Muscat～フジテレビの番組情報

参加メンバープロフィール

猫田（仮名）
44歳。ドラマ好きが高じてライターとなり、数多くの俳優、女優のインタビューを担当。“ミポリン世代”で青春時代は『すてきな片想い』、『君の瞳に恋してる！』など中山美穂主演ドラマに夢中に。マシンガントークの毒舌ライター。

犬山（仮名）
38歳。小学生からドラマを見続ける筋金入りのテレビっ子。高校時代に『ロングバケーション』を見てそのオシャレさに衝撃を受け、『ラブジェネレーション』、『HERO』を愛す“キムタク世代”。イケメンには目がなく、数々の若手俳優のインタビューを担当。

亀井（仮名）
36歳。元テレビ誌のライターで、数々のドラマ記事を担当。冷静沈着、情報通で特に脚本家に詳しく、2000年代のドラマはほぼ制覇。好きなドラマは杏主演の『デート〜恋とはどんなものかしら〜』、相葉雅紀主演の『ようこそ、わが家へ』など。

春ドラマスタート前にもお送りした、ドラマ大好きアラフォーライターによるドラマ座談会。好評につき（？）、このたび夏ドラマを語るために再集結！ 3本の新ドラマを、3回に分けて語り尽くします。しかも、今回は放送第1回を見ての感想も盛り込み、さらにディープな仕上がりに…。PART1は注目の月9『コード・ブルー』をお届けします！
＜※この座談会は第1話放送後に開催しました＞

まずは、第1シリーズの黒田先生（ギバちゃん）について語らせて!!

犬山　『コード・ブルー』は私、語りますね（笑）。特に最初のシリーズがすごく好きだったんです!!

猫田　へ～！

犬山　ギバちゃん（柳葉敏郎）がカッコよくて！

亀井　そこですか（笑）。コード・ブルー初心者の私としては、柳葉敏郎さんが出ていたことも知らない…。

犬山　出てましたよ！ ものすごくいい役で!! 今回の第3シリーズで出てくる新人フェローの有岡大貴くん、成田凌くん、新木優子ちゃんの3人に当たるのが、第1シリーズのときの山下智久くん、ガッキー（新垣結衣）、戸田恵梨香ちゃん、浅利陽介くんだったんですよ。

猫田　4人の成長していく姿を描くのが今までの流れだったのよね。

犬山　そう。それで、ギバちゃんはその新米4人を指導する黒田先生役で。第2、第3シリーズでいう椎名桔平さんのポジションですね。椎名さんの役とは違い、若者を信用してなくて、冷たくて、厳しく指導にあたるのが黒田先生。でも、最終的には4人を評価するんだけど、それをあまり表に出さないのもかっこよくて。実は、ここ10年ぐらいでは一番好きなギバちゃんドラマ（笑）。

猫田　ギバちゃんと言えば元祖トレンディ俳優。『君の瞳をタイホする！』とか『ハートに火をつけて！』とか、見てたわ～。あのイケイケで濃ゆいトレンディなギバちゃんではなく『コード・ブルー』のギバちゃんとは、さすがの私もノーマークだったわ！

亀井　どちらかというと、『踊る大捜査線』の室井さん系というか、硬派で寡黙な、表情のない感じのギバちゃんですかね。
そういえば、1話の終わりで今度は山Pが指導医として復帰しましたよね…。

犬山　そうなんです！　第1シリーズから見ている者としては、「ああ、ギバちゃんのあのポジションに藍沢（山下）は行くんだな」と感慨深いんですよ〜。藍沢も若手を信用してなくて厳しいみたいだけど、ギバちゃんもまさにあんな感じで。

猫田　これから藍沢がこの3人を鍛えていくんだろうな、という雰囲気が伝わってきたよね。

犬山　実は、コード・ブルーファンの私としては、第2シリーズで話は完結していたので、第3シリーズをどう展開するのか、すごく心配だったんです。放送前の期待値は結構低くて「大丈夫かな〜」と。

猫田　確かに、私も正直「今さら？」と思っちゃったかも。

犬山　でも、ここまで期間をあけたからこそ、今度はあの4人が指導する立場になったと！ それならやる意味もあるのかなと思いました。

猫田　今度はこの新人フェローたちが成長していって、上になっていったらずっと作り続けられるよね（笑）。『コード・ブルー』って、1人の天才医師が次々と奇跡を起こしていくような話じゃなくて、みんなそれぞれ葛藤したり、壁にぶち当たったりして挫折を味わうところが人間味があるというかリアル。そこをしっかり描いてくれているから、1話を見ていても安心感はあったな。


