


「国際ドラマフェスティバルinTokyo2010」で連続ドラマ部門優秀賞を受賞、放送後もなお話題を呼んでいる『任侠ヘルパー』がいよいよスペシャルとなって帰ってきます。
草K剛さん演じる主人公の翼彦一をはじめ、黒木メイサさん、山本裕典さん、薮宏太さん(Hey!Say!JUMP)、五十嵐隼士さん、仲里依紗さん、夕輝壽太さん、加藤清史郎さん、そして松平健さん、宇梶剛士さん、大杉漣さん、夏川結衣さんといった多彩な面々が魅力的に演じるキャラクターがみなさんの心をとりこにしてしまいました。今回のスペシャル版ではさらにミムラさん、北村総一朗さん、北村有起哉さんといった個性溢れる俳優陣を迎え、ドラマは新たな魅力を放ちます。
今回、作品にあらためて向き合うことになった主演の草Kさんは、最初にスペシャルが放送されると聞き、
「役的にもアウトローな役は初めてで新鮮だな、という気持ちがあったのでまた今回この役をできるということはうれしいですね。このドラマを見てくれて“今までにない草K君が見られて良かった”、というお声もありましたので、また新しい自分が表現できたらいいなと思います。」
と抱負を。さらに
「連続ドラマの時も完全に終わったという感じではなかったですし、ぼくの気持ちも(西谷弘)監督の気持ちも、必ずスペシャルやろう! という気持ちでしたので、自分のどこかでは「『任侠ヘルパ』ーをまたやろう」とずっと思っていました。連続ドラマの時には、まだまだやり足りないところがいっぱいありましたし、また介護の問題にはいろいろなテーマがあるのでいろいろなストーリーが作れると思います。彦一もとても演じがいがあり、深い役柄なのでまだまだ掘り下げて演じたい役です。魅力ある役なのでスペシャルになってうれしいです。」
と、彦一に対する、そして『任侠ヘルパー』に対する熱い思いを語って下さいました。
そんな思いを抱えながらいよいよ撮影がスタート。そこで草Kさんは、他のキャスト、スタッフの中にも変わりなく共通して熱いものが流れていることを実感したようです。
「最初は“久しぶりー!”って感じでしたけれど、セットやお芝居にはってしまうと、みんなも役のことが好きだったみたいで、それも西谷さんのおかげだと思うのですが。西谷監督が一つの役を一人一人ふくらませてくれたので、それぞれ思い入れが強くて、それぞれ馴染んでいるなと僕は思いました。絆みたいなものを一年経っても持っているという感じがしました。西谷さんと話すと彦一像がすごく広がってきたりして、僕以上に彦一のことを良く理解していたり。監督が彦一なんじゃないかな、と思うくらい。西谷監督はすごく男の美学を持っているなと連続ドラマの時から思っています。そこに感じ取れるところが僕はあるので。僕自身のこともよく見てくれている気がします。そんな感じがします。そうすると台詞の言い回しが変わってきたり…。興味のつきない監督です。撮影現場にいればいるほど僕も彦一に入っていける。連続ドラマの時は最終回に向かって行くにつれて役がつかめてきた感じがあって、そこは考えて演技するとかそういうことじゃないくらい、自分の意図してないところまで彦一になれていました。それは初めての感じでしたね。西谷さんパワーというか。半端じゃないんですよ。あの人(西谷監督)(笑)。おそるべし、いい意味で。だから彦一が撮れるんだなと思いましたし、僕も演じ切れたと思います。
僕も集中しないと西谷さんに合わせられないからそこは大変だけど、ドラマもお芝居も彦一も好きだし、監督といると時間が解決してくれることが多い。時間がたつと温められるみたいなところがありますね。役にだんだん馴染んでいくというような。」
収録を終えてさらに感じた『任侠ヘルパー』の魅力については、
「なかなかストレートじゃないヒーロー、底辺のヒーロー、というようなところがすごく好きで。正義の味方ではないけれどどこかに正義があって、ただ単に強いだけではなくて、自分自身も悩んでいるところがあったり、闇の部分があることによってすごく説得力を持てる役になっていると思います。きれいなだけじゃないところが逆に魅力的です。」
ドラマを演じながらさらに彦一を「つかんだ」様子です。
「今回は極道でもなくて堅気でもない 中ぶらりんなところからはじまるので(連続ドラマから)その空気とか温度感が1年経っている今の僕にとってもちょうどいい感じでした。
