NONFIX過去放送した番組

カンヌ国際映画祭。世界最高峰と言われるこの映画祭で今年、ひときわ喝采を浴びた映画 『誰も知らない』。
主演の柳楽優弥君は日本人初・史上最年少の最優秀男優賞を受賞し、是枝裕和監督は映画監督として世界の注目を集めた。

実は是枝監督は元々、この「NONFIX」という深夜番組でドキュメンタリーを撮っていた。
テレビディレクターとして彼が初めて手掛けた番組の題材は「福祉」について。
今回のNONFIXは、カンヌ国際映画祭受賞を記念し、是枝監督に当時の番組づくりの心境や現在のドキュメンタリー番組に対する思いをロングインタビュー。
そして、1991年にこの番組で放送された是枝裕和監督の処女作 『しかし…福祉切り捨ての時代に』を特別放送します。

『しかし…福祉切り捨ての時代に』(NONFIX 1991年放送)

水俣病和解訴訟国側の責任者だった環境庁のエリート官僚が自殺した。山内豊徳53歳。
長年にわたり福祉行政に取り組んできた彼が、なぜ自ら死を選んだのか?
現実社会に押し流されていく時代の中で、もがき苦しんだ一人の官僚の生と死の軌跡を辿るー。