過去の作品

火盗

第3シリーズ


第19話「密偵たちの宴」(みっていたちのうたげ)

1992年5月13日放送


それは小房の粂八(蟹江敬三)の何気ないひと言から始まった。この日、平蔵(中村吉右衛門)の密偵である、おまさ(梶芽衣子)、伊三次(三浦浩一)、大滝の五郎蔵(綿引勝彦)、豆岩(青木卓司)が宴を開いていた。そこで粂八が、最近の盗っ人は、むごい急ぎばたらきばかり。本当の盗っ人とはどういうものか、一度見本を見せてやりたいと言い出した。伊三次は、それなら格好の相手がいると乗ってきた。医者でありながら、金蔵まで作って高利貸しをしている竹村玄洞(戸浦六宏)だ。おまさだけは、平蔵に顔が立たないと反対するが、男連中は、相模の彦十(江戸家猫八)や五鉄の三次郎(藤巻 潤)も巻き込んで、玄洞について詳細に調べ始める。一方、平蔵は、駿府御城下を荒らしまわっていた盗賊・鏡の仙十郎(五味龍太郎)一味が江戸に入ったとの報せを受けていた。平蔵は密偵を集め、仙十郎の行方を追わせた。すると、偶然にも仙十郎の狙いが、玄洞宅であることがわかる。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
野上龍雄
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
勝野 洋
三浦浩一
綿引勝彦
蟹江敬三
江戸家猫八
藤巻 潤
梶芽衣子
青木卓司
戸浦六宏


主な登場人物