Muscat~フジテレビの番組情報

2018.06.28更新

「不公平だ!」元税金徴収“Gメン”激白…自治体にはびこる“忖度”

29日(金)19時~放送

最初は“左遷ポスト”だと思った…税金徴収の苦悩

 お金にまつわる悪い奴ら・ズルい奴らを徹底的に追い詰める人気特番が第4弾として帰ってきました。今回は、税金滞納者のあきれた言い訳・逆ギレにスタジオがあぜんとするだけではなく、彼らを追い詰めてきた“伝説のGメン”堀 博晴さんがスタジオに初登場します!20年間で関わった税金の徴収総額は2000億円以上!その並々ならぬ苦労や恐怖エピソードとともに税金徴収の裏側を激白します。滞納者が区長や、暴力団の組長だったことも…彼らからどうやって多額の税金を取り返したのか、その実話に坂上忍らスタジオも驚きを隠せません!
収録後、堀さんを直撃すると…
Q.なぜ“伝説のGメン”と呼ばれているのですか?
堀さん「伝説でも何でもないんですよ、笑。やりたいことをやっただけです、ポリシーを曲げずに。昔は税の徴収は“左遷ポスト”だったんですよ。なんで俺が金集めやらされているのか?って不満でしたが、法律を読んでみたら、ちゃんと差し押さえられるじゃないか、と。それをやり始めたら徴税率が上がってきたんですよね。バブルの頃は滞納があっても、入ってくるものが多かったんです、行政も使う金がじゃぶじゃぶあったわけです。今は違いますからね」

敵は滞納者だけじゃない!組織の忖度(そんたく)で…Gメンの怒り

 スタジオで堀さんは、実は本当の敵が滞納者以外にいることも激白しました。税金を納めさせるために“差し押さえ”に行っても、忖度(そんたく)が働き、何とそれを「解除せよ」と命じられることがあるというのです。一体何が起きているのでしょうか?
堀さん「スタジオでも話しましたが、強調したかったのは、徴税吏員は皆頑張っているんだけど、その頑張っている職員の仕事を邪魔する上司がいるというケースがけっこうあるんですよね。せっかく職員が滞納者から財産を差し押さえたとしても、その滞納者が“何とかしてくれ”って言うと“差し押さえを解除してあげなさい”という上司がいるんです。
市長、町長や職員の直属の上司たちもそうです。知り合いだから、ちょっと待て、とか
忖度(そんたく)して…不公平甚だしいですよね。税の公平性を守るのが、公務員としての仕事なので、そこは強く訴えたいですね。今でもそういうことがあるんですよ」

坂上忍も脱帽!「いい人では勤まらないお仕事」

 収録を終えたMCの坂上忍さんは、堀さんの印象をこう語りました。
「初めてお会いして普通にいい人だな、と思いましたが、仕事ではがらっと変わるんでしょうね。いい人では絶対に勤まらない、厳しいお仕事だと思いますので。(滞納者に)あんな殴られ方されたら、やり返すこともできないわけで、精神的にも鍛えられるな、と。
一方で、情に流されてではなく、結果的に人助けになっているケースもあるわけで、お話がリアルでしたよね。生の声って強いと思います」

番組情報

<タイトル>
金曜プレミアム『実録!金の事件簿』
<放送日時>
6月29日(金)19時~21時55分放送 ※地域により放送時間・内容が変更となります
<出演者>
<MC>
坂上 忍
伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)
海老原優香(フジテレビアナウンサー)

<ゲスト>※50音順
あき竹城
岡本夏美
篠原信一
浜谷健司(ハマカーン)
森脇健児

<専門家ゲスト>
本村健太郎(弁護士)
佐藤弘幸(税理士)
堀 博晴(元税金徴収“Gメン”)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。