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2018.06.15更新

赦しとは?幸せとは?復讐に全てを捧げた男が見た絶望の向こう側

壮絶復讐劇『モンテ・クリスト伯』遂に完結

モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐- 第9話

南条幸男(大倉忠義)、神楽清(新井浩文)、入間公平(高橋克典)へのモンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の復讐は、彼らの家族たちも巻き込みながら結末を迎えようとしていた。

真海が守尾信一朗(高杉真宙)に渡した薬を飲んだ未蘭(岸井ゆきの)は未だに昏睡したままで面会謝絶。信一朗は入間からも促され、真海の別荘を訪ねる。許さないと詰め寄る信一朗に、真海は許しなど求めていないとつぶやいた。

未蘭を排除した瑛理奈(山口紗弥加)は、いよいよ貞吉(伊武雅刀)を殺害しようとする。だが、そこに入間が帰ってきてしまう。すると貞吉は眼で話があると入間に合図。入間と2人きりになった貞吉は、真海が残していったボードを使って会話を始め未蘭に毒を盛ったのは瑛理奈だと知らされた。

倉庫に閉じ込められた神楽は、国有地売却の件で議員と自分に闇献金疑惑がかけられ東京地検特捜部が捜査に動いたことを知る。そこに天野満(柳俊太郎)が手下を連れて現れた。天野は神楽に拷問を始めるが、それはかつて柴門暖が受けたような過酷なものだった。

幸男とすみれ(山本美月)は真海に会いに行こうとしていた。だが、その途中、愛梨(桜井ユキ)から明日花(鎌田英怜奈)と一緒にいると連絡が入る。自分に恨みを持つ愛梨と娘が一緒だと知った幸男は、すみれを帰して独りで真海に会いに行くことに。

その頃、真海は入間と会っていた。真海は入間に留美(稲森いずみ)と安堂完治(葉山奨之)が一緒に逃げていると教える。さらに真海は信一朗を悪用するなと入間に釘を刺した。

真海が柴門家の墓参りをしていると、すみれが現れる。すみれは復讐をやめるよう懇願するが、真海は殺したいほど憎む相手がもがき苦しむ姿を見るのは幸せだとうそぶく。だが、真海はすみれが幸男や明日花を捨てて自分と結婚するなら復讐をやめてもよいと提案。返事は翌日の晩さん会で聞くと言い残し、真海は去って行った。帰りの車中、真海は土屋慈(三浦誠己)にある仕事を任せた。

入間は留美に連絡を入れ、安堂を逃がすと約束し、待ち合わせた。不信感を抱く安堂に入間は、自分と留美が両親だと打ち明ける。混乱する安堂を入間は海外に逃がすと告げて留美を残して連れて行く。入間と安堂が着いたのは港。入間は安堂を船に乗せると言うのだがウソだった。すきをついて安堂を殴り倒した入間は、山林で生き埋めにする。入間が去ると現れたのは土屋。土屋は必死に安堂を救おうと…。

一方、真海の留守中に別荘に来た幸男はワインを飲み、愛梨と話をしていた。自暴自棄な幸男を愛梨はワインに薬を入れて眠らせる。

真海は神楽に会いにゆく。テレビで自分が死亡したというニュースが流れておかしくなりそうな神楽に、真海は自分の復讐は全部あなたに教わったと告げる。自分は何も手を下さずに邪魔な人間をつぶし、平然と生きるというやり方だ。謝る神楽に、真海は簡単には殺さないと告げて出て行った。

翌朝、入間は留美の待つ教会へ行き、安堂を逃がしたと告げる。だが、留美はすぐに嘘だと気がついた。安堂の行方を問う留美に、やることはやったと入間は怒鳴りつけて帰っていく。入れ違いに真海が留美のもとへ。真海は留美に感謝のしるしと封筒を渡す。

