Muscat~フジテレビの番組情報

2018.06.11更新

戦いの舞台に戻ってきたプリンセス、栗原恵の決断に迫る!

6月10日『S-PARK』

栗原恵がコートに立ち続ける理由

6月10日放送の『S-PARK』は、バレーボールの栗原恵選手に密着。アテネ、北京と2度のオリンピックを経験、全日本のエースとして活躍した栗原選手が、今もなおコートに立ち続ける理由に迫りました。

プリンセス・メグの栄光と苦悩

ロシアスーパーリーグ、ディナモ・カザン時代の栗原選手

今年6月、栗原恵選手の姿は、兵庫県西宮市にあるJTマーヴェラスの練習場にありました。最後の全日本から6年…かつて「プリンセス」と呼ばれた栗原選手は、今もコートに立っています。2003年、19歳で出場したワールドカップバレーで大山加奈選手とともに「メグカナ」ブームを巻き起こし大ブレーク。その後、アテネ、北京とオリンピックに2大会連続出場。2011年には、ロシアスーパーリーグのディナモ・カザンでプレーするなど海外経験も積みました。そんな彼女も現在33歳。若手の台頭、昔とは違う体力、常に「これが最後になるかもしれない」という思いで現役生活を送ってきました。

栗原選手は、2014年から日立リヴァーレでプレー。昨年7月に宮城県南三陸町で行われた夏合宿では、15歳も年下の若手と同じメニューをこなして体を鍛え、2017/18V・プレミアリーグ開幕戦ではスタメン出場。187cmの長身から繰り出すスパイクと高いブロックで得点を重ねました。しかし、チームは開幕10戦で3勝と勝ち星に恵まれず、流れを変えるためにスタメンから外れたのは、栗原選手でした。それでも「やる気のない姿勢を見せるのは簡単。でもそれは自分があとで後悔する」と、練習では全力プレーを怠らず、若手にその背中で姿勢を示しました。結局、昨シーズンは、最終戦でもコートに立つことはなく、彼女はチームを去る決断をします。

「十分やりきった。15年の現役生活にピリオドを打っても構わない」と、バレーから離れ穏やかな日々を過ごしていた栗原選手。しかし、そんな彼女の気持ちに「待った」をかけたのが、JTマーヴェラスの吉原知子監督でした。吉原監督は、栗原選手が19歳のときの全日本のキャプテン。「彼女はいろいろな経験をしてきていますし、いい意味でお手本になってほしい。やる姿勢や取り組む姿勢。もう一回“栗原恵”というものを見せられたらいいんじゃないか」と、声をかけた理由を明かしました。

再び戦いの舞台に戻ってきた栗原選手。「やめた方がいいのかなって、ずっと思ってたんですけど、悔いはないけど、燃え尽きたかと言われるとわからなくて。もうやるしかない。決めたので」と笑顔を見せます。「今の時間、今味わえることを大事にしながらチャレンジしていけたら」と意気込みを語り、さらに東京オリンピックについても「過去に五輪を経験させてもらって、それが東京である。“何をするのか”をちゃんとやっていけば(東京五輪出場も)ついてくると捉えています」と、頼もしい発言も飛び出しました。

番組情報

『S-PARK』
<放送>
毎週土曜 24時35分~25時15分
毎週日曜 23時15分~24時30分
<キャスター>
宮司愛海(フジテレビアナウンサー)
中村光宏(フジテレビアナウンサー)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。