ちゃんと彦一になれているのかな、と最初は思っていたけれど、乱闘シーンで“あ、彦一つかんだ!”と思いました。今回も乱闘シーンがめちゃくちゃすごくて、それを撮っていると“そうそう、これこれ! きたー!”という感じ! 連続ドラマ第一回目でも乱闘シーンがありましたが、今回さらにそれを超えるものとなっています。」
その気になる乱闘シーンを描くにあたっても草Kさんのこだわり、監督のこだわりがさく裂しているのです。
「(乱闘シーンは)本当に大変ですよ。痛いですよ(笑)本当にけられたりぶつけたり。鍛えてないとできないので、けっこう鍛えています。特に乱闘シーンにはこだわっていて、基本『任侠ヘルパー』は(体に)当てないと任侠にならないというか。乱闘シーンの時は大きな声を出し合って“集中―!”と言ってから入ります。みんなすごく集中して燃えているので、ものすごいことをやっているけれどケガはしないですね。乱闘シーンにもストーリー性を持たせたいという気持ちを僕と監督も持っていて、リアリティーを追究してやるので、目線だったりとか、どこに対して怒っているから体がこちらに向くのか、とか、次の動きはこう動かないとおかしんじゃないか、実際にそんなに殴られたら立てないんじゃないか、とかいろいろな角度から考えて研究して一日かけて撮っているのでぜひ見てほしいです!」
こだわりを持って撮影する中、草Kさんは新たな登場人物との共演も楽しみました。敵か味方か、いったい何者なのか・・・不気味な存在、樽川コーポレート社長、樽川潤役として北村有起哉を迎えた草Kさんは、
「北村有起哉さんとは初めてで、魅力的な演技をされるのですごく楽しいです。リハーサルなどをやっているうちに気持ちいいところに向かっていきます。お互いが台詞だとか気持ちいいところに向かっていったり間を探り合ったりとか。こまかいところまで言わなくても何回かやっている内に二人でいい感じになります。すごくいじわるい、いやらしい感じもあって(北村さん)いいんですよ。お芝居の面でもバトル、かけひきがあって、すごくおもしろいですね。お互い、極道から気質になって会社をやっていたり、ちょっとあこがれみたいなところもあったり、ちょっと同志のようなところがあって仲良くなったり、手のひら返したようになったり・・・すごく楽しいですね。」
彦一と樽川がどのような人間模様を見せてくれるのでしょうか?
今回はそんな彦一が極道の世界から遠ざかっているところからスタート。連続ドラマの最終回で若頭となった、りこ(黒木メイサ)をはじめ任侠ヘルパーの面々はそれぞれの道を歩み出していたのですが、新しい場所で新たな問題と向き合っています。若年性アルツハイマーという難病と向き合う晶(夏川結衣)や息子の涼太(加藤清史郎)との関係性も丹念に描かれていきます。そのテーマについて草Kさんは、
「(ドラマで扱っているテーマは)考えさせられる問題で、よく調べて台本が書かれているのですごくリアリティーがあり、そういうお年寄りの方がたくさんいるのだなと思うとすごくさみしいな、と思います。けれど、彦一には彦一の考え方があって、自分が選んだ道ならいいじゃないか、と彦一は言い放ったりする。いろいろな人間がいるので、一つの問題にもいくつもの答えがある、それが『任侠ヘルパー』だなと思います。いろいろなキャラクターの人物が出て来て、それぞれ抱えている問題があって、それぞれ考えさせられました。」
ドラマで描かれる高齢者をとりまく現実。自分自身も決して他人事ではないと、草Kさんもさまざまなことを考えたようです。
そして、1月9日は、ぜひ多くの方に見て頂き、一緒に考えて欲しいと訴えます。
「介護のこともお年寄りの方が悩んでいるという現実など悲しいところもあるけれど、目を伏せられない現実でもあるのでそういうところも見ていただき、お年寄りの方に少し優しくしてあげよう、というような気持ちになってもらえたら。介護というのは、みんないつか関わること、いつか降り掛かることですから、なるべく早いうちから介護というものを気にして頂くきっかけになればいいなと思います。悲しい現実もあるけれど、見ていてすごく訴えかけてくるものがあるはずです。それぞれのキャラクターがとても魅力的で、視聴者の方に誰かしら感情移入していただけると思うので、見ると少し闇の中に光りが指すように感じられると思います。ぜひとも見て頂きたいと思います。」
作品への自信もあればこその一言! 2011年の第一歩を、苦闘しながらも前に進もうとする『任侠ヘルパー』のメンバーとともに踏み出します。
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