた信太郎(高橋長英/二役)という男を助けた。医者を呼び介抱してやるうちに、ふたりは次第に惹かれ合っていった。回復した信太郎は、商売を済ませ、必ず戻るとお延に約束し去っていく。だが、その直後、熊五郎の人相書を見たお延は、信太郎が熊五郎に瓜ふたつであることを知る。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
田坂 啓
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
蟹江敬三
高橋長英
音無美紀子


主な登場人物