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るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚− 維新志士への鎮魂歌

■INTRODUCTION
今から約140年前。黒船来航から始まった≪幕末≫の動乱期渦中であった京都に「人斬り抜刀斉」と呼ばれる維新志士がいた。修羅さながらに人を斬り、その血刀を以って新時代≪明治≫を切り拓いたその男は、動乱の終結と同時に人々の前から姿を消し去り、時の流れと共に“最強夢比”という伝説と化していった。
そして明治11年。「人斬り抜刀斉」は、腰の逆刃刀に不殺を誓い、流浪人(るろうに)緋村剣心となって東京の下町に姿を消したのである…。
1994年より「週刊少年ジャンプ」に連載され、コミック界に新風を吹き込んだ和月伸宏原作の「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」のオリジナルストーリーの劇場用アニメ。

■STORY
時は冬。陸蒸気(蒸気機関車)に乗り、横浜見物に訪れた剣心、薫、左之助、弥彦は、水兵たちの小競り合いに巻き込まれた元会津藩士の娘、高槻朱鷺と、その場を制圧した検士、時雨滝魅に出会った。加勢に入った剣心に秘められた実力を見た時雨は、剣士としての己の血が騒ぐのを感じていた。
幕末の京都、剣心はひとりの男を斬った。西郷隆盛、桂小五郎ら倒幕の巨頭を狙い、斬り込んできた会津藩、鹿沼三羽がらすのひとり高槻厳達、ひとよんで「人斬り厳達」。当時、時雨は厳達の親友でありその死の瞬間を目の当たりにしていた。以来、時雨は親友を助けられなかった過去の無念を一時も忘れることなく、厳達の妹である朱鷺を引き取って育てていた。
こんな偶然の中で出会った2人の剣士にとって、過去の因縁など知る由もなかった。
時雨は亡き厳達への償いの想いから、賊軍の汚名を着せられ、仲間を失い、恥辱にまみれて生きて来た若者たちを束ねて、維新の再来、いわば“新・維新”を成し遂げようとしていた。そして混乱の中、2人の過去の因縁は甦り、刃あい交えることとなった。剣心の「飛天御剣流」と時雨の「斎鬼鹿沼流」最強の刃の壮絶なぶつかり合い、何が“善”で何が“悪”なのか。
薫、朱鷺。ともに愛する女性の見守る中、物語は衝撃のラストへと突き進む!

■STAFF
製 作:久板順一朗 白川隆三
企 画:清水賢治 金田耕司
原 作:和月伸宏(集英社・ジャンプコミックス刊)
プロデューサー:成毛克憲 芳菜章夫
監督・キャラクターデザイン・総作画監督:辻初樹
演 出:真野玲
総作画監督:辻初樹
脚 本:大橋志吉
撮影監督:枝光弘明
美術制作:板村一彦
音 楽:岩代太郎
音楽監督:児玉隆
美術監督:工藤ただし
録 音:はたしょうじ
編 集:瀬山武司
配 給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

■CAST
緋村剣心 :涼風真世
神谷薫  :藤谷美紀
明神弥彦 :冨永みーな
相楽左之助:上田祐司

 

Copyright ©和月伸宏/集英社・フジテレビ・SPEビジュアルワークス