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2018.05.08更新

「引退ではない」イチロー、異例の生涯契約!MLBで輝き続けた18年

5月6日(日)『S-PARK』

現地シアトルを緊急取材!

5月6日(日)放送の『S-PARK』は、日米の野球界に衝撃が走ったイチロー選手の“決断”を、現地シアトルで緊急取材。マリナーズと異例の生涯契約を結んだイチロー選手の思いや、現地の反応に迫りました。

マリナーズと生涯契約、「会長特別補佐」に就任

今年、6シーズンぶりに古巣マリナーズに電撃復帰したイチロー選手。2001年以来のプレーオフ進出を目指すチームの中で、イチロー選手の打率は伸び悩んでいました。そんなタイミングで発表された前例のない待遇。イチロー選手が結んだのは、マリナーズと生涯契約を結び、「会長特別補佐」に就任すること。そして、今シーズンの残り試合には出場しないというものでした。

会見でイチロー選手は「セーフコ・フィールドに来る家から球場までの道のり、帰り道、ユニフォームを着られる時間、毎日かみしめていました。それが終わってしまうのかなってことも考えましたし、その覚悟はありましたし。ただ、こういう提案がチームの方からあって。こんな形を取ってくれたのが、本当に信じられないですよ」と異例のオファーについてコメントしました。

この突然の発表に、現地シアトルの反応もさまざま。長年メジャーリーグを取材し、日本人で初めて全米野球記者協会の理事に就任した、サンケイスポーツ紙の田代学氏は、「事実上の戦力外と受け取っています。ただマリナーズにとっては実績のある選手。功労者ですし、今後のことを考えても『ほかに行ってほしくない』とうのはあると思いますね」、地元紙「The Seattle Times」のディビッシュ記者も「今回の異動には驚かなかったよ。今のマリナーズに外野手は5人も必要ないからね」、マリナーズファンも「すごく感謝しているけど、そのときが来た。次に進むべきなんだよ」、現地のテレビ番組でも「(引退という言葉は使わなかったが)今がまさにそのときなんだと思いますよ」とコメンテーターは明言します。

しかし、その一方でこんな声も上がっていたのです。マリナーズのチームメイトである、R.カノ選手は「イチロー選手は、まだマリナーズにいる。彼の存在は大きいよ」、D.ゴードン選手は「彼が戻ってくるように祈ってる」と。そう、イチロー選手が交わした契約は、引退ではなく、あくまで現役続行の可能性を残したものなのです。イチロー選手自身も、「僕が杖を使い出したら辞めるとき。まぁ(今シーズンは)ゲームに出られないので、来年の春に僕が240ポンド(約109キロ)になっていたら終わりですよ。ただ、その可能性は低いと思うので、そうでなければ終わりではないと思います」ときっぱり。来シーズン以降、イチロー選手がプレーする確率はゼロではないのです。

日本人野手初のメジャーリーガーとして歩み始めてから18年。今も、その輝きは色褪せることがありません。そこには、いつもと変わらずチームメイトに交じって練習する、イチロー選手の姿があります。

番組情報

『S-PARK』
<放送>
毎週土曜 24時35分~25時15分
毎週日曜 23時15分~24時30分
<キャスター>
宮司愛海(フジテレビアナウンサー)
中村光宏(フジテレビアナウンサー)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。