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2018.05.24更新

ついに宿敵を潰す…死よりも残酷な結末

5月24日（木）放送あらすじ

モンテ・クリスト伯－華麗なる復讐－　第6話

モンテ・クリスト・真海（ディーン・フジオカ）の復讐は、ついに死者を出すまでに至った。その犠牲は入間公平（高橋克典）一家の崩壊を意味している。真海が放つ復讐の火種は南条幸男（大倉忠義）と神楽清（新井浩文）の関係も絶ち、大炎上を招こうとしていた。
香港のタブロイド紙が十数年前に失踪した有名俳優、ショーン・リー（ジョーナカムラ）一家が裏組織ヴァンパに殺害されたという新証言を掲載。記事は真海が裏で手を回したものだが、幸男の弱点を探る神楽も食いつく。ショーン一家失踪当時の付き人が幸男だったからだ。もちろん幸男、そしてヴァンパも…。

バーで1人飲んでいた幸男は“あの時”を思い起こす。ヴァンパに多額の借金をしていた幸男はショーン一家の留守宅に組織を招き入れる。宝飾品などを盗み出すことで借金をチャラにしようとしたのだ。だが、そこにショーンたちが帰宅。組織のメンバーは、夫婦を殴り倒す。
幸男が気づくと両隣に男が座っていた。ヴァンパのボス、ダニー・ウォン（葉山ヒロ）たちだ。裏切り者を始末しに来たのだが、幸男は自宅に脅し文句が書かれたファックスが送られたことを男たちに話す。すると最近、香港で過去の幸男のことを嗅ぎ回る人間がいたと教えられる。神楽の秘書、牛山直紀（久保田悠来）だ。男たちは牛山の動きを止めるよう幸男に命令する。

だが、事件の真相を知っている人間は幸男とヴァンパのメンバーだけではなかった。それは、両親を目の前で殺害されたショーンの娘、エデルヴァ（田畑志真）。その頃、別荘にいた真海は、愛梨（桜井ユキ）に「君の復讐が始まる」と話していた。
幸男は神楽を訪ね、自分の周辺を嗅ぎまわるのは止めろと告げる。ショーン一家失踪事件のことかと聞き返す神楽に、幸男はもう一度首を突っ込むなと警告して部屋を出た。行き違いに部屋に来た牛山に、神楽は幸男が事件に絡んでいることを確信したと告げ、真海に会いに行く。

真海と会った神楽は、以前聞いた幸男と香港マフィアの関係はショーン一家のことだろうと尋ねる。すると真海は当時の警察の捜査資料だとファイルを示す。犯人のつながる証拠も手に入れているという真海に、神楽は資料を貸して欲しいと頼むが断られてしまった。
神楽は寺角類（渋川清彦）を呼び出し、真海の別荘から幸男のファイルを盗み出してくるよう依頼する。窃盗で刑務所暮らしをした経験のある寺角は、引き受けた。しかし、そんな2人のやり取りは真海に盗聴されている。

早速、真海の別荘を探りに行った寺角は、安堂完治（葉山奨之）が出てくるのを見て驚く。そして、寺角は安堂と留美（稲森いずみ）のツーショット写真を撮った。1人になった安堂に声をかけた寺門は写真で脅し、真海の別荘に忍び込もうと持ちかける。実は、寺角と安堂は刑務所で服役中の知り合いだった。だが、安堂は誘いを断る。

一方、入間家では未蘭（岸井ゆきの）に魚に届けに来た守尾信一朗（高杉真宙）に入間が冷たく接していた。父の頑なな態度が気になる未蘭は市場を訪ね、富永大悟（高橋努）から守尾家の過去を聞く。守尾漁業の社員がテロリストとして逮捕され、社長が他界し、会社も無くなってしまったことを…。15年前、それは未蘭の父、入間がテロリストメンバー逮捕の功績で警視総監賞を受け取った年だ。入間家にはその時の賞状が飾られている。

一度は断ったものの、借金で首が回らない安堂は寺角と手を組むことに。そんな時、真海は別荘に留美を呼んで、安堂が詐欺や窃盗の前科があったと謝る。さらに、安堂はこの別荘近くの公衆電話に捨てられていた赤ん坊だったと。赤ん坊の安堂が発見された年月日を知らされた留美の目に涙が浮かぶ。様子を見ていた真海は安堂が寺角という窃盗の常習犯と行動を共にしていると留美に警告した。

留美は寺角と行動する安堂の後をつける。すると2人は真海の別荘に出かけ、住人の留守を狙って忍び込んだ。後から入った留美は、止めようと安堂を諭す。そんな留美を寺角が鈍器で殴りつけた。驚く安堂を尻目に、寺角は倒れた留美に襲いかかる。抵抗する留美は寺角を切りつけた。怒った寺角が再び襲いかかると思わず安堂は、寺角を刺してしまった。その様子を暗闇から真海が眺めていた。留美と安堂は寺角を別荘から連れ出し、林の中に埋めようとするが車が通りかかったので逃げて行く。