2018.03.14更新
2018年3月8日(木)、フジテレビアニメラインナップ発表会2018として「Plus Ultra」が開催されました。本イベントは、アニメファンとしてお馴染みのニッポン放送・吉田尚記アナが司会進行役を務め、LINELIVE、YouTube Live、ペリスコープで中継されました。
まずは、「ノイタミナ」タイトル2 作品の発表。今年14年目となる「ノイタミナ」は、現在61作品、779話を放送しており、今や不動の地位を獲得しているアニメ枠です。
左から吉田尚記アナ、伊達朱里紗、伊東健人
まずは、4月12日放送開始予定の新アニメ『ヲタクに恋は難しい』、通称“ヲタ恋”の発表。本作品はpixivから誕生し、同サイト内のオリジナルコミックブックマーク数歴代1位を獲得している大人気漫画作品が原作。現在シリーズ累計売上550万部を突破しています。腐女子であることを隠している明るく元気な26歳OLの桃瀬成海と、イケメンで重度のゲームヲタクである二藤宏嵩のヲタクラブコメディです。
壇上には、ゲストとして桃瀬成海役の伊達朱里紗さん、二藤宏嵩役の伊東健人さんが登場し、ヲタ恋についてのトークを繰り広げました。作品の中には、ヲタクなら反応してしまう漫画やゲーム、アニメのネタが多数盛り込まれており、2人とも、友達や家族と盛り上がれる作品であると語っていました。
今回のイベントでは、そんなヲタ恋情報として、「キービジュアル」「エンディングテーマ」「ヲタ恋ラジオ放送決定」が発表されました。キービジュアルは、キャスト陣も初めて見たそうで、「めっちゃいいですね!!」と伊達さん。メインキャラの後ろに立つ男性・樺倉太郎は、この中では一番ライトなオタクという設定なのですが、声優が杉田智和さんということで、「作中に登場する分からないヲタクネタを逆に教えてもらっています(笑)」とお2人。
また原作者のふじたさんが脚本会議やアフレコ現場にスタッフとして参加していることが明かされ、原作ファンの期待にも応えられる仕上がりになっているとのことです。
先日公表されたオープニング曲『フィクション』(sumika)に引き続き、エンディング曲も発表されました。エンディング曲『キミの隣』を担当するのは、第1回「ウタカツ!オーディション」で準グランプリを獲得したhalcaさん。halcaさんのデビュー曲でもある本楽曲を使用したPV映像も初公開されました。さらには、4月から、文化放送 超!A&G+にて、『~ヲタ恋ラジオ~「ラジオは専門外ですけどがんばります。」』も放送されることが決定しているそうです。
(C) ふじた・一迅社/「ヲタ恋」製作委員会
内田雄馬(左)と野島健児
続いて、今年7月から放送開始予定の新アニメ『BANANA FISH』に関する新情報。『BANANA FISH』は、1985年から1994年まで『別冊少女コミック』(小学館)にて連載されていた吉田秋生さんの大ヒット漫画作品が原作。コミック累計売上冊数は、なんと1100万部を突破しています。容姿端麗で戦闘力も高い少年アッシュが、自身が束ねるストリートギャングに殺された男が「バナナフィッシュ」という謎の言葉を発したのを聞き、この謎を追い求める、という物語です。
ステージ上には、アッシュ・リンクス役の内田雄馬さん、奥村英二役の野島健児さんが登壇。スタッフはもちろんのこと、司会の吉田さんまでもが本作品の熱いファンである様子。野島さんはオーディションを受けるにあたって原作を全巻購入したそうで、「作品の深さと内容の濃さに驚きました」と作品への感想を述べました。また、内田さんも「人の一生を追うくらいの重みのあるストーリーでした」、と作品の奥深さを感じさせられたと語っていました。
ここで、『BANANA FISH』の魅力をまとめて紹介する、「ここがすごいよ!BANANA FISH」のコーナー。1つめの魅力は、「ハードな世界観」。舞台となっているニューヨークの様子が非常にリアルに描かれているようで、「そこに暮らしてたんじゃないかというくらいのリアリティ」「生活がリアルで空気感が完成されています」と口々に語っていました。また、ハードボイルド監修というスタッフがついているそうで、ハードな世界観を大切に作っている、とのことです。アニメでは、原作のハードさはそのままに舞台を現代へと移し、スマホを使っていたり、ファッションも現代風になっています。
そして2つめの魅力は、「アッシュと英二の絆」。内田さんは、オーディション用のテープの収録時に体調を崩していたそうで、「今思うと、窮地に陥っていたおかげで、こういった世界で生きるアッシュの感覚に近づいたのかもしれない」と裏話を告白。野村さんは「一見まったく違う世界に生きてきた男子2人ですが、似ているところもある」と話し、「英二はアッシュの癒しでありたい、と思いながら演じました」と明かしました。
最後は、この『BANANA FISH』に対する意気込みを漢字一文字で表現するという企画。野村さんは「2人の関係は理想的な愛の形」であると“愛”を、内田さんは「生きる、というドラマが詰まった作品」であると“生”という文字を掲げ、これから始まる収録に挑みたい、と離しました。
取材・文=月乃雫
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