IoTシューズで迷路探検 !
遊園地に新アトラクション

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スマートフォンを使って外出先からお風呂を沸かしたり、お家のペットの様子をカメラで覗いたり、今は歯ブラシだってネットワークにつないで磨き残しをチェックできる時代。
毎日の生活がちょっと便利になるこれらの技術は、「IoT」という考えが元になっています。

アイ・オー・ティー、Internet of Thingsとは、身の回りのあらゆるモノをインターネットで結ぶということ。さまざまな分野に広がり始めたIoTですが、遂にその技術を生かした遊園地も登場しました。

よみうりランドの迷路型アトラクション「FUMM ADVENTURE」にやって来たみいちゃん。
一体どんなIoT体験になるのでしょうか?

● かけっこ勝負に使うのは…スマホ ! ?

迷路に入る前に専用の靴に履き替えたみいちゃん。
お父さんにはスマートフォンが渡されて、2人一緒に出発です。
親子で仲良く迷路を進んで行くと…

ブーッ、ブーッ、ブーッ

「何かミッションが出たよ ! ?」
お父さんのスマホに突然指令が!みいちゃんは、大きな恐竜に足踏みかけっこの勝負を申し込まれました。

「いけ いけ ! 頑張れ ! 」
お父さんに応援されながら一生懸命足踏みするみいちゃん。その動きに合わせて、スマホ画面のカウンターがどんどん上がっていきます。

みいちゃんの頑張りに、恐竜もとうとう降参。宝物の「星のかけら」を渡してくれました。

● 先端アトラクションの秘密は、靴底に

このIoT体験の鍵は、みいちゃんの靴にありました。
中には「感圧」「色識別」2つのセンサーがついていて、跳んだり走ったりする“子供の動き”と“踏んでいる地面の色”の情報を、スマホに送っていたのです。

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例えば“溶岩地帯”をイメージした赤いパネル、そこにみいちゃんが足を踏み入れてしまうと…靴はその情報をしっかりと感知し、「熱 ! 熱 ! 熱 ! 」と、お父さんのスマホ画面が反応します。

“モノである靴をネットワークにつなげる”ことで、アトラクションを機能させていたのです。

● 可能性は100倍 ? 広がる“つながり”

迷路に散らばった「星のかけら」を集めたみいちゃんは、お父さんと一緒にゴールへ。巨大な万華鏡がキラキラと光って、頑張ったみいちゃんを称えます。

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よみうりランド・奥谷 祐さん
「遊園地にとっても新しいチャレンジで、まだまだ可能性があると感じています」

IoT──私たちの身の回りのモノは、99%がまだネットワーク化されていないと言われており、今後が大きく期待される分野です。この新しい“モノを介したつながり”を、親子で楽しみながら体験してみてはいかがでしょうか。