2018.03.01更新
大自然やそこに暮らす人々・動物を題材にした地球エンターテインメント番組『感動地球スペシャル』の第28弾が3月4日に放送されます。今回の目的地はどこか懐かしさが漂う、知られざる魅惑の国・ネパール。第26弾のアイスランド、第27弾のメキシコのカリブ海から引き続き、旅人は女優の大島優子さんです。
アジアの貧困国の1つと言われながらも独自の文化の中、ヒンドゥー教と仏教が混ざり合った稀に見る宗教観を持ち力強く生き続ける人々の暮らしや大自然に触れます。
今回の旅の目的は、めったに姿を見ることのできない絶滅危惧種で幻のインドサイ。
これまでの旅でも、雨乞いをした直後に雨が実際に降り出したり、旅の最終日にオーロラが出現したりと、数々の奇跡を起こしてきた大島さん。果たして幻のインドサイは姿を現すのでしょうか!?
今回は、旅を終えた後の大島優子さんにネパールの印象や、旅の思い出についてお聞きしました。
―ネパールを旅しての感想は?
整理がつかないです。ただ、これまでこの番組で3回の旅をさせていただきましたが、今回がこれまでで一番愛おしいと思える国です。それは、時間を経た今でも、確実にそう思えます。
―具体的にどんなことを感じましたか?
ネパールの人たちのパワーを感じました。ヒンドゥー教と仏教が混ざり合った稀に見る宗教観や、貧富の差を目の当たりにし、一人一人が生活していく上でのエネルギーを感じ、生と死に対しても深く考えさせられました。それらが、まさに目の前で起きている。人生で初めてカルチャーショックを受けた感じです。
―ネパールの首都カトマンズの街はいかがでしたか?
カトマンズを中心にネパールがどんどん進化していくんだろうなと感じました。一番、ネパールの皆さんのエネルギーが強かったからなのかもしれません。でも、カトマンズの街は雑多というか、色々なものが境界線無しに、ぐちゃぐちゃと集まった感じで、何が基準となっているのかわからなかったです。交通ルールや、食べ物の売り方・並べ方、お店のルールにも境界線がなく「本当に人間が作っている世界なのかな?」といった不思議なところでした。
―象に乗った感想は?
象に乗って絶滅危惧種で幻のインドサイを探しましたが、象に乗っていたおかげで、人間がまるで空気みたく大自然の中に溶け込めた様な心地良さを感じ、いろいろな動物たちをすごく近くで見られました。
――ヒマラヤをトレッキングした感想は?
トレッキングはとにかく楽しかったです。2,000メートル近くまで行きましたが、もう少し登りたかった。何しろ気持ちよかったです。でもあの山の上で生活している人たちがいるというのはビックリ。道が整備されていないので、車で行くのも大変。でもヒマラヤの皆さんは、日常品とか生きていくために必要なものを求め、山を下り、荷物をおでこと首を支えにして担ぎながら登ったりする生活をしていて「ヒマラヤの人たちは凄いな」と改めて思いました。
――トレッキングで苦しかったのは?
大島 トレッキングというか、一番ネパールに来て怖かったのはヒルです。もうヒル地獄!“ヒルが降ってくる夢”を見て眠れなくなったくらいです。動きも気持ち悪いんですが、ヒルを「凄い」と思ったのは、人間が通ると温度を感知して動き始める能力。「ヒルも生きている!凄い」と思いました。
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