過去の作品

火盗

第1シリーズ


第4話「血頭の丹兵衛」(ちがしらのたんべえ)

1989年8月2日放送


江戸の町に、殺りくと略奪を重ねる神出鬼没の盗賊が出没していた。それは、血頭の丹兵衛(日下武史)の一味と目された。だが、平蔵(中村吉右衛門)らは、なかなか丹兵衛の手がかりをつかめずにいた。そんなある日、伝馬町の牢屋につながれていた小房の粂八(蟹江敬三)という男が、丹兵衛のことで平蔵に面会を求めてくる。かつて粂八は、丹兵衛の手下だったのだ。粂八は、一連の凶行は偽の丹兵衛の仕業だと主張。丹兵衛の仕事には『人を殺さず、貧乏人は襲わず、女は犯さず』の掟があるといい、偽物を捕まえる手伝いをしたいと申し出てきた。平蔵は粂八を解き放ち、密偵として真犯人を探らせる。やがて、盗賊の一味が東海道の島田宿に集まるとの情報を得て、酒井祐助(篠田三郎)、沢田小平次(真田健一郎)、竹内孫四郎(中村吉三郎)、粂八らが向かった。そんな中、江戸の町に血頭の丹兵衛を名乗る者が現れ、誰も殺めず、いつ押し入ったかもわからない見事な盗みをやってのける。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
野上龍雄
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
篠田三郎
高橋悦史
蟹江敬三
多岐川裕美
日下武史
柄本 明
島田正吾


主な登場人物