Muscat～フジテレビの番組情報

事件から30年…宮崎勤元死刑囚の肉声を初公開

世間を震撼させた事件「東京・埼玉幼女連続誘拐殺人事件」発生から30年を迎えた今年。この忌まわしい事件の犯人、宮崎勤元死刑囚の「肉声」を初公開する衝撃スクープSPが放送されます。

1988年8月22日、埼玉県入間市でAちゃん（当時4歳）が行方不明になったところから事件は始まりました。10月にはBちゃん（当事7歳）が埼玉県飯能市で、12月にはCちゃん（当事4歳）が埼玉県川越市で行方不明に。1989年2月には、Aちゃん宅に「今田勇子」の名前で犯行声明文が届き、さらに6月には東京江東区でDはちゃん（当事5歳）が行方不明となりました。行方不明の幼女4人はすべて遺体で見つかり、痛ましい幼女連続誘拐殺人事件として連日報道されました。

警視庁捜査本部では、少女を対象とした「誘拐」「わいせつ」「強姦」「逮捕監禁」事件などについて掘り起こしを行い、7月24日に強制わいせつ被疑者として検挙された宮崎が最終的に逮捕されました。

宮崎の部屋からは大量のビデオ、雑誌、漫画が見つかりました。「犯行は死んだ祖父を復活させるための儀式」「少女の遺体を焼いて食べた」などの発言から、幾度となく精神鑑定が行われ、一挙手一投足が注目された宮崎元死刑囚。当事のワイドショーは、この戦後犯罪史上類を見ない劇場型犯罪を連日大々的に報じました。

警察はどのようにして宮崎にたどり着き、逮捕に至ったのでしょうか？　30年の時を経て公開される肉声、そして徹底取材を元にドラマ化することで、宮崎勤事件の真実が明かされます。

宮崎勤事件を実録ドラマ化

今回、初公開される肉声から見えてきたものは、宮崎の意外な人物像。フジテレビ報道局が捜査関係者に徹底取材し、当時の報道やワイドショーの映像も使用しながら、この事件を追う「刑事の戦い」を実録ドラマ化しました。

宮崎と対峙する主人公の刑事役に、ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』などに出演した俳優の金子ノブアキさん。宮崎との鬼気迫る取り調べのシーンは必見です。事件を追う女性レポーター役には、元AKBで、現在ドラマや舞台で活躍中の秋元才加さん。そしてワイドショーのディレクター役に、注目の若手俳優・桜田通さんが決定しました。

実録ドラマ化ということで、当時のフジテレビの報道番組・ワイドショーの裏側も忠実に再現されているところも見どころです。

主演の金子ノブアキ、リポーター役の秋元才加らよりコメントが到着

【金子ノブアキコメント】

「ノンフィクションですし、大変痛ましい出来事で亡くなられた方がいて、宮崎元死刑囚自身も死んでいる。もう永遠に消えない思いがあると思うので、誠実に伝える上で、普段のキャラクターを演じるということとは全く別の話なので、やるからには本当にデリケートなこと。一言一句、一挙手一投足、本当に（監督らに）見張ってもらって演じていきたい。僕みたいに、事件を知っている方々には、忘れてはいけないことがいくつもあると思います。知らない世代の方には、こういうことが本当にあったんだ、ということと、
それによって色々なことが変わったということがあったので、報道ベースでこういったドラマが作られる理由を感じてもらえるように画面で表現できたら良いと思います。」


【秋元才加コメント】

「当時のリポーターさんがどのくらいの速度で話すか、など、どのような立ち振る舞いでリポートされているのか確認しました。リポーターさんによってスタイルが違い、淡々と話す方もいれば劇的に話している方も。皆さん、事件を追っている時、女の子が行方不明になった時、亡くなって発見された時など、声色やトーンを変えていると思うので、その都度映像を確認しながら、演技につなげていければと思っています。
お芝居が先ではなく、今回は情報をしっかり視聴者の皆さんに伝えることが第一かもしれないです。それがうまくいけば、お芝居がうまくいったことになるのかなと思います。」


【桜田通コメント】

「今まで演じてきた作品と比べ「重い」と思いましたし、自分の役割をなんとか果たさなくてはと感じています。役のディレクターの年齢が自分の年齢と一緒なのですが、自分は今を生きているから、たたずまいは、なるべく80年代の雰囲気で、と。まずは映像も確認しながら、服の着方など見た目から気にしました。演技は、報道の必死さ…戦いなんだ、我先に報道するんだ、という熱意・プライドを伝えていけたら、と。なるべく芝居にならないよう、人の悲しさや残された人の悲惨な状況みたいなものも、本当に報道する覚悟でやりたいと思います」

番組情報

土曜プレミアム『衝撃スクープSP　30年目の真実　～東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯・宮崎勤の肉声～』

＜放送＞

10月7日（土）21時～23時10分

＜出演＞

金子ノブアキ（警視庁捜査一課殺人五係　警部補）
秋元才加（ワイドショーリポーター）
小木茂光（警視庁捜査一課殺人五係係長　警部）
矢柴俊博（警視庁捜査一課殺人五係巡査部長）
遠藤久美子（警部補の妻）
桜田通（ワイドショーディレクター）
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坂本真（宮崎 勤）
ダンカン（宮崎 勤の父親）　
ほか