シンガーソングライター 大野靖之
2年半前までストリートミュージシャンだった
若干25歳のシンガーソングライター 大野靖之。
人は、彼を“歌う道徳講師”と呼ぶ。
学校でのライブ
18歳の時、乳がんで母親を亡くした体験をストレートに表現した歌を引っさげ、ホスピスや児童養護施設で歌ってきた大野。
いのちのメッセージを切実に伝える彼独特のライブスタイルは、いつしか「子供の心の掴み方が上手い」と教師や親の間で評判を呼び、今では学校から年間180以上ものオファーを受けるようになった。今までに270校以上もの学校でライブを行っている。
彼が子供達に伝えたいメッセージは、「夢」、「家族」、そして「いのち」の大切さについて…。
当時は思春期で、今は亡き母親に何一つ親孝行ができなかった後悔の念が、彼を学校ライブへと駆り立てる。
「大分乳がん患者の会」の方々との交流
大野は、教員免許を持っているわけでもない。
それに加えて、学生時代の大野は大の勉強嫌い。
当然、大学へも進学しなかった。
ただ、歌に賭ける情熱だけは、他の誰にも負けなかった。
母が残した最期の言葉は、「やっくんの歌が聴きたい…」。
その時から大野は、本気でシンガーソングライターを目指し、念願のプロデビューを果たした。
「感じたこと、体験したことしか歌にできない不器用なアーティスト」と自分のことを語る大野。そのストレートすぎる詩が、音楽関係者からの批判を受けることもある。
しかし、たった1度の学校ライブで大野の歌に嵌る子供達や学校関係者が多いのも事実だ。
なぜ、子供達や学校関係者は、シンガーソングライター大野靖之に着目するのか!?
歌に秘められた魂のメッセージとは何なのか!?
この企画では、大野靖之に4ヶ月間密着。
彼の歌に賭ける熱き思いを追う!
『シンガーソングライター 大野靖之「心の言葉を探す旅」』 >>