問題のあるレストラン 毎週木曜日22:00放送

Cast

INTERVIEW 7

チーム『問題のあるレストラン』に対して、どのような印象をお持ちですか?

 とても自然体な現場だな、と思っています。作品の雰囲気と現場の雰囲気って、似ているようで違うような、でも似ているような…というところがあって、現場での空気とか、私たちが楽屋にいる時間とか、一緒に過ごしている時間が程よく作品にもにじみ出ているような気がします。

そういう雰囲気というのは、とてもいいですね。

 そうですね。真木よう子さんとご一緒させていただくのは2回目なんですけど、最初から完全にみんなを受け入れてくれる体制を作ってくださっていたので。若い二階堂ふみちゃん、高畑充希ちゃん、松岡茉優ちゃんの3人も経験はたくさんあるんですけど、それでもこういう風に人が集まると、なんとなく遠慮しちゃうようなところもあると思うんです。でも、真木さんが…口にするわけではないんですけど…自由にやっていいよ、という空気を作ってくださっているのは私自身も感じていました。

ハイジ(安田顕)さんもいますが、基本的に女性だけの現場ということで、何か他の現場と意識の違いはありましたか?

 みんな、ハイジさんのことは男性だとは思っていないので(笑)。まあ、どの現場も違うので比べるのは難しいんですけど、よくもまあ、こんなに年齢も性格も違う、そして安田さんのことも入れれば性別の違う人もひとりぽつっといるのに、まとまってるな、と思います。これだけバラバラなのに、みんなが程よくリラックスして、程よい緊張感を持って作品に向き合っている、というのは珍しいんじゃないかな、と思います。私は人が集まるような作品をあまりやっていないんですけど、この作品は常にみんな一緒で、楽屋でギュッとなっていることも多いので、それがこういう空気を生み出しているのかもしれないですね。結構、1話2話のあたりからもうそういう感じだったので。

きっと、そういう空気感は画面からも伝わっていると思います。

 そうですよね! もちろん緊張感は常にありますし、涙がでるようなシーンも多いので、そういうところは覚悟を持ってやっていますけど、普段のシーンには、いい人間関係が滲み出ていると思います。

鏡子さんにも泣かされました。

 ありがとうございます(笑)。

鏡子というキャラクターをどのように演じていこうと思われましたか?

 あまり考えずに…と言ってしまうと悪い風に聞こえてしまうかもしれませんけど、坂元裕二さんの脚本が素晴らしいので、それを受け止めて吐き出すことを丁寧にやっていけばいいんじゃないかな、と思っていました。本が素晴らしいので問題がないんですよ(笑)。なので、過剰に何かを付け加えて、とかそういう気持ちにはなりませんでした。ただ、私は結婚もしていないですし、子どももいないので、自分とはかけ離れている役柄という部分に関しては、いろいろなブログとかを読みました(笑)。いまは便利ですね。

顔合わせのときもおっしゃっていましたよね。坂元さんの作品のときは…

 何故か不幸な役が多い(笑)。坂元さん的には、多分私、不幸キャラなんですかね?(笑)。

演じるにあたって、制作サイドからリクエストはありましたか?

 とにかくみんなキャラが濃いので、1話ではキャラを立たせるために、「もっと場の空気が読めなくていいよ」と言われました。「みんなのノリとかテンポとかを崩してもいいくらい、キャラクターの部分を立たせて大丈夫だと思う」みたいなことを監督がおっしゃっていて…。監督たちは2話が見えていたので、「2話で鏡子さんはちゃんと描かれるから、そこまではキャラクター推しで大丈夫。どうして彼女が『すいません、すいません…』って言いながら生きているのかもちゃんとわかるから…」って。で、インしてすぐに2話もいただけたので、1話のキャラクターと2話のキャラクターは別人みたいに見えるんですけど、鏡子さんが友だちの前とか、外でバリバリ働いている人の前で恐縮してしまって、悪い言い方だけどヘラヘラしている、みたいなところも実は繋がるな、と思えたんです。

いま思えば、最初のバラバラな感じがあってこそ、いまの『ビストロ フー』の雰囲気がとても素敵に見える、ということでもあるわけで…。

 そうですよね。いまは千佳(松岡茉優)ちゃんが普通に笑ってるだけで泣きそうになる、みたいな現場で(笑)。「あ、千佳ちゃん、笑ってる…」みたいな。喪服ちゃんが少しみんなに歩み寄ってくれたりすると嬉しかったり…。それは、みんなのキャラが立っていたからこそ、より強く感じるものだな、と思います。

劇中にも世代間のギャップトークがありますけど、現場ではいかがですか?

 ギャップみたいなものは感じないですね。セリフに書かれていることを「知ってる?」みたいな話はしますけど。私はちょうど中間くらいだと思うんです。だから、たまに平成チームの方に入りそうになるんですけど、「でも、VHSとか知ってるし、それで育ったし…」「レコードとかも家にあったし」みたいな。全然、昭和ですね(笑)

ドラマの最終回がどうなるのかはご存知ですか?

 いえ、全然知らないです。想像すると泣きそう…。勝手に、みんなバイバイしちゃうんじゃないかな、とか想像すると…。でも、みんなが別々の道を行くのは別に悪いことじゃないんですよね。それぞれの目標…例えば、結実ちゃんだったら、あれだけ勉強してきて、起業したいとも思っていたんだから、それが叶うことが彼女にとっての幸せかもしれないし。私たちにとっては寂しいけど、それぞれの未来があるわけですもんね。鏡子さんは、たま子がいないと多分生きていけないけど、そうじゃなくて自分の足で立って生きていける子がいる、というのは、それはそれでステキなことだと思うんです。だから、坂元さんがどんな最終回を書いてくれるのか、本当に楽しみなんです。坂元さんの作品に出演させていただくと、他の方のお芝居を見て勉強できるのはもちろんなんですけど、人として成長させてもらえるような気がするんです。いままで考えていなかったことを考えさせられたり、自分には関係ないと思って目をそらしていたことに光が当たることで気づかされたり…。

最後に、このドラマを応援してくれている視聴者のみなさんに向けて、メッセージをお願いします。

 ここまでドラマを見てくれた方に感謝します。最後がどうなるのかは私もわからないんですけど、最後まで見届けてほしいな、と思っています。それぞれのこれからを、見守って、受け止めてほしいです。応援よろしくお願いします。

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