桃ヶ丘音大ピアノ科の“のだめ”こと野田恵(上野樹里)は、特別講師として同大に招かれた世界的な指揮者・シュトレーゼマン(竹中直人)が自ら選出した学生たちで編成される特別オーケストラのマスコットガールに選ばれる。Sオケと呼ばれるそのオーケストラには、ヴァイオリン科の龍太郎(瑛太)や管弦楽科でティンパニを担当する真澄(小出恵介)、コントラバス担当の桜(サエコ)も選ばれていた。が、ウィーン留学から帰ってきた清良(水川あさみ)を始めとする成績優秀な学生たちで編成されたAオケのメンバーでもある真澄以外は、いわゆる落ちこぼればかりだった。
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 同じころ、ピアノ科の千秋(玉木宏)は、指揮科への転科を決意していた。指揮者になることを夢見ながら、飛行機恐怖症が原因で海外留学もままならない状態だった千秋は、この機会にシュトレーゼマンの下で本格的に指揮の勉強をしようと思ったのだ。しかし、それを知ったシュトレーゼマンは、千秋のことが嫌いだから転科は認めない、と言い放つと、Sオケのメンバーを引き連れて飲み会に行ってしまう。
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 一方、Sオケの飲み会に参加しなかった龍太郎は、バンド仲間と学園祭に向けての練習をしていた。実は龍太郎は、来週、ヴァイオリンの再試験を受けることになっていた。その試験に合格しなければ留年、という状況だったが、ピアノの伴奏を頼んだ千秋にこっぴどくけなされたばかりの龍太郎は、クラシックの道を捨ててロック一本で生きていく、などとうそぶく。

 そんな折、偶然のだめと知り合った龍太郎は、彼女に試験の伴奏を頼んだ。さっそく、レッスン室でベートーヴェンの『ヴァイオリンソナタ第5番<春>』を合わせる龍太郎とのだめ。その演奏は、間違えたところまでピッタリ同じ、というくらい息の合ったものだった。
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 練習を終えたのだめは、龍太郎の父・龍見(伊武雅刀)が経営する中華料理店『裏軒』で食事をご馳走になる。のだめのために夕食の準備をしようとしていた千秋は、そんなのだめの姿を目撃し、気分を害していた。

 のだめは、千秋のために裏軒の料理を持ち帰る。が、そのときのだめは、彩子(上原美佐)が千秋の部屋に入っていくのを目撃し、大きなショックを受けてしまう。
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 あくる日、龍太郎は、失恋して落ち込んでいるのだめの姿を見て焦り、「オレがくっつけてやる!」と息巻いた。が、その相手が千秋だと知ると、潔くあきらめて練習しよう、などと言い出す。するとのだめは、練習をしてもどうせもうすぐ死ぬ、と言って手紙を取り出した。それは、何者かから送られてきた不幸の手紙だった。
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 その相手は、のだめに対してたびたび幼稚ないやがらせを続けた。怒ったのだめは、龍太郎とともに犯人探しを開始。罠を張って、嫌がらせをしていたのは真澄であることを突き止める。千秋に対して憧れ以上の感情を抱きながら、遠くから見つめることしか出来ずにいた真澄は、なれなれしく千秋に近づくのだめのことが許せなかったらしい。捕まって開き直った真澄は、のだめに勝負を申し込んだ。のだめと真澄は、龍太郎の提案を受け、先に千秋とデートした方が勝ち、というルールで対決することになり…。
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 その夜、千秋は、彩子と一緒にバーで飲んでいた。が、彩子の愚痴に付き合いきれなくなり、席を立とうとする千秋。彩子は、そんな千秋に「私たち、もう一度ヨリを戻さない?」と持ちかける。しかし千秋は、負け犬は嫌いだ、と言って店を出てしまう。

 千秋がマンションに戻ると、のだめが待ち構えていた。千秋をデート誘おうとしていたのだ。飲み過ぎのせいで急に吐き気をもよおした千秋は、のだめの誘いに適当に相槌を打つと、部屋に駆け込んだ。
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 あくる日、真澄は、千秋とデートするために、チェコ・フィルの来日コンサートのチケットを用意していた。千秋と一度も話したことがない真澄は、自分の代わりに千秋を誘ってきてほしい、と龍太郎に頼むが断られる。そのようすを見かねた清良は、千秋に声をかけ、Aオケの練習を見に来ないか、と彼を誘い、OKの返事をもらう。

