2018.07.11更新
7月12日(木)の『直撃!シンソウ坂上SP』では、「地下鉄サリン事件」などへの関与で死刑が確定していた、オウム真理教の松本智津夫死刑囚ら7人に対し、先日、死刑が執行されたことで大きな節目を迎えた「オウム真理教事件」を取り上げます。さらに、昨年6月に亡くなった女優・野際陽子さんの生涯にも迫ります。
1995年にオウム真理教が引き起こした「地下鉄サリン事件」の実行犯の中で、唯一死刑判決にならなかった林郁夫受刑者。彼に対して、死刑判決ではなく無期懲役の判決が下されたのは、彼が「地下鉄サリン事件」への関与について自首、さらにはオウム真理教の実態について全てを告白し、それらが事件の全容解明、そしてオウム真理教解体につながったからでした。林受刑者は、なぜ教団に背を向け、全てを告白したのか? その背景には、合計1,500時間にわたって彼の取り調べを担当した刑事との知られざる攻防がありました。
番組では、この刑事への徹底取材をもとにした本格ドキュメンタリードラマをお送りします。ドラマでは、林受刑者を岡部たかしさん、彼の取り調べを行った警視庁第三機動捜査隊・稲冨功さんを渡辺いっけいさん、稲冨さんの後輩刑事を松尾諭さんが演じます。序盤の取り調べでは、オウム真理教独自の勝手な理論ばかりを述べていた林受刑者が、警察側も全く予期していなかった「地下鉄サリン事件」への関与を自ら告白したのはなぜだったのでしょうか? 稲冨さんをはじめとした関係者の方々への徹底取材をもとに、丹念に衝撃の事実を描いた骨太な本格ドキュメンタリードラマにご期待下さい。
肺腺ガンを患い、昨年6月、81年の生涯に幕を閉じた女優・野際陽子さん。彼女はガンであることを一切公表せず、亡くなる1カ月前まで撮影にのぞみ、最後まで女優として現役を貫きました。今回、野際さんの一人娘で女優の真瀬樹里さんが、今だから明かせる「闘病生活の真相」を坂上さんに語り尽くします。「ひたすら怖い母親でした」、「しょっちゅう殴られました」など、真瀬さんからは母と娘の知られざる確執が次々と飛び出します。また、真瀬さんは、20歳の時に野際さんからもらった手紙を初披露します。そこには、彼女に対して厳しく接してきた野際さんの謝罪の言葉と真瀬さんに対する愛がつづられていました。
さらに、坂上さんは野際さんの元夫・千葉真一さんにも直撃インタビューを敢行。テレビ初公開となる千葉さんの自宅豪邸で、野際さんの死はもちろん、22年間の夫婦生活の真実や離婚の真相などについて、千葉さんがカメラの前で初告白。そして、スタジオには、さまざまなドラマで野際さんと夫婦役を演じられた伊東四朗さんと、野際さんとの共演歴が多い室井滋さんをお招きし、お二人だけが知るエピソードトークなどをもとに野際さんの生涯を振り返っていきます。VTRのナレーションは、『ずっとあなたが好きだった』(1992年7月クール/TBS系)で野際さんと親子を演じ、“冬彦さん”ブームを巻き起こした佐野史郎さんが担当します。
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