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『大奥』制作発表

『大奥』の制作発表が行われました。登壇者は、主人公・五十宮倫子を演じる小芝風花さん、徳川家治役の亀梨和也さん、お品役の西野七瀬さん、お知保役の森川葵さん、松平定信役の宮舘涼太さん、松島の局を演じる栗山千明さん、田沼意次役の安田顕さん。司会進行は、鈴木唯フジテレビアナウンサー。こちらでは、制作発表の模様を紹介します。
(以下、敬称略)

鈴木「フジテレビの連続ドラマとして『大奥』がおよそ20年ぶりに復活しますが、小芝さん、亀梨さん、本作への思いを聞かせてください」

小芝「本当にたくさんの方々が演じられてきた作品なので、すごくプレッシャーもありましたし、気にしないでおこうと思っても気にしてしまうところはあったんです。でも、今回の作品は愛をテーマにしているので、『大奥』でイメージする女性同士のドロドロの闘いももちろんあるんですけど、今までの『大奥』とはまた違った切ない『大奥』が生まれたなと思っています」

亀梨「歴史がある作品でもありますし、さまざまな形で作品化されているものでもあるので、そういった意味では本当にすてきで豪華な環境の中で、我々も新しい『大奥』に取り組ませていただけていることは非常に光栄だと感じています」

鈴木「亀梨さんは時代劇への出演も初めてですよね?」

亀梨「はい。本当に何もわからない状況のまま入ったので、日々学びある時間を過ごさせていただいています。撮影所の皆さんも、キャストの皆さんも、すごく良い現場と言いますか、やるべきことに集中して取り組まれて、なおかつ人柄といいますか、そういったところにも非常に助けていただいています」

鈴木「時代劇ということで衣装を着てみての印象や、京都での撮影についての印象をお聞かせください」

栗山「その回によって、衣装が変わっていくので、私たち自身も楽しみながら撮影に臨んでいます。きっと、ご覧いただく視聴者の方にも伝わると思います」

亀梨「1日に何回も着替えるので…。朝は2時間近くかけて、それぞれがメイクしてもらって。撮影が始まると、シーン毎に着替えたりしているんです。これまでに出演したドラマに比べると、本当にこの1カ月弱の撮影で着替える回数は越えましたね(笑)」

小芝「打ち掛けが重たくて、休憩時間にちょっと座るのにも人の助けを必要とするんです。そこは結構大変なんですけど、こんなにすごい刺繍だったり豪華なお着物はなかなか普段は着ることが出来ないので、すごく贅沢だなと思っています」

西野「私は公家から倫子様と一緒に大奥に入る付き人なので、1人だけ公家の衣装で袴なんです。なので、1人だけあぐらかいてます(笑)。皆さんのような着物だと、収録ではずっと正座をしていなくてはいけないのですが、私はカメラに映ってないと、あぐらかいちゃってます(笑)」

小芝「めちゃくちゃ羨ましいんですけど、袴だとトイレは行きづらいんですよね?(笑)」

西野「一回脱がなくてはいけないので、水分を摂りすぎないようにしています」

亀梨「それは切実にありますよね。トイレに行く時は、我々男性陣も一回(衣装を)脱ぐので、10分、20分という時間をとってしまうので、水分は舐めるように(笑)」

鈴木「すみません。お手洗いの話になってしまいましたが(笑)」

亀梨「いや、でもロケーションも本当のお寺をお借りしたりしてますので」

小芝「綺麗ですよね!」

森川「着物のさばきがすごく難しくて、やってもやっても上達しないんです。いつもお作法の先生に“(着物の前を)もうちょっと開けて、もうちょっと閉じて。もうちょっと上、もうちょっと下”と何回も直していただいています。でも、本番で“今のが一番上手だったよ!”と言ってもらえるとすごく嬉しくて、“やったー!”と思いながら毎日お作法をがんばっています」

亀梨「この時代の方々は、着物もそうですけど、所作もあったりすごいと思います。(自分たちはかつらをつけていて)皆さん、その重さもありますし、所作としては立つ時や座る時に基本的に手を使わないんです。クランクインからトレーニングはしていないんですけど、先日測ったら筋肉量が増していました(笑)」

