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2017.10.05更新

『世にも奇妙な物語 深夜の特別編』初の宇宙人役! 志尊 淳インタビュー!

10月9日(月)深夜24時25分からスタート!

「自分にしかできない宇宙人をすごく考えた」

今月14日(土)に放送が迫った『世にも奇妙な物語'17秋の特別編』に先立ち、10月9日(月)の深夜から5夜連続のスペシャル企画『'17深夜の特別編』が放送されることになりました! 主演は、人気急上昇中の俳優・志尊 淳さん。『世にも奇妙な物語』シリーズ初出演、初主演を果たします。

気になる作品のタイトルは、“忖度”を意味する「SON-TAKU」。その中で志尊さんが演じるのは…なんと宇宙人! 人生初の難役ながら、「自分にしかできない宇宙人をすごく考えながら演じた」と、作品について熱く語ってくれた志尊さん。ここにインタビューの全文を掲載いたします。

志尊 淳さんのコメント

Q.『世にも奇妙な物語』シリーズに初出演、初主演しての感想は?
『世にも奇妙な物語』は小さい頃から見ているビッグタイトル。初めて出演させていただき、さらに主演として真ん中に立たせていただけると聞いた時は驚きました。こんな機会はなかなかないですし、うれしい気持ちでいっぱいですね。

Q.撮影を終えて感想は?
僕の『世にも奇妙な物語』のイメージって、ほんとに奇妙な感じ…「え、どういうこと?」とか「何だろう?」と思うことが多かったです。『世にも奇妙な物語』にはいろいろなテイストの作品があると思いますが、今回の作品はすごくコメディータッチでポップで笑える『世にも奇妙な物語』だと思います。今年話題になった“忖度(そんたく)”という言葉がモチーフになっていますが、ただの忖度だけじゃなくて、日本の会社の中でのヒエラルキーであったり、立場であったり、そこに友情とか人間関係が絡んでくる…。台本を読ませていただいて、なんだかすごく良い話だなと思いました。「忖度って何だ?」と思っている方は多くいらっしゃると思います。この作品の中ではこれは「なになにの忖度」といろいろな忖度をジャンル分けして、忖度の言葉の使い方をおもしろく伝えています。僕もこの作品の撮影に入るまでに忖度という言葉を聞いたことはありましたが、具体的にはどういうことなのだろうと思っていました。抽象的に知っている言葉の一つだったのですが、それが具体的にわかり、決して遠い世界の言葉じゃないとわかりました。政治や大人の世界だけでなく、子供の世界にもある身近な言葉だなと思いました。

Q.“忖度”についてどのように思いますか?
社会に出るということは“忖度”をすることだと僕は思います。忖度を悪いことだとは、僕はまったく思わないんです。人間関係を築く上で大事なことだし、そういうものが重なって社会が成り立っている感じがします。目上の人に対しての気遣い、親切心の忖度、おもんばかるというか思いやりの忖度があり、それは大切なことなんじゃないかなって思います。

Q.役どころについて
台本を読ませていただいて思ったのは、基本としてモノローグ(心の中の独白)の話であるということです。モノローグには、例えば二面性のある人のモノローグや、会社の中の立場で“忖度”した発言をするけど自分がほんとうに思っていることとは違うというモノローグ…。いろいろなモノローグの役作りがあるなかで、会社の中にいる存在としてリアリティーを持ちつつ、リアリティーとは逆に、みんながイメージする宇宙人らしい宇宙人の役どころにしたいと思って演じました。宇宙人という役柄に対してすごく意識したのは、目線のやり方や無表情の時は無表情でいること。でも心の中では「何言ってんだよ、おまえら! 」と思っている。そのギャップをうまくバランスよく演じられたらと意識して演じました。今回の話は5話連続のものなので、役を演じていく過程でだんだんと感情が育っていく感じでした。ただただ無表情でズバッとさまざまな忖度にツッコミを入れていく中で、ラストに向かってに美希(山崎紘菜)に対する感情が芽生えていく。宇宙人でも変わっていく。そこがセカンドストーリーになる役どころです。

Q.作品のみどころについて
この作品は見ていてすごくテンポがいいです。他にもいろいろ面白い要素があるんですが、特に作品の世界観ですよね。言葉で伝えるのが難しいのですが、非現実的なのに、すごくわかりやすくて印象づけやすい笑いの方向に持っていってくれる。でも僕の役は、冷やかしで地球に来ているのではなく、地球の“忖度”を学びに来ているという設定がしっかりとある。その設定の中で宇宙人が関心を持ち、宇宙と地球では違う部分がある。そこに笑いが生まれるんです。でも宇宙人じゃなくても価値観の違いって感じる部分があると思うんですよ。だから宇宙人という設定でありながら、すごく共感できる部分があって、テンポよくポンポンと話が進んで展開が読めない。すごく挑戦的な作品だと思います。『世にも奇妙な物語’17秋の特別編』を楽しみにしている皆さんに、事前放送する『’17深夜の特別編』として、“こういう作品がいっぱいあるんだったら『世にも奇妙な物語』を見たい”と思ってもらえるような作品になっていると思います。どこを見てほしいというよりも、僕が宇宙人を演じた初めての作品なのでそこを見てほしいし、全体のストーリー展開がすごく面白いので、多くの方に見ていただけたらなと思います。

Q.視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
初めて宇宙人役に挑戦させていただいています! 劇中にちりばめられたいろいろな設定の中で今年のトレンドである“忖度”が巡っていて、忖度が日常であり、しがらみを抱えている人もいれば、(忖度のおかげで)優越に浸っている人もいる。さまざまな忖度でさまざまな感情が芽生えている人たち。おのおのキャラがたっていて、互いに肯定も否定もしない。ただ宇宙からきた僕がそれを見ている。その中で人間味あふれる、情があるシーンが展開していく。とにかく楽な気持ちで見ていただけたらなと思います。ファンの方々には、志尊淳が初めての宇宙人役を、自分にしかできない宇宙人をすごく考えながら演じているところを見てほしいです。ちょっとリアリティーのある宇宙人姿でみなさんの会社にも潜んでいるかも、こういう人いるかもって思われるよう目指してみたので、楽しみにしていただけたらなと思います。

番組情報

『世にも奇妙な物語 '17深夜の特別編』
<放送>
10月9日(月)深夜24時25分~24時35分
10月10日(火)深夜24時25分~24時35分
10月11日(水)深夜24時35分~24時45分
10月12日(木)深夜24時40分~24時50分
10月13日(金)深夜25時25分~25時35分
(※関東ローカルとなります)
<タイトル>
「SON-TAKU」
<キャスト>
富田圭介(トミー・R2X)…志尊 淳
山口美希…山崎紘菜
戸田次郎…諏訪 雅
板野敏行…六角慎司
本郷幸太郎…やす(ずん)
森脇常務…並樹史郎
ほか

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。