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2017.11.17更新

『刑事ゆがみ』第6話「適当傲慢真剣勝負」

11月16日(木)放送 あらすじ

『刑事ゆがみ』第6話

弓神(浅野忠信)や羽生(神木隆之介)らは、総資産300億円を誇る若きIT企業家・貝取勝平(新田真剣佑)を狙った傷害事件を捜査する。
事件は、貝取が来週オープンさせる予定だったプラネタリウムで起きた。貝取をプラネタリウムまで送り届けた運転手(生田佳那)が、指示された通り深夜0時に迎えに行くと、彼が血を流して倒れていたという。貝取は、サプライズ企画の準備でこの日プラネタリウムを訪れることをSNS上で投稿していた。

弓神と羽生は、意識を取り戻した貝取に会いに行く。だが貝取は、イヤホンで音楽を聴いていて振り向いたらいきなり刺されたため、犯人の顔は見ていないという。羽生は、「あなた方に何ができるって言うんですか?」などと言ってろくに捜査協力もせず、無礼な態度を取る貝取にいらだちを隠せない。

強引な企業買収を繰り返してきた貝取は、多くの人間から恨みを買っていた。そのひとりが、望遠鏡メーカー『スタームーン』の創業者・星月亘(辻萬長)だ。事件現場のプラネタリウムもこの会社が携わっていたが、貝取が約束していた出資話を白紙に戻したせいで倒産し、社長だった星月の息子・晃介は借金苦で自殺していた。 その後、貝取は、『スタームーン』社の資産を不当な安値で手に入れていたのだ。

弓神たちが星月から話を聞くと、事件発生時刻は酒を飲んで寝ていたという。ちょうど帰宅してきた星月の孫娘・光希(新井美羽)の証言も同じだった。実は光希は、首をつって自殺した父親の最初の発見者でもあった。
羽生は、モンスターを集めて遊ぶゲームアプリ『モンコレ』がきっかけで光希と仲良くなった。光希は、羽生も知らない白鳥のモンスターを持っていた。

そんな中、貝取が、刺したのは星月だと突然言い出す。菅能(稲森いずみ)によれば、急に思い出した、ということらしい。羽生とともに貝取のもとを訪ねた弓神は、犯人を見ていない、と証言していたことを指摘するが、言葉のあやだという。さらに、本当に犯人は星月だったか、と問われた貝取は、「多分」と返すだけだった。弓神は、貝取が曖昧な証言をしているのは嘘を言っている可能性が高いからだと推察する。

光希のためにも事件解決の糸口を探っていた羽生は、貝取が『モンコレ』人気で急成長した『テンドーカンパニー』の買収も目論んでいたことを知る。羽生は、天堂が買収を防ぐために貝取を狙ったのではないかと考えた。貝取はテンドーカンパニーの筆頭株主であるため、天堂が犯人となれば株価は暴落する――貝取が天堂をかばう理由も説明がつくというのだ。

弓神と羽生は、テンドーカンパニー社長の天堂英里(MEGUMI)に会いに行く。だが天堂は、「あの子がそんなことをする訳ない」と言い切る。学生だった貝取を支援してきた自分を裏切るはずはない、という。と、そこで弓神は『モンコレ』のモンスターをゲットして浮かれる。羽生たちの影響で、すっかりハマってしまったらしい。天堂によれば、いまのところ100体のモンスターが存在しているのだという。

うきよ署に戻った羽生は、天堂にはアリバイがないこと、買収の件は知らなかったことを菅能に話した。そこに駆け込んできた多々木(仁科貴)と町尾(橋本淳)は、星月が探偵を雇って貝取の動向を調査させていたことを報告する。菅能は、もう一度星月を署に同行させるよう、羽生に命じた。

そのころ弓神は、ヒズミ(山本美月)と一緒に『モンコレ』で遊んでいた。ヒズミは、モンスターの出現場所と時間を割り出し、すでに100体を集めていた。弓神は、そんなヒズミにある調査を依頼する。

羽生は、菅能とともに星月の家を訪れ、任意同行を願い出る。星月は、光希のことを気にして仕方なく応じた。そこで羽生は、少しだけ光希の側にいたい、と菅能に申し出る。そこにやってきた弓神は、羽生と一緒に光希の部屋を訪れた。だが、「光希ちゃんのそばにいるよ」という羽生の言葉に、反発する光希。光希の父は、いじめに遭っていた光希に、ひとつの星に見えるものの実はふたつの星からなっているアルビレオを見せ、「どんなときも、光希はひとりじゃない。すぐそばに父さんがいるからな」と話したことがあったのだ。その際、弓神は、4冊あった文集のうち、『私の夢』というタイトルの4年生の学級文集がなくなっていることに気づく。

