Muscat~フジテレビの番組情報

2017.04.21更新

大泉洋、土屋太鳳、向井理が傑作ミステリーに主演 監督は犬童一心

4月22日放送の土曜プレミアムで

4月22日(土)の土曜プレミアムは、オムニバスドラマ『ドラマ・ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊~』を放送。本を売るプロ・書店員が太鼓判を押す3つの作品からなるこのドラマ、主演は大泉洋さん、土屋太鳳さん、向井理さん、実力派俳優3人が務めます。3作品とも、監督には犬童一心さんを迎え、<実力派俳優×映画監督×傑作ミステリー>という三重奏が実現します!

左から)大泉洋、土屋太鳳、向井理

「妻の女友達」

大泉洋×犬童一心×「妻の女友達」(小池真理子 作)

大泉洋さんが演じる広中肇は、家と会社の往復をひたすら繰り返す刺激のない毎日をまったく苦にしない、おもしろみ一切なしの“マジメ父”。超小市民の主人公が殺人者になるという役をどう演じるのかが見どころです。

大泉さんも「自分が今までやってこなかった役柄や、シーンを演じられることに喜びを感じました。肇の気持ちをすんなり理解するのは難しかったですが、演じていてとても楽しかったです。広中肇という少し、いや、かなり変わった男の話ですが、肇がたどる数奇な運命を是非お楽しみください。ドラマのラストには“驚き”が待っています!」とコメントしています。

あらすじ

広中肇(大泉洋さん)は、市役所の戸籍係。妻・志津子(戸田菜穂さん)と3歳の娘・ちえみ(井上風宇子さん)と、慎ましやかな暮らしをしている。真面目一辺倒の肇は、仕事が終われば、まっすぐ家に帰って家族だんらんをするだけの平凡な日々だ。ある夜、突然志津子の大学の同期・多田美雪(高岡早紀さん)がやって来る。美雪は、女流作家としてブレイクした有名人。久しぶりの再会をなつかしんだ後、美雪は志津子に、専業主婦でもし暇があるのなら自分のマンションの掃除や料理を週一回してくれないかと頼む。
異世界からやってきたような美雪が嫌でたまらない肇。まるで家政婦のような扱いになっていく志津子が不憫でたまらない肇は、美雪がいなくなってくれればという思いを募らせる。そんな時、志津子の実家の母親が倒れ、彼女は娘を連れて泊まりがけで見舞いに行くことになる。そこで、肇が動き出す…。

「恋煩い」

<土屋太鳳×犬童一心×「恋煩い」(北山猛邦 作)>

フジテレビ系ドラマへの出演は約1年3カ月ぶりとなる土屋太鳳さんは、命を狙われ続ける妊婦を演じます。

土屋さんはこの作品について「あまりにも哀しい話だと思いました。悲しいのではなく、哀しい…。誰が悪いわけでもなく、何がきっかけというわけでもなく、いつ、誰がどうすれば、こうならずに済んだのかさえ分からない。運命という言葉が当てはまるのかもしれないですが、それも違う気がする…。今まで出会ったことのない、つかみどころの無さに、まるで“霧”のような物語だと感じました」とコメント。主人公の蔵元亜希を「苦しさと共に」演じたそうです。

あらすじ

蔵元亜希(土屋太凰さん)は、アクセサリーショップで販売員として働いている。高校を卒業してから同級生の植田駿(井之脇海さん)と交際しているが、彼のSNS上で見知らぬ女性とのやりとりを見てしまい浮気の疑いを抱く…。
亜希と駿は、高校時代に仲の良かった茅野透子(岸井ゆきのさん)と卒業以来、3年ぶりに再会することになる。透子は、亜希と卒業式でプレゼント交換した小瓶を、亜希がいまだに付けていることに気付き、感極まって抱き合う二人。
そんな透子に、駿の子を妊娠したことを打ち明ける亜希。しかし、駿に対する疑いが拭えず、自身が妊娠していることを彼にはまだ話せていない…。
三人の出身高校が去年廃校に。取り壊される前に最後に行ってみようと二人を誘う駿。思い出が詰まった高校で、ある人間が予想だにしない行動を取る! すると、四年前に起きた一つの事件の真相が詳らかになる。最後に三人を待ち受ける衝撃の結末とは…。

「情けは人の…」

<向井理×犬童一心×「情けは人の…」(今邑彩 作)>

向井理さんは「誘拐犯」役に初挑戦します。主人公の北川健史は、向井さん自身が実際に経験のあるバーテンダーでもあります。「バーテンダー役を演じさせていただきましたが、とても懐かしかったです。実生活でも長くやっていましたので、やりづらいなどはなく、もっとやっていたかったぐらいです。始まりは不穏なストーリーですが、最後まで見ていただけたら、少し優しい気持ちになれる作品です。どうぞご期待ください」と語る向井さん。

最後の最後に待ち受けている意外とも言えるクライマックスシーンでの鬼気迫る演技にも注目です。

あらすじ

北川健史(向井理さん)は、バーテンダーのアルバイトをしながら、生活している。ある夜、そのバーに一人でやって来た中年男・赤堀(小澤征悦さん)。男は、ほんの少し前まで「ツカハラ産業」で働いていたと言う。「知ってんのか?」と問われた健史。知らないはずはない。健史は数年前に亡くなった母・喜代(市毛良枝さん)の女手一つで育てられたのだが、実の父親は、「ツカハラ産業」の社長である塚原幹雄その人だったのだから。
父はかつて不倫相手だった亡き母・喜代をその息子である健史ともども捨てたのだ。塚原に復讐してやると息巻く赤堀。健史が金に困っていると知り、「ちょっと力を貸してくんない?」と話を持ちかける。目的は、塚原の10歳の一人息子、昌彦(大西利空さん)を誘拐するというもの。健史は、母と自分を見捨てた父に復讐する気持ちもあり、その誘いに乗る。
赤堀と健史は後日、昌彦を誘拐し、自分の別荘に隠す。赤堀が塚原から身代金を得るために行動する間、昌彦を見張るのが健史の役目。しかし昌彦は意外な言葉を口にするのだった。「パパは僕のためにはお金は払わないと思います。ぼくは、パパの本当の子じゃないんです」。
赤堀に問う健史。昌彦の母には、塚原と結婚する前に別の男がいて昌彦はその連れ子。そのことをもちろん塚原も知っていると言うのだ。塚原は世間体を気にして昌彦をかわいがっていたが、昌彦の母が死んだとたん、分かりやすく邪魔者扱いに…。
「だったらなおさら、塚原は金を払わないんじゃ…」と懸念する健史に、「払う!」と言い切る赤堀。「塚原が払う金は、子供を生かすための金じゃない」と言い放つ赤堀に対し、驚いて声も出ない健史。赤堀は続ける。「黒幕は俺じゃないよ」。この壮大な計画を後ろから糸を引く黒幕は、健史が想像だにしない人物だった…。

番組情報

土曜プレミアム『ドラマ・ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊~』
<放送>
4月22日(土)21時~23時10分
<出演>
「妻の女友達」
大泉 洋
高岡早紀
戸田菜穂

「恋煩い」
土屋太鳳
岸井ゆきの
井之脇 海

「情けは人の…」
向井 理
小澤征悦
大西利空
***
市毛良枝

<原作>
小池真理子著 「妻の女友達」 集英社文庫
北山猛邦著 「私たちが星座を盗んだ理由」 講談社文庫
今邑 彩著 「盗まれて」 中公文庫

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。