 真澄は、本番さながらの正装姿でAオケの練習に臨んだ。約束どおりやってきた千秋に、熱い思いを込めて演奏する真澄。しかし、その派手なパフォーマンスは講師(軽部真一)の怒りを買い、真澄は練習場から追い出されてしまう。失意の真澄の耳には、「最悪のアホだな」という千秋の言葉がいつまでもこだましていた。
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 のだめは、マンションに戻ってきた千秋に、デートのときに行くレストランの相談をする。しかし、そんな気分じゃない、と千秋に断られたのだめは、またもや激しく落ち込んでしまう。

 追試の練習でのだめの部屋にやってきた龍太郎は、すっかりヘコんでしまったのだめを叱咤する。その際、のだめが千秋に手料理を作ってもらったことがあると知った龍太郎は、脈はあるのだから女の武器を使え、とアドバイスした。何故か部屋に来ていた真澄にも協力してもらい、男を虜にするセクシーなメイクを施してもらうのだめ。
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 するとそこに、騒ぎを聞きつけた千秋がやってきた。千秋は、真澄のせいで酷い顔になってしまったのだめを一蹴すると、真澄の思いも否定する。さらに千秋は、龍太郎のヴァイオリンで『ヴァイオリンソナタ第5番<春>』を華麗に弾いてみせた。屈辱を味わった龍太郎は、怒って帰ってしまう。
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 千秋は、のだめを部屋に呼ぶと、CDで『ヴァイオリンソナタ第5番<春>』を聴かせる。あくる日、のだめは、そのときに千秋が言っていた言葉をそのまま龍太郎に伝えた。独りよがり、アンサンブルがわかっていない、ピアノの音を聴いていない…と、散々なことを言われる龍太郎。しかし千秋は、龍太郎のことを下手だとは言わなかったのだという。むしろ、龍太郎のようなタイプの方が、ある日突然何かを掴んで急成長する、というのが千秋の意見だった。その言葉を聞いてやる気を取り戻した龍太郎は、のだめとともに再び練習に取り組む。“光る青春の喜びと稲妻”をイメージした<春>を弾くために…。
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 同じころ、千秋は、指揮科の大河内(遠藤雄弥)から、ドイツに留学した早川(諏訪雅)が、尊敬する指揮者セバスチャーノ・ヴィエラの指導を受けていることを知り、ショックを受けていた。

 龍太郎の追試の日、千秋は、熱を出し、マンションの廊下で倒れているのだめを発見する。千秋は、とりあえずのだめを抱きかかえて学校まで連れて行くが、試験の伴奏は不可能な状態だった。すると千秋は、自分が伴奏を弾く、と龍太郎に申し出る。
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 順番を待っている間、千秋は、努力しなくても報われるヤツはいい、などという龍太郎に、ピアノもヴァイオリンも必死に練習してきたが、指揮者になるのが夢なのだからまだ何ひとつ報われていない、と答える。そして千秋は、細かいテクニックは気にせず好きに弾いていい、と龍太郎に告げた。龍太郎は、その言葉を素直に受け取り、自分の世界に酔いしれながら演奏した。絶妙のタイミングで合わせてくる千秋の伴奏に大きな安心感を覚えながら…。
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 廊下のソファーで寝ていたのだめは、朦朧とする意識の中でその演奏を聴いていた。それは、のだめが思い描いていた「お花畑」のイメージだった。するとそこに、真澄がやってきた。真澄は、失恋したショックで、大学を辞めて故郷の山形に帰る決心をしていた。のだめは、そんな真澄に、まだ勝負は終わっていない、と告げる。
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 試験の伴奏を終えた千秋は、のだめを背負って帰路についた。そんな千秋に、真澄は、Sオケでもう少し頑張ってみる、と告げる。龍太郎は、千秋が指揮科への転科を断られたことが不満なようだった。転科すれば千秋の卒業が延び、一緒に演奏する機会も増えるのにつまらない、というのだ。「このままだと卒業したらヨーロッパに行っちゃうだろ?」と龍太郎に言われた千秋は、飛行機恐怖症のことは言えなかった。千秋の背中でその会を聞いていたのだめは、千秋が留学してしまうことにショックを受けていた。
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 あくる朝、のだめは、千秋をシュトレーゼマンのもとに引っ張っていき、彼の転科を認めてほしい、と頼み込む。するとシュトレーゼマンは、キスしてくれるなら転科を認める、と言ってのだめに迫った。

 同じころ、龍太郎たちSオケの面々は、練習場にやってこないシュトレーゼマンを待ち続けイラついていた。そこに飛び込んできたのだめは、シュトレーゼマンが急病なので今日の練習は千秋が指揮をする、と皆に告げる。

応接室では、シュトレーゼマンが何故か泡を吹いて倒れていた。
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