大掛かりな撮影ならではの緊迫感！ 第1話は安定のおもしろさ


亀井　1話おもしろかったですよね〜！ 緊迫感があって。あのお祭りでの事故のシーン、ロケも大掛かりで、撮影はすごく大変だっただろうなと思いました。

犬山　シリーズごとにああいう大きい事故がたまに入るんですよ。列車での事故とか。これだけ力をかけて作っているからこその、迫力ですよね。
第1シリーズでは、事故現場でギバちゃんがガッキーを助けて大怪我をして前線を退くなんていうこともあったりしたんです。第3シリーズでも、黒田先生に出てきてほしいなあ～。

亀井　またギバちゃん（笑）。でも前シリーズとのそんなつながりも楽しみですね。
今回から見た者としては普通に「藍沢先生かっこいいー！」ってなりましたけどね。みんながピンチな場面で颯爽と登場して、あのクールさは反則的にかっこいい（笑）。

猫田　まあね。冒頭で生着替えシーンのサービスショットもあったしね（笑）。

犬山　そうなの。山Pの藍沢は本当にハマり役なんだよね。ガッキーも戸田恵梨香さんも役にぴったりで、この俳優さんと役がハマっている感じは最近のドラマでもピカイチかと。
あとは、主題歌をMr.Childrenの『HANABI』から変えなかったのは大正解。もうあのエンディングが大好きで。やっぱり、ミスチルが最後にくると締まる！

猫田　確かに！　ジ～ンときちゃうよね。

犬山　私勝手にミスチル最強説を唱えているんですけど（笑）。過去のドラマでいうと、和久井映見さん主演の『ピュア』のエンディングがミスチルの『名もなき詩』だったんですけど。これもまたよくて！

猫田　いい～！　主題歌は大事よね。

気になる今後の展開は？ ラブ要素は控えめでお願い！

亀井　最後に、今後の不安要素としては、第3シリーズで脚本家が変わったんですよね。今までの医療モノといえばこの人！という脚本家さんから変えてきていたので、どう出るのかなと。新しい風を入れるためだったらいいんですけどね。

犬山　脚本の安達奈緒子さんは『リッチマン、プアウーマン』などの恋愛モノが得意な方ですよね。山Pとガッキーがちょっといい感じに見えなくもないシーンもありましたけど、まさか今後恋愛要素もからんでくるのかな？

猫田　でも、このドラマに恋愛は邪魔な感じがしない？　ブレちゃうというか。

亀井　ラブを入れるにしても『踊る大捜査線』の青島とすみれさんみたいな、強い信頼感で結ばれてるけどベタベタはしない、くらいの感じで終わってほしいです（笑）。

犬山　そうなんですよね～。あと、懸念点がもうひとつ…。前回のシリーズで主要登場人物の身内とかがやたら救命に運ばれて来ていた印象があるんですよ。藍沢のおばあちゃんとか。そこで話を深めやすくなるからだと思うんですけど…これ2回あると多く感じません？

猫田　そう都合よく知り合いが運ばれてくるか？っていうね。ドラマではありがちだけどね。

犬山　1話でも、運ばれてはいないけど緋山先生（戸田）が火事に巻き込まれて登場しましたしね（笑）。今回はすでに橘先生（椎名）と三井先生（りょう）の子どもの話があるから、もういいかなって。

亀井　ちょっと有岡くんの身内あたり怪しいですね。家庭に何かありそうだから（笑）。

犬山　そのへん、安易に運ばれてこないようにお願いしたいです！

猫田　でも、初回を見る限り、やっぱり『コード・ブルー』は安定のおもしろさ。2話以降も期待大です!!

次回は木曜ドラマ『セシルのもくろみ』をぶった斬ります！ お楽しみに！

文＝小林麻美
編集＝野々山幸（TAPE）

番組情報

『コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命― THE THIRD SEASON』

＜放送＞

毎週月曜21時～21時54分

＜出演＞

山下智久
新垣結衣
戸田恵梨香
比嘉愛未
浅利陽介

有岡大貴
成田凌
新木優子
馬場ふみか

・

安藤政信
椎名桔平