Muscat~フジテレビの番組情報

2018.04.23更新

池上彰「平成=試行錯誤」自らの悩み明かす!

4月29日(日)19時から放送

池上彰が激動の日朝関係&平成の残り一年を徹底解説

池上彰さんが日本や世界の重要なニュースをわかりやすくスタジオ解説する好評シリーズ・ニチファミ!『池上彰緊急スペシャル 激動の朝鮮半島! どうなる拉致問題! 平成の宿題 徹底解説』を、4月29日(日)19時から3時間スペシャルで放送します。
 平成が始まって今年で30年。一年後の4月30日、天皇陛下は退位され、平成という時代が終わります。そこで今回は、平成30年史に起こったさまざまな事件、災害などのニュースを振り返りながら、残りあと1年、この時代に解決すべき「平成の宿題」を池上さんが徹底解説します!
 テーマは3つで、最初は「平成の日朝関係」について。最近“力から対話”へと移行している北朝鮮。拉致問題はどうなるのか? 池上さんと、拉致被害者・蓮池薫さんとの緊急対談も決定!「残された拉致問題」を、取り上げます。
その他、今後の地震予知の行方は?将来にノーベル賞受賞者となる研究者の危機をどう救うか?など、平成30年史に起こったさまざまなニュースを振り返りながら、私たちがあと一年でやっておくべき“平成の宿題”を考えます。
 そして、番組収録後、池上彰が、自身の平成30年史について、インタビューに答えてくれました。

池上「平成=試行錯誤の激動時代でしたね」

Q.平成とは?
「平成はいろいろとありましたね。バブルがはじけてから、東西冷戦が終わってからの平成です。今から思えば、東西冷戦時代は世界の秩序がわかりやすかったんです。二大大国が対立しているという構図。平成に入り、二大大国もなくなり、何でもありで、テロが起きてくるということになった。バブルがはじけた後のデフレ状態、その中で新しいビジネスが誕生したりはじけたり、日本国内で試行錯誤が続いてきた激動の時代だと思います」

池上「記者からキャスターになったのが、平成の大事件」

Q.ご自身にとって平成の大事件は?
「実はキャスターになったのが平成になってからなんです。16年間の記者生活では、よその記者に負けないように、みんなが驚く特ダネを書くことばかり考えていたのが、平成元年から、突然キャスターになれと言われて。初めて、他の記者の書いた原稿を読むことになって、NHKのニュースってなんてわかりにくいんだろう!って。おもしろい話しを何でこんなにつまらなくするんだろうって、がく然としました。そこから“このつまらないニュースをみんなにわかりやすくできるのか?”を考え始めたわけです。それを5年間やってみたら、次は“池上、子供ニュースをやれ”って言われたんです。ニュースを読み始めた時、経済の原稿があって“こんなのわからないですよ!”と言ったら、経済部デスクから“わからないのはお前がばかだからだ!”と言われましたから。“私がばかかもしれないけれど、わからないまま読んだら、視聴者はもっとわからないですよ!”と、毎日が闘いでした」

池上「わかりやすくニュースを伝えてきましたが、ここにきて反省してます」

Q.ご自身の平成の課題は残っていますか?
「とにかくわかりやすく、わかりやすく、とやってきたのですが、今思うとわかりやすくやるだけで良いのかなと、ここにきて反省があります。本当は、ニュースをわかりやすく理解してもらって、私たちはどうしたらいいのかな?とその先に一歩いってもらいたくて伝えてきたんです。でもかなり多くの方が“あ!そうなんだぁ”ってわかって、納得しておしまい。それってどうかな?と思っていて。今、悩んでおります」

番組情報

ニチファミ!『池上彰緊急スペシャル』
      激動の朝鮮半島! どうなる拉致問題! 平成の宿題 徹底解説
<放送日時>
4月29日(日)19時から21時54分放送
<出演者>
解説:池上 彰
進行:高島 彩
ゲスト:尾木直樹、柴田理恵、千秋、堀口ミイナ、吉村崇(平成ノブシコブシ)※五十音順

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。