探偵を雇っていた件を尋ねられた星月は、貝取が不正をしている証拠を集めて週刊誌にばらまくつもりだったと証言する。
署に戻った羽生は、もう一度、天堂のことを調べたい、と菅能に申し出た。噂にもなっていた買収のことを天堂が知らないのは不自然だと言うのだ。同じころ弓神は、光希が通う小学校を訪れ、文集を手に入れていた。

ヒズミに調査を依頼していた弓神は、貝取が計画していたサプライズ企画の中身を知る。するとそこに、外出許可をもらった貝取が、今夜サプライズ企画の準備でプラネタリウムを訪れるというSNSメッセージが届く。貝取はそのようすを生配信するという。弓神は、羽生に電話し、いますぐプラネタリウムに向かうよう命じだ。天堂もそこにいるはずだ――弓神は羽生にそう告げると、ヒズミに頼みごとをしてプラネタリウムへと向かった。

プラネタリウムに到着した羽生は、建物内に入った。そこで羽生が目にしたのは、貝取に忍び寄る光希の姿だった。
光希が来るのを待ち構えていた貝取は、光希の父親を侮辱する酷い言葉で彼女を挑発した。羽生は、ドアを破壊して中に駆け込むが、光希が貝取を刺すのを止めることができなかった。
遅れて到着した弓神は、貝取が防刃チョッキを着ていることを見抜いていた。すると生配信を手伝っていた天堂も姿を現す。貝取は、光希をおびき寄せ、自分の手で彼女を罰しようとしていたのだ。
貝取は、サプライズ企画の準備をしていただけ、とうそぶくが、最初から光希の犯行を生配信し、社会的に彼女を抹殺するつもりでいた。貝寄に掴みかかり、怒りをぶつける羽生。それでも貝取は、悪いのは光希と何もできない警察だ、と言い放つ。

弓神たちは、光希を連れてうきよ署へと戻った。そこで弓神は、羽生に文集を見せる。そこには、父と一緒にプラネタリウムを作りたい、という光希の夢が綴られていた。光希が作りたかったのは、大好きな『モンコレ』と星座が同時に楽しめるワクワクがいっぱいのプラネタリウム――光希は、自分で描いた白鳥のモンスターの絵も父に見せていた。
弓神は、ヒズミの協力で、現場のプラネタリウムで白鳥のモンスターがテスト配信されていたことを掴んでいた。貝取が準備していたサプライズ企画は、もともと光希が父親と一緒に考えたものだったのだ。
事件当日、貝取のSNSを見た光希は、「サプライズ企画」という言葉を見て嫌な予感を抱き、確かめに行った。そこで自分が考えた白鳥のモンスターを見つけた光希は、父との大事な思い出まで奪った貝取が許せず、持っていたナイフで刺したのだ。

弓神は、光希を屋上に連れ出した。そこで光希は、貝取から、どんなに悪いことをしても法を犯さなければ罪にならない、ということを学んだと言い出す。「私は悪くない」。光希は、そうつぶやくと、お父さんを返してと言って泣きじゃくった。弓神は、そんな光希を抱きしめ…。

光希は児童相談所に送致された。光希のことを思い苦しむ羽生。菅能は、そんな羽生に、光希の犯行を撮影した動画は、誰かが止めてくれていたことを伝える。そして、貝取の脱税を示す証拠書類がSNS上で拡散しているという。すべて弓神とヒズミの仕業だった。

数日後、羽生は、光希を訪ねて児童相談所を訪れる。するとそこに、弓神の姿があった。羽生は、一緒に『モンコレ』をしている弓神と光希に加わり…。

弓神は、小学校から無断で持ちだした文集をこっそり返しにいく。が、弓神が持ち出すところを目撃した小学生は、口止め料だと言って渡された当たり馬券が実は外れ馬券だと知っていて…。

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番組情報

『刑事ゆがみ』
<放送日時>
11月16日(木)22:00~22:54
<出演>
弓神 適当・・・浅野 忠信
羽生 虎夫・・・神木 隆之介
氷川 和美・・・山本 美月

多々木 挙男・・・仁科 貴
町尾 守・・・橋本 淳

菅能 理香・・・稲森 いずみ

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。