過去の作品

火盗

第1シリーズ


第25話「雨の湯豆腐」(あめのゆどうふ)

1990年2月14日放送


平蔵(中村吉右衛門)が見回りの折、浅草・浅草寺境内で本町の呉服問屋、越後屋伊兵衛が 殺された。平蔵は、大枚の金で人殺しを引き受ける商売人の仕業と見ていた。一方、筆頭同心・酒井祐助(篠田三郎)と密偵の伊三次(三浦浩一)は、盗賊・御座松の孫八の甥、為吉(新海丈夫)と、ろうそく問屋「辻󠄀屋」の女房・お照(黒田福美)が示し合わせて会っているところを追っていた。すると、怪しい目つきの時次郎(清水健太郎)という男が、為吉とお照の後ろをつけていた。平蔵は、時次郎の存在に何か不吉なものを感じる。実は、時次郎こそが商売人だった。かつて時次郎は孫八の部下で、その一人娘のお照を愛したが、ふたりは為吉らによって引き裂かれていた。そんな中、時次郎のもとに殺しの依頼が立て続けに入る。それぞれ為吉、お照を狙うものだった。お照を目前にして、殺しをためらってしまう時次郎。時次郎は、浪人・宮沢 要(大出 俊)の助けを借りて、為吉を殺すのだが…。


キャスト・スタッフ
原作
池波正太郎
脚本
下飯坂菊馬
監督
高瀬昌弘
音楽
津島利章
キャスト
中村吉右衛門
多岐川裕美
篠田三郎
三浦浩一
黒田福美
大出 俊
清水健太郎


主な登場人物