2018.05.25更新
日本を代表するその道を極めた識者(=モノシリー)が、とっておきの話を映像・写真を使って熱弁してくれる、知的好奇心がくすぐられまくりのバラエティ番組『モノシリーのとっておき』。5月25日の放送では、カメラがとらえた世界中の衝撃的な凶悪犯罪の映像を見ながら、防犯のスペシャリストである3人のモノシリーたちに「今すぐ使える防犯テク」を教わります!
まず、誰でも巻き込まれる可能性のある犯罪のひとつ「ひったくり」。犯罪ジャーナリストの中島正純さんによれば、ひったくりの被害者の8割は女性、そして犯行の発生率が高いのは午後6時~11時の時間帯とのこと。
もしひったくりにあってしまったらどうすればいいのか?護身術師のおりえさんに、対策を伺います!
おりえさん「犯人もまっすぐ引っ張るじゃないですか、私たちもまっすぐ引っ張ると、力負けしちゃうんですね。下にストンと落とすことで相手のバランスを崩したり、相手が一瞬ひるんで時間を止めることができますので、様子をうかがうことは可能です」
さらに近年多い電車の中でのひったくり被害について、防犯アドバイザーの京師美佳さんから対処法が。
京師さん「犯人は逃げることを想定しているので出入口付近が一番狙われやすいです。みなさん端に座りたがるんですが、四隅は人の目にもつきにくいですので、スリとか痴漢の被害にもあいやすい。車両のなかほどに立ったり座席でも中央に座っていただくのがいいです」
続いて、狙われたときにたくましくも立ち向かい犯人を撃退したケースの映像が流れ、いざというときのための護身術を紹介。後ろから突然襲われたときの対処法を、山里さんを犯人役にして護身術のプロ・おりえさんがレクチャーします。
「後ろから抱き着かれて『イヤイヤ』としていると羽交い絞めにされて暗闇に連れ込まれる恐れがある」とおりえさん。そのとき、バンザイをして下にスッと抜けるようにすると、簡単に逃れられるんだとか。そしてそのまま「助けて」と大きな声を出して走って逃げるのが大切だそうです。これには、「けっこうきつく捕まえてたんですけどね」と山里さんもビックリ。
さらに、か弱い女性でも、夜道などで口をふさがれてしまった場合、片手で簡単に犯人を撃退できる方法が!
おりえさん「特に親指がつかみやすいです。指を思いきりはがしてください。どの指でもいけます。折れるか取れるかどっちか」
危ないので練習するときは注意が必要だそうです。小柄な生駒さんも護身術に挑戦!
「外側にこう!」というおりえさんのアドバイスにより、犯人役の濱口優さんの親指を思いきりグイっと外側に引っ張ると、「イテテテテ!」と濱口さんも思わずのけぞりました。
「一本(指を)やられると全然力入らないですね」と濱口さん。生駒さんは「私は今全然力入れてないんですよ」と意外そうな感想でした。
物騒な事件も多く、どんな犯罪に巻き込まれるかわかりません。いざというときに身を守れるよう、日ごろから防犯意識を高めているといいかもしれません。
文=小林麻美
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。