Muscat~フジテレビの番組情報

2017.09.12更新

成田凌インタビュー「灰谷という人間が完成された」のは第8話のあのシーン

『コード・ブルー』灰谷俊平役で出演中

18日にいよいよ最終回を迎える月9ドラマ『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』。9話では地下鉄開通前の線路内にて崩落事故が起き、ますます緊迫した展開に。
THIRD SEASONより新人フェローたちが登場したことでも話題となりましたが、彼らの成長ぶりも見どころのひとつ。その新人フェローのひとり、灰谷俊平役の成田凌さんにインタビュー。これまでの撮影や、最終回に向けてのメッセージなどを伺いました。

友だちがよく灰谷の真似をしています(笑)

――撮影に入る前は、「緊張と喜びが半々」というお話もされていましたが、実際にここまでの撮影を終えて今どういう気持ちですか?

「あっという間だったなという感じです。いろんなことを考えながら、毎日は長かったんですけど……がむしゃらにやっていたらすぐ終わってしまったなという感想ですね」

――まわりからの反響はいかがでしたか?

「友だちがよく灰谷の真似をしていました(笑)。ちょっと小馬鹿にしていましたね(笑)」

――これまでの成田さんのイメージとはかなりかけ離れた役だと感じる視聴者も多かったと思います。実際に演じてみてどうでしたか?

「僕は楽しくやらせていただきました。共感する部分も多いんですけど、人間としてはかなり違うので。灰谷は、ナチュラルなことを1回もしなくて、ずーっと作り続けているっていう人間。そういう人間が徐々にできあがっていくっていうのは楽しかったですね。ぜんぶ想像の中でやってたので、面白かったです」

――共演者の方と演じていく中でも変わっていったのかなとは思いますが……。

「そうですね。一人一人の人間性が表に出るときって、本人が発するものより周囲のその人に対する雰囲気だとか、対応の仕方でその人となりが出来上がっていくものだと思うので……そう考えると、(灰谷は)みんなに作ってもらったのかなと思います」

――特に印象に残っているシーンはありますか?

「ふとしたときに人間性って出ますよね。8話の、子どもと会話してるときのシーンは、子どもになめられるじゃないですけど、向こうが大人には言えない子どもなりの感情を素直にぶつけてくれたので、そこでまた灰谷という人間が完成された感じはします」

8話で灰谷にも「仲間」ができたので安心した

――9話や10話など、また大きな事故に直面して灰谷なりに成長していくと思うんですけれども。

「僕だけちょっと別軸で動いているんですよね。憧れてがんばってつかんだものを手放す勇気も持てないというか、誰かに何かを言われないとできない弱さっていうのはまだ続いていくと思うんですけど。でもやっぱり、がんばってきた分の努力が報われるっちゃ報われるので。そのときできることを一生懸命やるっていう灰谷の真面目さに、ちゃんと向き合っていけたらなと思います」

――以前のインタビューで、「いつか、灰谷にご褒美があれば良いなと願っています」とおっしゃっていましたが、そのご褒美はありましたか?

「ご褒美……どうなんだろう、これからかな。まだ、ないかなぁ(笑)。でも、仲間ができたなっていうか、8話である程度コミュニティができあがって、チームの一員としていていいのかもなって思えた感じがあるので、そこはちょっと安心できたというか、ご褒美なのかなとは思います」

――最後に、最終回に向けて視聴者へのメッセージをお願いします。

「灰谷は、自他ともにわかるような葛藤を抱えてるキャラクターで。周りのみんなの気持ちがわかるんですけど、でも口に出せなかったりとか、いざ現場とやりとりしようとすると体が動かなくなっちゃうっていう、弱い人間です。でもだからといって本当にやめたいわけじゃないんですけど、いつやめてもおかしくないのかなと。逃げとは違うんですけど、憧れだけじゃがんばれないっていう……。やるべきことをとりあえず一生懸命やるっていう真面目さはあるので、その中に愛が見つけられたらなって思います」

番組情報

『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』
<放送>
最終回 9月18日(月)21時~22時24分(30分拡大)
<出演>
山下智久
新垣結衣
戸田恵梨香
比嘉愛未
浅利陽介

有岡大貴
成田凌
新木優子
馬場ふみか



安藤政信
椎名桔平

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。