ママから圧倒的支持!
イヤイヤ期が素直になる「魔法の絵本」

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不況と言われている出版業界で、今、絵本の売り上げが好調です。スマホやタブレットの時代になっても、子供に触ってほしいものはやっぱり本、絵本なのではないでしょうか。

そんないつも子供の側にいてほしい絵本に、新しい種類の本が登場しているそうです。子育てとも関係が深い、現代の絵本をご紹介します。

● ひっくり返して…“2つのお話”

「イヤ!イヤ!ぷん!」
ベビーカーに乗せようとするお母さんから逃げ回ったり、火を使うキッチンに入ってみたくて駄々をこねたり…

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なかなか言うことを聞いてくれない子供たち。2歳から3歳にかけてみられる、いわゆる「イヤイヤ期」です。

絵本『いるよね〜!こんなこ』は、そんな「あれイヤ!これイヤ!」と、お母さんを困らせるブブタが主人公のお話です。

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前から読むとブブタの「イヤイヤ」が続くこの絵本。でも、同じ本をひっくり返して逆から開いていくと…

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「ニンジン食べられた〜!やったね!」「トイレできたね〜!」と、イヤイヤしない子豚をお母さんが褒めるお話になるんです。

読み聞かせしてもらったみさちゃんに聞いてみると
「ブブタと同じイヤイヤあった…これからはもう言わない」
「だってママとパパが好きなんだもん」
同じ本を普段から読んでいる一晴くんは
「ブブタはダメだよね!」と、イヤイヤをすることなく、お母さんの言うことをよく聞いてくれるそうです。

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● お手伝いのきっかけは“お料理絵本”

こうした“子供を育てる”絵本が注目されていますが、その中でも発行5万部を超える大ヒット作があります。 ライオンのコックさんが主人公のこの本は、楽しいお話の世界に子供が参加し、料理をする絵本なんです。

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本を読みながら、イラストの中でカレー作りをお手伝い。子供もコックさんになって、材料を刻んで煮込んで、カレーを作っていきます。

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この絵本の特徴は“参加型”であること。読んでいくうちに自然と子供はお料理の楽しみを覚えていき、次はお母さんのお手伝いをしよう、という気になっていくようです。

絵本は子供の心に自然に入っていくことができるもの。
イヤイヤしながら感情のコントロールを学んだり、お手伝いを通じて人の役に立つ喜びを知ったり。そんな子供の成長をやさしく促し、お母さんたちの子育てを助けてくれる──現代の絵本は親と子供の両方に優しい絵本でした。

「いるよね〜!こんなこ」
さく・え:たかいよしかず  監修:宮里暁美 主婦の友社刊(800円+税)
http://shufunotomo.hondana.jp/book/b220054.html

「ライオンさんカレー」
作・絵:夏目尚吾 ひさかたチャイルド刊(1000円+税)