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2018.03.28更新

『ゲゲゲの鬼太郎』新シリーズ開始記念スペシャルステージレポート

豪華声優陣は何を語った?

AnimeJapan 2018にて、スペシャルステージ開催!

2018年3月24日(土)、AnimeJapan2018内「BLUEステージ」にて、「アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』50周年&新シリーズ開始記念スペシャルステージ」が開催されました。AnimeJapan2018は、2018年3月24日(土)~3月25日(日)に行なわれているアニメイベントで、今年で5周年を迎えます。

イベントでは、まず50周年記念映像として「50年のあゆみ」が流されました。映像では、1968年より放送が開始された第1シリーズ、1971年スタートの第2シリーズ、1985年スタートの第3シリーズ、1996年スタートの第4シリーズ、2007年スタートの第5シリーズと、半世紀にも渡って愛され続けている本作品を順を追って紹介。

第1シリーズ時はモノクロテレビだったこともあり、当時鬼太郎役だった野沢雅子さんが思わず悲鳴を上げてしまうほどのホラー感だった、というエピソードも紹介されました。

メインキャラの声を担当する豪華な声優陣が大集結!

そして、今年2018年4月1日より第6シリーズが放送されることも改めて発表され、ファンの期待が高まる中キャスト陣が登場。鬼太郎役の沢城みゆきさん、目玉おやじ役の野沢雅子さん、ねこ娘役の庄司宇芽香さん、そして本作オリジナルのキャラクター犬山まな役の藤井ゆきよさんが登壇し、一言ずつ挨拶を述べました。

鬼太郎シリーズはおよそ10年ごとに新シリーズが放送されているということで、年代によってどのシリーズを観ているかが分かれます。同世代だという沢城さん、庄司さん、藤井さんは4期ど真ん中の世代だそう。そして「再放送も放送されていたので3期もなじみ深いです」と語っていました。

現代に合わせた世界観

第6シリーズは、「人々が妖怪の存在を忘れた現代、科学では解明ができない現象が多発し、困り切った13歳の少女・犬山まながそんな状況を何とかしようと妖怪ポストに手紙を出す。すると、どこからともなくカランコロンという下駄の音を響かせて不思議な空気をまとう少年・ゲゲゲの鬼太郎がやってきて――」という設定。あらすじの紹介後は、野沢さんの生演技で「皆の衆、初出しじゃぞ! しっかり見るのじゃぞ!」と呼びかけがなされ、第一話の冒頭部分が初公開されました。

映像は、「オレ主役うううう!」と叫びながら迷惑行為を行う若者が大木に飲まれ、その様子を撮影する群衆もまた大木になってしまう、という事件からスタート。そしてその場に居合わせた主人公・犬山まなは――といったストーリーとなっていました。沢城さん曰く、「回が進むごとに登場するキャラクターが増えて、ポップな回もあれば泣ける回もあり、様々なトーンで物語が進んでいく」そうです。

まなと鬼太郎の出会い、アクションシーンなど、見どころを上映

続けて、まなと鬼太郎が出会うシーンも披露されました。「目玉おやじ」に驚きおびえつつも興味津々なまなの様子が映し出され、彼女の人一倍強い好奇心がうかがえる映像となっていました。藤井さんによると、まなは「好奇心旺盛な裏表のない素直ないい子で、気になったことにはぐいぐい首を突っ込んでいってしまうタイプ」だそう。

鬼太郎にはかわされ逃げられてしまう傾向にあるようですが、沢城さんが演じる鬼太郎のかわし方がかっこいいと絶賛し、「個人的には非常にグッときております!」と話していました。

さらに、本作はアクションシーンも見どころの1つということで、迫力あるバトルシーンも公開されました。バトル内ではお馴染みの“リモコン下駄”や“髪の毛針”、そして新たな形状の“指鉄砲”などが映し出され、「小学生に真似してもらえたらいいなと思っています」と沢城さん。庄司さんも「指鉄砲を撃ったあとの鬼太郎がすごくかっこいい!!」と推していました。

ただ受け継ぐのではなく、“新しい気持ちで”

沢城さんは、鬼太郎を演じるにあたって「プレッシャーがないと言ったら嘘になりますが」と前置きしつつ、1期ずつ鬼太郎像が違う点について触れ、「受け継ぐというより今からスタートという気持ちで演じています」と話しました。今期で描きたい鬼太郎像をどれだけ表現できるかを大事にしていきたい、とのこと。

まなを演じる藤井さんは、「50年愛され続けた作品であることを考えると、重みを感じます」と胸中を明かし、「私もバトンを繋いでいけるよう頑張らなくては」と、改めて決意を新たにしていました。

そして野沢さんも、沢城さん同様「引きずることはやめようと思っています」と、“今期の目玉おやじ”というキャラクターを大事にしたいと話しました。また、ねこ娘は今期からビジュアルが一気に変わり、より現代風に進化。庄司さんは、「長い手足を生かしたアクションシーンも登場してきます」と語ります。一味違う6期のねこ娘に期待したいですね。

一通り登壇者たちの演じるキャラクターの紹介が終わると、今度は鬼太郎ファミリーの紹介に。ねずみ男を古川登志夫さん、砂かけばばあを田中真弓さん、子泣きじじいとぬりかべを島田敏さん、一反もめんを山口勝平さんが演じることが明かされました。また、第2話から登場するこの仲間たちの登場シーンも特別公開。

キャスト陣が非常に豪華な本作品。さらに主題歌にも力を入れているとのことで、オープニング曲『ゲゲゲの鬼太郎』は氷川きよしさんが担当します。また、エンディング曲『鏡の中から』は、今話題のアイドルグループ「まねきケチャ」が歌うそう。

当日は氷川さんからビデオメッセージが届き、氷川さんの大ファンだという野沢さんは大喜び。氷川さんも小学生の時に『ゲゲゲの鬼太郎』を観ていたそうで、友達と絵を描いていたとのこと。主題歌を歌えて本当に嬉しい、と話しました。

ステージの最後はキャスト陣から来場者やファンに向けてメッセージが贈られました。

野沢さんは目玉おやじの声で「絶対に見てくれ。よろしく」と述べ、庄司さんは「劇場版のような迫力です!」とファンの期待に応えられる出来になっていることをアピール。また、藤井さんは「何回も見て結末を知っていても面白い」、沢城さんは「ぜひこの第6期1話のスタートを一緒に切っていただきたいです!」と改めて呼びかけました。アニメの放送開始まであとわずかです!

取材・文=月乃雫

番組情報

『ゲゲゲの鬼太郎』
<放送>
4月1日(日)スタート 毎週日曜9時~9時30分
<スタッフ>
原作:水木しげる
シリーズディレクター:小川孝治
シリーズ構成:大野木寛
キャラクターデザイン・総作画監督:清水空翔
音楽:高梨康治、刃-yaiba-
制作:フジテレビ・読売広告社・東映アニメーション
<キャスト>
鬼太郎:沢城みゆき
目玉おやじ:野沢雅子
ねずみ男:古川登志夫
ねこ娘:庄司宇芽香
犬山まな:藤井ゆきよ
砂かけばばあ:田中真弓
子泣きじじい:島田敏
ぬりかべ:島田敏
一反もめん:山口勝平

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。