2017.07.16更新
月9ドラマ30年の歴史の中から、10作品をピックアップ。人気キャラクターの職業をクイズにしてみました! 解答と解説はページの問題の下をご覧ください。
2017年4月期の月9『貴族探偵』に出演した中山美穂さん。15年ぶりの月9出演としても話題だった同作では、メイド姿も披露していました。…が、『すてきな片想い』で演じたのはごく普通のOL。当時トップアイドルだった“ミポリン”が等身大の女性を演じて同世代の女性たちから支持を集めました。中山さんが主演した月9ドラマはこの作品も含めて7作品! 『貴族探偵』を見て初めて中山さんを知った、なんていう若い世代は知らないかもしれませんが、まさに“月9クイーン”なのです。
月9と言えばこのドラマを思い出す人も多いのではないでしょうか? 奔放なヒロイン・赤名リカ(鈴木保奈美さん)に振り回される、織田裕二さん演じる優柔不断な“カンチ”こと永尾完治の職業はスポーツ用品メーカーの社員。リカも同じです。ちなみに<1>と答えた方は、惜しい! 原作では、広告代理店社員という設定になっています。<2>と答えた方は、ちょっと緑色のモッズコートを着たアノお台場の熱い男にイメージを持っていかれすぎたのかも(笑)。
「ぼくは死にましぇ~ん!」でおなじみの同ドラマは、当時、現代版“美女と野獣”といった内容で人気を博したドラマで、名シーンも数知れず。当時すでに『3年B組金八先生』(TBS)で俳優としての地位を確立していた武田鉄矢さんが演じたのは、建設管理会社の万年係長で、99回のお見合いに失敗したという冴えない中年男性。もちろん熱血教師ではありません(笑)。ドラマの中では、のちに退職して司法試験を目指します。
最高視聴率37.8%を誇るホームドラマ。“あんちゃん”こと柏木達也の名セリフ「そこに愛はあるのかい?」はその年の流行語にもなりましたが、その達也の職業は<2>。<1>も完全なる間違いではなく、高校卒業後に企業の実業団マラソンランナーとして世界選手権に入賞するなど華々しい活躍をしていましたが、膝の故障で引退し、兄妹たちと暮らすためにクリーニング店の経営に。一見ニートっぽくも見えなくもないあんちゃんですが(失礼)、兄妹と暮らすためにはやはり働いていないと…、ですね。
現在も朝ドラ出演など活躍されている和久井さんも、かつての月9ヒロインの常連! 『妹よ』で演じたのは<2>ですが、『ピュア』(96年)ではオブジェ作りの才能を持つサヴァン症候群の女性、『バージンロード』(97年)ではジュエリーデザイナーを目指すシングルマザーを演じています。ちなみに、<1>と答えた人は、ゆき子の実家が能登の民宿を経営しているという設定を律儀に覚えていたことに引っ張られたのだとすると、逆にすごい記憶力かもしれません!
平均視聴率30.8%を記録し、月9ドラマとして放送当時では最高記録となった人気ラブコメディー。<1>と答えた方は、同じ木村拓哉さん&松たか子さんコンビでも、月9の最高視聴率記録を塗り替えた『HERO』(01年)と勘違いしたのかも。<3>は同コンビが共演する人気ドラマ『ロングバケーション』(96年)での木村さんの役柄。『ラブジェネ』で木村さんが演じたのは、<2>でした。ちなみに松さん演じる上杉理子も同じです。
「貧乏が大嫌い」で玉の輿を目指す客室乗務員の神野桜子(松嶋菜々子さん)と、彼女に一目惚れして自身の職業を偽って付き合う欧介のラブストーリー。欧介の職業は魚屋『魚春』の経営。偽った職業が<1>なので、ちょっとした引っ掛け問題でした。実は欧介は慶明大学理学部数学科卒業後、マサチューセッツ工科大学に留学経験もあるという経歴の持ち主でもあり、ドラマ終盤ではニューヨークの大学に行き数学者になるシーンも描かれています。
自動車教習所の指導員を務める芹沢理一(妻夫木聡さん)と教習所での教え子・衣咲の恋物語。衣咲の職業は、<4>が正解! かつて衣咲が教育実習で訪れた高校の生徒が理一で、実習中の言動が理一の人生に影響を与えたという設定なので、<1>は引っ掛けです。<3>を選んでしまった人は、2問目でも引っかかった『踊る大捜査線』ファンなのでは?(笑)
偶然知り合った年上の美女・北村詩織(竹内結子さん)に一目惚れする主人公・大雅の職業は<1>の俳優。それも、両親がともに有名俳優でありながら全く売れていない二世俳優という設定。<2>は同じく松本さん主演の月9『ラッキーセブン』(12年)、<4>は『失恋ショコラティエ』(14年)で演じた役柄の職業(<4>は厳密にはショコラティエですが…)。個人的な感想ですが、マツジュンは「ちょっと残念なイケメン役」、「年上女性との恋愛」が似合います(笑)。
ドラマを見ていた人にはカンタンすぎたかも!? 自らを“高等遊民”と名乗る巧の職業は、要するに“無職”。ニートです。恋愛経験の乏しい超“リケジョ”なヒロイン・薮下依子(杏さん)と、読書や映画鑑賞が趣味の“オタク”な青年・巧という恋愛力ゼロな2人のラブコメディーは、多少変化球ではあるものの近年の月9枠では久々の“恋愛もの”でした。巧を演じた長谷川さん、前クールでは他局で正義感の強い刑事を演じていたり、話題となった映画『シン・ゴジラ』では内閣官房副長官を演じていたりと硬派な役も多いですが、本作のコミカルな演技もハマっていましたよね。
さて、あなたは何問正解できましたか?
マスコミ業界が多かったバブル期の80年代や、広告代理店など会社員が多かった90年代、専門職が増え職業も多様性を増してきた現在……と、月9キャラクターの職業も時代を映す鏡。今後、そんな視点からも月9をチェックしてみてくださいね。
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