2018.05.04更新
日本を代表するその道を極めた識者(=モノシリー)が、とっておきの話を映像・写真を使って熱弁してくれる、知的好奇心がくすぐられまくりのバラエティ番組『モノシリーのとっておき』。5月4日の放送では、ペットのしつけや生態に精通した“動物のプロ”たちが大集結! 動物たちの数々の貴重映像とともに、ペットの意外な生態について教えてくれました。
人間のトイレで用を足して水を流す犬や、エサが欲しいときにベルを鳴らす猫など、可愛すぎるペットたちの貴重映像を見てほっこりするゲストたち。すると突然質問が!
ワンちゃんとの散歩で正しいのは?
A.散歩の時間を決める
B.散歩の時間を決めない
さぁ、どちらでしょうか?
「ご飯の時間のように散歩の時間も決めたほうがしつけになっていい」というよゐこ・濱口優さんと渡辺麻友さんに対し、ペットを飼っているカンニング竹山さんは「決めない」という意見に。
竹山さん「散歩の時間を決めてしまうと、その時間になったら向こうが要求してくると思う。となると、立場逆になってくるじゃないですか」
古舘伊知郎さん「犬が要求しちゃう?」
竹山さん「だから基本的には、お前はもう俺の気持ちひとつなんだよってことを常に教えとかないと。うちは毎朝8時にご飯あげてたんですけど、最近朝7時半くらいになると俺のベッドで顔舐めがひどくて。もうやめてくれって言っても、ご飯あげるまで顔舐めてきやがる。だから時間を決めちゃうのはまずい」
竹山さんはご自身の体験からきた回答でしたが、実際はどうなんでしょう?
答えは、B!
日本警察犬協会の訓練士である藤井聡さんによると、「犬は習慣性が強いので、同じ時間に同じ対応を一週間続けたら、その時間を理解する」とのこと。時間を決めないで対応し、いつエサがもらえるのか、いつ散歩に行けるのかわからない気持ちにさせておけば、要求もされないということです。
藤井さん「主従関係をきちんと構築するためにも、要求されちゃダメ」
古舘さん「犬にもストレスがたまらないということですよね。学習してしまったら、行けないときものすごいストレス」
藤井さん「そうです。ストレスの軽減。健康で長生きをすると」
続いては、ものがひっくり返された部屋で、飼い主がペットの犬を叱る映像が。「あなたがやったの?」と叱ると、犬は少しずつ後ずさり。こっちに来なさいと言われても、どんどん後ろにさがり、ついにはデスクの下に逃げ込んでしまいます。
そこで問題! このときの正しいしつけの方法は?
A.すぐに叱る
B.叱らない
さきほど正解した竹山さんはBを選びました。
竹山さん「いたずらした後だから、犬とかは現行犯で逮捕しないとわからないんですよね、たぶん。ウンチしてしまうときも、現行犯じゃない限り怒んないです」
渡辺さんはA。
渡辺さん「早めに叱ったほうが、これは悪いことだって認識するんじゃないかなって」
濱口さんは竹山さんと同じBですが、理由はちょっと違います。
濱口さん「忘れたころに、そういえば散らかってたよなあって。そういえばさあって溜めに溜めた怒りをぶつけるほうが…」
古舘さん「そうするとごまかしていた自分の罪の意識に目覚めてくるだろうと」
正解はどちらかというと……。
Bでした!
ヤマザキ動物看護大学講師を務める茂木千恵さんによると、やはり現行犯逮捕が正解なのだそう。
茂木「犬の記憶が大体30秒から3分くらいでなくなっちゃうって言われてます」
3分以上経ってから怒られても、犬はなんで怒られているのかわからないんです! 驚きですね。
ゴールデンウィークは、家族でペットとゆっくり過ごしている方も多いかもしれません。今回モノシリーが教えてくれたペットの生態を頭において、彼らの行動を観察してみてくださいね。ペットという家族の一員のことが、よりわかるようになるはず!
文=小林麻美
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。