2018.05.25更新
モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカさん)による復讐劇『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』(毎週木曜22時放送)。複雑な人間関係にさらに手の込んだ、まさに“華麗なる復讐”が展開されています。そんな中、一服の清涼剤とも言えるのが岸井ゆきのさん演じる入間未蘭と守尾信一朗(高杉真宙さん)という若い2人のピュアな恋愛。未蘭役の岸井さんにお話を伺いました。
「1800年代にフランスで描かれた物語が、どうアレンジされて日本のドラマになるのか、楽しみでした。その中で、私は『ロミオとジュリエット』のジュリエットのような役割を担ってほしいと言われて。現代劇でそれができるのはとても貴重な機会だと思いましたし、入間未蘭という役の設定と状況にわくわくしました」
禁断の恋、許されざる恋をする未蘭は確かにジュリエットに重なります。また、未蘭は真海の復讐対象、入間公平(高橋克典さん)の娘。そして、公平の後妻・瑛理奈(山口紗弥加さん)は誰かの命を狙っている様子。
「瑛理奈は、“相手を殺してやる!”という感じではなくて、どこか“私のために死んでくれる…?”みたいな少し違う優雅さがあって、それが狂気に満ちていて美しいですよね。目的のためには手段を選ばない瑛理奈の笑顔は本心で、この状況をもしかして楽しんでいるんじゃないかと思ってしまいます。未蘭は家の中に人殺しがいるなんて考えもしてません。多分」
一途で、純粋な未蘭なのですが、岸井さんは、
「純粋なんですけど、ただ純粋なだけではなく、親の言いなりにはなりたくないと思いつつも、どうしたらいいかわからない。特に行動も起こせず、親の敷いたレールの上に乗せられているというか。そんな中で信一朗に出会い、今まで向き合ってこなかった自分の気持ちに気付いて、ようやく真剣に自分の人生について考えることができたのかなと。このドラマの中でどんどん人間らしくなっていけばいいな、と思っています」
ジュリエットは自ら命を絶ってしまいます。瑛理奈が手にするのは毒。となると、白雪姫の要素も出てきますが…未蘭は自らの危機に気づくのでしょうか?
「いつかは気づくと思います。でも、このことが表に出ることによって入間家は破滅していくと思いますが…どうなるんでしょう。“一番大切なものを壊す”と真海は言っています。公平の一番大切なものが未蘭だったとしたら、個人的には少し嬉しいです。公平の愛は未蘭にまっすぐ伝わっていないと思うので。もう誰も死んでほしくないなぁ…」
入間家という宿命、そして恋に揺れる未蘭は救われるのでしょうか? 岸井さんの熱演とともに注目してください!
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