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肩ごしの恋人

■INTRODUCTION
第126回直木賞受賞、63万部の大ベストセラーとなった唯川恵の恋愛小説、韓国での待望の映画化!

いま世界中の女性たちを夢中にさせているのは、恋愛に仕事にアクティブに生きる女たちのホンネを綴った等身大の女性映画。このジャンルに、アジアを代表する作品が誕生した。原作は、ドラマ化でも話題を呼んだ唯川恵のベストセラー『肩ごしの恋人』。製作は、
あの『私の頭の中の消しゴム』を生んだ韓国NO.1の映画製作会社、サイダスFHN。監督は、デビュー作『アメノナカノ青空』でみずみずしい感性を絶賛された31歳の女性監督、イ・オンヒ。日韓のヒット・メーカーの絶妙なコラボレーションの下で作られた『肩ごしの恋人』は、対照的な人生を歩む2人のヒロインが、それぞれの愛、それぞれの幸せ、それぞれの生き方を模索していく姿を、コミカルにそしてキュートに共感たっぷりに描いた究極の女性応援ムービーだ。
ワインの栓を片手で開けられる男まさりのジョンワンと、「上下バラバラの下着を着ける女は女じゃない」と言い切るヒス。人生観も、男性の好みも、ファッションも正反対の2人のキャラの違いが、映画をいきいきとはずませている。結婚にはとらわれず、既婚者であるハンサムな男性との恋愛を楽しむ<恋愛至上主義>の写真家の卵ジョンワンを演じるのは、イ・ビョンホン共演の『純愛中毒』で数々の賞を受賞し、『タイフーン』でのチャン・ドンゴンとの共演も記憶に新しい演技派のイ・ミヨン。本作では、既婚男性との恋に揺れ動き、感情がコントロールできない自分に苛立つジョンワンの複雑な内面を緻密に表現。ファッションの面では、日本女性に近いシンプルな服をサラリと着こなし、ナチュラルな魅力を輝かせている。対する結婚して夫の富と愛に甘やかされてこそ女は美しく輝くという<結婚至上主義>の信念をもつ既婚のヒスを演じるのは、韓国で驚異的視聴率をあげたTVドラマ『噂のチル姫』で主人公である四人姉妹の一人を演じて人気急上昇の女優イ・テラン。わがままでハデ好きだが、自分に正直なところがチャーミング。そんなヒスが、結婚生活の危機を乗り越えることで女っぷりをあげていく成長の過程を、イ・テランは好感度満点に演じきり、見事に本格的映画デビューを飾った。妻のいる恋人に、割り切ったように「愛してるって言わないでね」と言いながら、仕事相手のふりをされた携帯電話に傷つくジョンワン。浮気するぐらいじゃないと男なんておもしろくないと言いながら、夫の若い浮気相手に敵対心を燃やしだすヒス。
この2人のヒロインの本音トークがギッシリ詰まった脚本は、『恋愛の目的』で青龍映画賞脚本賞を受賞したコ・ユンヒが執筆。演出には、『アメノナカノ青空』のイ・オンヒがあたり、ヒロインたちと同年代の女性ならではの感性を光らせる。とりわけ心に残るのは、ジョンワンとヒスの人生の再出発を、祝福のまなざしで捉えたラスト・シーンだ。自分で選び取った未来に向かって、新たな一歩を踏み出していくヒロインたち。その姿がまぶしい光を放つのを目にしたとき、誰の心にも、まるで自分にエールを贈られたような爽やかな感動が広がるだろう。

■STORY
主人公は、30代前半の正反対の性格の親友同士。ジョンワンは、最近少しずつ名前が売れ始めた新進の写真家。結婚にはこだわらないで恋愛も自然体で楽しむ<恋愛至上主義>の彼女は、1年半のセックスレス生活に終止符を打つべく、妻のいるハンサムな男性との交際をスタートさせたところだ。いっぽうのヒスは、富豪の実業家との結婚によって、自由な時間とお金を手に入れた<結婚至上主義>のラグジュアリー・ミセス。独身時代よりもセクシーでいることをモットーに生きる彼女は、エステやスポーツクラブに通い、美貌を磨きあげることに余念がない。
それぞれに自分の思い通りの人生を歩み、輝いている2人。しかし、そこに予想外の事態が持ち上がる。保険のように安心な男だと思っていたヒスの夫の浮気が発覚。かたやジョンワンと恋人の関係は、肉体だけのクールなつきあいから本気の恋へと発展していく。離婚か復縁かの岐路に立つヒスと、不倫の泥沼に突き進むかクールに別れるかで揺れ動くジョンワン。不倫される側と不倫する側。正反対の立場に分かれたことから、長年の友情に亀裂が生じるのを意識せざるをえなくなる2人。悩み、迷い、とまどい、ときにはお互いに激しくぶつかりあう彼女たちは、果たしてどんな未来を選択するのだろう?

■CAST
イ・ミヨン(『純愛中毒』)
イ・テラン(『薔薇色の人生』)
キム・ジュンソン
マルコ
ユン・ジェムン
キム・ファジュ
イ・ヨンラン
ナム・ジョンヒ
イ・ヘサン
キム・ホンピョ

■STAFF
監督:イ・オンヒ(『アメノナカノ青空』)
製作:チャ・スンジェ
原作:唯川恵(『肩ごしの恋人』集英社文庫刊)
脚本:コ・ユニ(『恋愛の目的』)
撮影:ホン・ギョンピョ
音楽:タルバラン

韓国語・日本語字幕:根本理恵
製作:アミューズ フジテレビジョン ショウゲート SIDUS FNH
配給:ショウゲート

 

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