2015年5月24日(日)放送

「“修羅場体験”で人間力アップ」

政府は、教育訓練としてかかった費用を最大6割まで給付するなど、新しい施策も出し人材育成に力を入れている。
こうした中、1人20万円という高額にもかかわらず、これまで1,200人が体験した実践的な研修が注目されている。

全く違う会社から派遣された人たちが8人1組で参加し、“修羅場”を乗り切るという人材研修。
研修のシナリオは、実際にあった企業のトラブルをもとに、進行具合によって、アドリブで変更され、よりリアルな修羅場体験になるよう、工夫されているという。

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今回は、タクシーの中に設置する外国人観光客向けのタッチパネルを販売する会社(研修チーム)の設定で、各々役職に就き、タクシー会社やタッチパネルの製作会社と取引。

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タッチパネルを販売する会社の社長役で参加する、レジャー関連会社のマーケティング部に勤める関龍児さんは、
「何があっても平静を保てる自分になりたい」
と、話す。

そして研修がスタート。
いきなり発注元のタクシー会社が買収され、外国人社長が就任。
そして社長交代によりプロジェクトがストップ。
受け取るはずだった代金が入って来なくなり、関連会社などに支払いができない状況に。

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この取引相手を演じているのは本物の役者さんたち。
タッチパネルを製造している会社の関係者が怒鳴り込んで来るなど、臨場感たっぷりだ。

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切羽詰まった関さんたちは、代金を払うために資金集めを試みるもののうまく行かず、最後の手段と発注元のタクシー会社の外国人社長に直談判。

しかし、適切かどうかわからない商品にお金は出せないと外国人社長は判断。
さらにそこへ製作を依頼した会社からも話しにならないとの電話が…。

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ここで、研修の主催者から破綻宣言され、研修は7時間半で終了した。

「修羅場っていうのは人を育てるうえでとても重要な局面。
大事な胆力、人間力を育てる場所が少なくなっている。
考える前に動く、何かあった時には動くということを実践してもらいたい」
と、この研修を主催するIndigo Blue・柴田励司社長は語った。

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社長役で参加した関龍児さんは研修を終えて、
「“諦めない”ということが一番大事、修羅場ではなくとも生かせることはたくさんある」
と、話した。

企業が求める人材育成研修―

人材研修に詳しいリクルートマネジメントソリューションズ・奥本英宏社長は、
「基礎的なスキルをつけるというより、事業をどう組み立てて動かしていくのかなど、“実践さながらの研修”を行うケースがたくさん出て来ている。
人材が取れない中で、社員の能力を高めて、成果を上げようという動きにつながってきている」
と、話した。