2018.05.18更新
日本を代表するその道を極めた達人(=モノシリー)が、とっておきの話を映像・写真を使って熱弁してくれる、知的好奇心がくすぐられまくりのバラエティ番組『モノシリーのとっておき』。5月18日の放送では、ドラマ『陸王』でも注目を集めた靴のプロ・シューフィッターのもとを訪れるためロケを敢行! 全国に11人しかいない“マスター・オブ・シューフィッタ―”、つまり靴選びのプロ中のプロである久世泰雄さんに、男性の9割、女性の7割が間違えているという靴選びについて、正しい方法を教えてもらいました。
久世さんは、お客さんの足のサイズを測り、歩き方を入念に診断し、クセや特徴を矯正するためにインソールを調整するなどして、1時間ほどかけてその人に合う靴を選ぶのだそう。
早速ゲストのケンドーコバヤシさんが靴を見てもらうと、「サイズがちょっと大きいです」と指摘が。
ケンコバさんのはいていた革靴は、手前にシワがあることから、「足の曲がり位置と靴の曲がり位置があっていない」とのこと。的確な靴の分析に、MCの古舘さんも「靴の司法解剖だ」と思わずうなります。
さらに、ケンコバさんの靴のサイズも診断。「足長25.5から26くらいです」という久世さんに、ケンコバさんは「え! そんなわけないですよ。普段僕29センチですよ!」と真っ向から反発!
ケンコバさん「バッシュなんかだと29.5センチありましたよ」
久世さん「それはその通りだと思います、でもこの足は26しかないです」
古舘さん「何センチも誤差がある、大間違いなんだよ」
ケンコバさん「29センチはいてますもん!」
まさかの言い争いが勃発した末、久世さんが選んだ26センチの靴をはくと、見事にピッタリだったケンコバさん。ゲストの佐藤仁美さんから、「どんだけ自分を大きく見せたかったの(笑)」とツッコミが!
ちなみに、29センチの靴をケンコバさんの足に並べると、こんなにも差が。大きい靴は一見楽なようで、靴の中で足が動いてしまうため、おさえようとする足の指に負担がかかり、腰痛やひざ痛の原因になってしまうとか。かかと部分に隙間がなく甲が痛くない、そしてつま先に1センチから1.5センチの隙間があるものを選ぶといいそうです。
続いて、ゲストの佐藤仁美さんにピッタリ合う靴を選ぶということで、佐藤さん愛用のブーツを診断。すると、「若干、脚長差があるんですよ」と久世さん。脚長差とは、骨盤のゆがみや関節痛などが原因で両足の長さが異なる症状。
靴底の減りを確認すると、右足の減りが早いことから、右足のほうが少し長いと判断されました。特殊なインクをひいたプリント板に体重をかけて片足ずつ型をとり、佐藤さんの足事情を丸裸に。
久世さん「かかとの大きさを見てください。まったく違いますね」
全員「ホントだ~!」
古舘さん「右のほうが細くて左が太い!」
久世さん「つまり左側に重心が7割から8割乗っている」
そして久世さんは佐藤さんの歩き方から、右足が外を向いていることを指摘。
佐藤さん「(ライザップの)トレーニングに行ってるときも、いっつも右足中入れてくださいって言われてた」
久世さん「言われてもなかなかご自分じゃ修正できないと思うんで、それを修正するのが我々です」
古舘「あ~もう具体的だな~!」
そして、さまざまな問題点をかかえた佐藤さんにピッタリ合う靴がこちらです。
佐藤さんも「え、ピッタリなんだけど! 気持ちいい~!」 と大絶賛!さらに、ここからがシューフィッターの真骨頂。インソールでもっとピッタリと合うように調整します。
ピッタリの靴をはいて歩いた佐藤さんが「姿勢がよくなった気がします!」と感動気味に言うと、「気じゃなくて、なってます」と久世さんも太鼓判! 思わず久世さんとガッチリ握手を交わした佐藤さんでした。
靴選びひとつで姿勢や歩き方までよくなり、腰痛も解消しちゃうかも! ぜひ一度、近くのシューフィッターに自分ピッタリの靴を探してもらってはいかがでしょうか?
文=小林麻美
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