鈴木「宮舘さん、安田さんはいかがですか?」

宮舘「男性陣は家紋が入った着物を着ていることで身が引き締まります」

安田「うん、うん」

亀梨「(安田さんに向かって)本当に思ってますか?(笑)」

安田「なるほどなぁと思います。これから、そういった思いで…」

亀梨「まだでしたね?(笑)」

安田「これからの撮影に臨みたいと思います」

亀梨「4話の撮影が始まったぐらいなので、まだ間に合いますね(笑)」

宮舘「家紋入りの着物は滅多に羽織れるものではないので…」

亀梨「それ以外には?」

宮舘「あの、私、まだ撮影にあまり参加していないので」

一同「(笑)」

亀梨「この間は、現場に差し入れを入れるためだけに来てたよね?(笑)」

宮舘「はい。これから皆さんとの交流を深めて」

安田「松平さんはこれから大活躍ですからね」

宮舘「ありがとうございます」

鈴木「安田さんは、撮影で印象に残っていることは?」

安田「お手洗い以外ですか?(笑)やっぱり、撮影の効率が良いですよ。独特の撮影方法なんですけど」

宮舘「はい!」

亀梨「まだ、あまり撮影してないんだよね?(笑)」

一同「(笑)」

鈴木「新年を迎えたばかりということで、皆さんに絵馬を書いていただきました。まず、亀梨さんからお願いします」

"心技体"

亀梨「有名な言葉なんですけど、まさしくバランスと言いますか、お仕事も含めてバランスが取れる一年にしていきたいと思っています」

鈴木「西野さんお願いします」

"深呼吸"

西野「私は結構呼吸が浅いので、気を抜くとこの辺(喉元)だけで呼吸をしてしまうんです。ちゃんと腹式呼吸というか、鼻から吸って口から出すを意識すると何事にも良いらしいので、大事にしていきたいと思いました」

鈴木「続いて、森川さんお願いします」

"連絡を返す"

一同「(笑)」

森川「(笑)。申し訳ないです。皆さんが、こんなにかっちり来るとは思っていなかったので、しょうもなくて…」

亀梨「だから、打ち合わせの時に隠してたんでしょ?」

森川「隠してないですよ(笑)。でも、自分だけしょうもないと薄々気づいてました。連絡は溜めがちなんです。既読にするのも怖くて。既読にしちゃうと返さなきゃいけないと思ってしまうほど返事が苦手で…。なので、今年は克服してちゃんと返します」

鈴木「宮舘さん、お願いします」

"今よりもっと光、輝く"

宮舘「僕自身、連続ドラマ出演は初めてでして、歴史ある『大奥』という作品で、多くの方に見ていただいて、僕の“演じる”という部分をより磨いて、光らせていきたいと思っております。自発光ということで」

亀梨「自分自身をってことですね?」

宮舘「はい」

鈴木「栗山さん、お願いします」

"健康管理"

栗山「本当に普通なんですけど。今年は年齢的に節目を迎えますので、今まで以上に健康管理に気をつけながら、最後まで撮影が出来るように頑張りたいと思います」

鈴木「栗山さんの健康維持方法は?」

栗山「食べて、寝る。ですかね?京都はおいしいものがたくさんあるので、いただけたらと思います」

鈴木「安田さん、お願いします」

"いい人。"

安田「この見てくれで、いい人って書いたら面白いだろうなと」

一同「(笑)」

亀梨「作中はなかなかの(キャラクター)ですからね」

安田「そうそう、悪いんで。このお仕事は好感度が大事ですからね。普段はいい人でいようと思ったのに、(ドラマの)プロデューサーさんから“この作品中は好感度は一切ございません”と言われました。切実な問題なんですけど…」

鈴木「どうしましょう?」

安田「ですから、普段ですね。普段は“おはようございます”、“お疲れ様でした”、“いただきます”をきちんと言って、なるべく無駄に“ありがとう”も言っていきたいと思います。このドラマが話題になった際には、普段の私と普通に接するだけで“いい人”に思われる可能性もあります」

小芝「それぐらい悪い人ですからね」

安田「うん。でも、“いい人”を志している時点で、“いい人”ではないんですけど(笑)」

一同「(笑)」

鈴木「最後に、小芝さんお願いします」

"睡眠"

小芝「シンプルに。去年、経験したんですけど寝たらなんとかなるなと。少し体調が悪くても回復します。今は、京都に来て規則正しい生活をしていて、しっかりと睡眠がとれていると、お着物が重かったり、ハードな撮影を乗り越えた後でも、寝ることでわりと次の日には復活出来ています。ですので、今年は一年を通して睡眠をしっかりとっていきたいと思っています」

鈴木「では、そろそろお時間になりましたので、最後に小芝さんから一言お願いします」

小芝「まず、新年早々に発生した能登半島地震で被害に遭われた皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。私は映画『レディ加賀』を石川県で撮らせていただいたというご縁もあったので、本当に心配しております。この『大奥』を始め、作品を通して少しでも皆さんに笑顔をお届け出来るように、スタッフ、キャスト一同、撮影に励んで参りたいと思っております。被災地にいらっしゃる皆さまの安全と一刻も早い復旧、復興を心からお祈り申し上げます」

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