入間が家に帰ると瑛理奈の様子がおかしい。瑛理奈は入間と留美に隠し子がいることを何者から知らされていたのだ。詰め寄る瑛理奈に、入間はお前こそ財産目当てで前妻などを殺したと言い返す。そして、入間は瑛理奈に別れを告げて警視庁へ向かった。

入間が刑事部長室で部下からの報告を受けていると、寺角類(渋川清彦)殺害事件の記者発表が始まった。安堂を被疑者と特定して公開捜査とする発表だ。と、会見場に突如留美が現れ、安堂が入院していることや入間との関係などを暴露。もちろん、入間が安堂を殺そうとしたこともぶちまける。

驚いた入間は部下を退け、ふらつきながら家へと逃げ帰る。まだ、家にいた瑛理奈に一緒に逃げようと誘う入間。だが、瑛理奈はもう遅いとつぶやいて血を吐いた。自ら服毒していたのだ。入間は瑛人(宇都宮太良)を探して貞吉の部屋に行くと真海がいた。真海は貞吉が自分を身代りにしたのは全て自分のせいだと言っていると入間に突きつける。その良心は入間に受け継がれなかったと。放心した入間は庭に飛び出して小さなシャベルで穴を掘り始める。いつまでも、いつまでも…。

信一朗が未蘭の部屋の前で自分を呪っていると、呼びかける声がする。未蘭だ。謝る信一朗に未蘭は違うと否定し、信一朗と真海が自分を守ってくれたと明かす。付き添う医師の尾崎実(久ヶ沢徹)は真海から瑛理奈が未蘭を殺そうとしていると相談されていたと言う。信一朗が未蘭に飲ませたのは解毒剤と昇圧剤を混ぜたものだったのだ。さらに、真海は搬送された直後に未蘭を見舞い、謝っていたと言う。尾崎は真海から2人に預かったと、メモを渡す。そして、真海が昔から信一朗を知っていたようだったと言う尾崎。信一朗は、その時、真海が暖ではないかと気が付いた。

その夜、真海は愛梨を別荘から遠ざけ、ついに最後の晩餐を行う。手足を結束した幸男と神楽。そこに、すみれもやって来た。幸男は真海が自分たちを道連れに死のうとしているとすみれに逃げるよう促す。ダイニングのフロアには大量の灯油が撒かれていたのだ。だが、すみれは逃げず、真海に復讐をやめるよう諭す。すると真海はテレビをつける。

流れ出したのは、暖とすみれの披露宴で流したビデオだった。ビデオを見終えると真海は、神楽たちに暖をどう思っていたのかと尋ねる。すると、神楽は船長の座を取られてむかついたこと、幸男は暖が逮捕されてホッとしたと本音を口にする。だが、2人とも昔のことなど忘れていたと言うのだ。

すべてを聞いた真海は、すみれに再びしたプロポーズの返事を促す。悲しい最後のプロポーズに、すみれは真海と一緒になると答えた。結果、幻となった結婚式場でしたばんざいをつぶやく真海。やはり、最後に愛は勝つのだと、真海は幸男と神楽の結束を解き、すべての計画は終わったと出てゆくよう告げる。3人が部屋から出ると、真海は灯油にマッチの火を落とした。

真海の復讐劇は、幸男、神楽、入間という逮捕者を出して幕を閉じた。だが、火に包まれた別荘からは、真海の遺体はまだ見つかっていない。

すみれは明日花と、留美は安堂と新たな人生へ向かおうとする。退院した未蘭は信一朗に入間が医療刑務所に収監されたと話す。その時、真海が2人に託したメモを読む。そこにはイタリア語で「待て!しかして希望せよ!」と書かれていた。

……どこかの海辺を歩く一人の男。近づいてゆく女が一人。まるで待ち合わせたかのような2人は………

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番組情報

『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』
<放送日時>
最終回:6月14日(木)21時~22時48分放送
<出演者>
ディーン・フジオカ 大倉忠義 山本美月 新井浩文 高橋克典 他

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。