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2018.06.18更新

日本バスケ界の救世主となれるか?NBAも注目する日本の新星、八村塁

6月17日『S-PARK』

日本バスケットボール界の“希望”

6月17日放送の『S-PARK』は、NBAも注目する二十歳の新星、八村塁(はちむら るい)選手に密着。2m3cmという恵まれた体格に、優れた身体能力をあわせ持ち、得点を量産する日本バスケットボール界の“希望”が、日本代表、そして2年後に迫った東京オリンピックへの思いを語りました。

バスケットマン憧れの夢舞台、NBAに最も近い日本人

ウォリアーズの連覇で幕を閉じた今年のNBA。バスケットマンなら誰もが憧れる夢の舞台に、今最も近い日本人がいます。その選手の名は八村塁、二十歳。富山県出身、ベナン人の父と日本人の母との間に生まれ、宮城明成高校時代には、ウィンターカップ3連覇を達成。アメリカの名門ゴンザガ大学に進学後は、日本人として初めてNCAAトーナメントへの出場も果たし、2m3cmの身長とその高い身体能力で、NBAスカウトの熱視線を集めています。

その素顔は、ゴンザガ大の食堂で今一番食べたい料理を聞かれ「僕が一番好きなのが、すき焼きなんですよ。牛丼とすき焼きが似てるので、牛丼が食べたいです(笑)」と語る、ユーモアあふれる若者です。

日本男子バスケットボール界は、現在、東京オリンピックの開催国枠が確約されておらず、崖っぷちに立たされています。日本代表が出場権を獲得できるかどうかは、2019年夏に行われる国際バスケットボール連盟の中央理事会で判断されます。リーグの一元化、ガバナンスの改善、日本代表の強化も必須とされており、ワールドカップでの結果が求められているのですが、アジア1次予選では4戦全敗。3位までが進出できる2次予選に向けて、後がない状況です。残す予選は、6月と7月の2試合のみ。この緊急事態に、日本バスケットボール協会は、八村選手を日本代表に緊急招集します。協会が打ち出したポスターは、八村選手の代表入りを「希望」と表現しました。

八村選手が「一番大事だなと思うのはやっぱり、リバウンド。オフェンスでもディフェンスでも確実なリバウンド力が、これから大事になってくると思います」と語る通り、アジア1次予選のスタッツを見てみると、

日本46-48フィリピン
日本21-48オーストラリア
日本37-46チャイニーズ・タイペイ
日本29-47フィリピン

サイズ・フィジカルに劣る日本は、ゴール下を支配されていることがわかります。しかし、6月15日に行われた代表デビュー戦、国際強化試合の韓国戦で、八村選手がそんな不安を一掃します。ゴール下で圧倒的な存在感を発揮し、17得点7リバウンドの活躍。このゲームで日本は韓国を88-80と下し、リバウンド数でも42-38と相手を上回りました。

デビュー戦で強烈なインパクトを残した八村選手。ワールドカップ、そして2年後に迫った東京オリンピックで、二十歳の救世主が日本の希望となれるのでしょうか。「初のフル代表でプレッシャーは感じたか?」と尋ねられた八村選手は、「小さいころから(下のカテゴリー)の日本代表でやっているので」と堂々としたもの。この発言に、会場はおおいに沸きました。そして「自分たちの持ち味を見つけて、オーストラリア戦、チャイニーズ・タイペイ戦に向けて頑張っていきたいと思っています」と、頼もしく決意を語りました。

番組情報

『S-PARK』
<放送>
毎週土曜 24時35分~25時15分
毎週日曜 23時15分~24時30分
<キャスター>
宮司愛海(フジテレビアナウンサー)
中村光宏(フジテレビアナウンサー)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。