142日間の国際宇宙ステーションでの生活を終え、無事帰還した油井亀美也(ゆい きみや)宇宙飛行士が帰国後、初のテレビ出演。みんなのニュースに寄せられた宇宙へのギモンについてお聞きしました。

「地球は青かった」と語った、世界初の有人宇宙飛行に成功したガガーリン。その地球の眺めを、油井さんは「地球は美しかった」と語りました。そして去年8月、日本を騒がせた宇宙の宅配便「こうのとり5号機」のロボットアームによるドッキング作業について、油井さんはその難しさをゴルフのマスターズ 最終ホールの優勝を決める1メートルのパットと例えました。日々の鍛練と、仲間たちとの固い絆が秒速8キロの中で行われるドッキング作業を成功に導いたと振り返りました。

専門家:油井亀美也(宇宙飛行士)
出演:久保田るり子

新電力大手の日本ロジテック協同組合が電力事業からの撤退を決めました。
日本ロジテックは自前の発電所を持たず、発電施設を持つ企業などから電力を購入し電力会社よりも安い価格で企業や自治体などに電力を販売していました。しかし価格競争や安い電力の調達が難しくなっているため業績が悪化。撤退に至ったとみられています。
実はこういった新電力会社の撤退は4月からスタートする家庭向け電力の全面自由化においても十分起こりうることだというのです。

去年9月の大阪・八尾市の中学校での事故をきっかけに、全国に広まっている学校での組み体操問題。今週、千葉県で流山市、野田市、柏市が相次いで組み体操を取りやめることになりました。本当に組み体操は危険なのでしょうか?日本体育大学・体操部の協力のもと、実演を交えて番組で独自に検証しました。

日本体育大学・体操部部長の荒木達雄教授は、「安全に組めるピラミッドは4段まで。それ以上の高さは体育学生でも危険」としたうえで事故につながった「10段ピラミッドは論外」と批判しました。その一方で、組み体操についての正しい知識を持った人が指導すれば、小中学生でも安全に取り組める競技であると強調しました。

出演:久保田るり子

日本体育大学・体操部 http://www.nittai.ac.jp/club/g-gymnastics/

文化庁は、常用漢字の『手書き文字』について、骨組みが共通していれば「トメ・ハネ」などがなくても間違いではないとする案を取りまとめました。

この背景にあるのは、パソコンなどの普及です。
文化庁によると、パソコンなどで印刷される文字が主流となる中、手書きの文字と形が違うことで起きる不都合やトラブルを無くすため、 それぞれの漢字についてのバリエーションを周知したいという狙いがあるということです。
その一方で、漢字を教える教育現場からは困惑の声が上がっています。

出演者:江上 剛

認知症の予防効果があるということで2005年ごろから、高齢者を中心に人気を博している「大人の塗り絵」。 それが今、20代~40代の若い世代にも人気なのです。その理由を【ふかぼり】ました。
若い世代に人気の理由の一つは、幾何学模様や繊細な線で描かれた花や動物の絵柄などのオシャレな塗り絵が登場したこと。そして、SNSの普及によって、簡単に塗った絵をが共有できるようになりました。
そして、塗り絵ブームの火付け役となったのが浅田真央選手です。去年の会見で「大人の塗り絵」ハマっていると発言したことも人気急増に一役買いました。
塗り絵に集中することでリラックス効果が得られ、ストレス解消につながるということで老若男女問わず幅広い世代から人気を集めたことが塗り絵ブームの背景にあるようです。

出演者:久保田るり子

空前のブームによって “ネコノミクス”と呼ばれる経済効果が起きています。その額はなんと年間2.3兆円!
しかし、その一方で飼い主と猫の間には新たな課題が広がっていました。

出演者:久保田るり子

取材協力:
一般社団法人ちよだニャンとなる会
http://www.chiyoda-nyan.org/
猫カフェ MoCHA
http://catmocha.jp/shibuya/
特別養護老人ホーム さくらの里山科
http://sakura2000.jp/publics/index/8/

老舗百貨店から相次いで発表された4月からの営業時間の短縮。
利用者からは「仕事帰りに行けなくなる」などの困るといった声がありますが、
なぜ百貨店が営業時間を短縮するのか、流通ジャーナリストの西川立一さんと【ふかぼり】ました。

百貨店側によると、営業時間短縮は労働環境の改善とお客様へのサービスの向上のためだと説明する一方で、西川さんは、 小売業の競争激化により労働環境が悪化したことで
良い人材がほかのサービス業に流出したことが原因にあると指摘。
これからは品揃えと接客で差別化を図ることが重要だとしました。

専門家:西川立一(流通ジャーナリスト)
出演者:江上 剛

  • 2016年2月18日(木)
  • アラフィフ主婦に企業が大注目!主婦の最新就職事情とは?

子育てを終えた40代後半から50代前半、いわゆるアラフィフ主婦の再就職に企業の関心が集まっています。主婦の採用に関心を持つ企業へのセミナーには、保険や物流の業界などからおよそ50の企業が参加しました。しかし、企業側が熱列なラブコールを送る一方で、主婦の皆さんからは「ブランクがある」「特別な資格がない」などの不安の声が…
きょうは、主婦向けの人材サービスを展開するしゅふJOB総研所長の川上敬太郎さんと主婦の再就職について考えました。

川上さんは特別なキャリアだけでなく、主婦としての経験そのものが求められていると指摘しました。

専門家:川上敬太郎さん(しゅふJOB総研所長)
出演者:江上 剛

様々な会社から一般家庭などの電気を自由に選べる「電力自由化」。
スタートが1か月半後に迫る中、「どうやって切り替えるのかわからない」というような疑問の声も少なくありません。
そこできょうはそのギモンについて電力自由化に詳しい巻田守男(まきだ もりお)さんと一緒に考えました。

申し込みについてのギモンでは、切り替え先の新たな会社へ申し込みをすれば、スマートメーターの取り付けも原則無料で行われます。
申し込みから契約の切り替えは、会社によって期間は変わりますが、2週間程度で終わります。
巻田さんは、新たな会社選びの時期について、今後も様々な会社のプランが発表されるので焦らずに探すことが大切だとしています。

専門家:巻田守男(電力比較サイト「エネチェンジ」副社長)
出演者:江上 剛

日本銀行がきょうからマイナス金利政策をスタートさせました。
「銀行の預金はどうなってしまうのか?」など不安視する声もありますが、私たちの暮らしに、直接の影響はあるのでしょうか?
経済ジャーナリストの荻原博子さんと【ふかぼり】ました。

荻原さんは「マイナス金利」は私たちの生活に大きく影響すると指摘。
しかし、マイナス金利時代でも工夫次第ではお得になることも十分あると言います。

専門家:荻原博子(経済ジャーナリスト)
出演者:久保田るり子

今月に入り猛威をふるっているインフルエンザ。
きょう、国立感染所研究所はインフルエンザの患者が全国的に警報レベルに達し、学級閉鎖も4700件を超えたと発表しました。
例年11月下旬から12月上旬に流行がはじまるインフルエンザですが、今シーズンは、流行のピークが一カ月程遅れたことで、重症化する可能性があるといいます。

インフルエンザA型の流行が後ろ倒しされたため、インフルエンザB型の流行時期と重なり、さらに、この時期からはじまる花粉症も発症するためまさにトリプルパンチ状態になってしまい、重症化するリスクが高まる恐れがあります。

専門家:大谷義夫(池袋大谷クリニック院長)
出演者:久保田るり子

きょうは「買い物革命」第2弾!
スーパーがぐっと便利になる「セミセルフレジ」を流通ジャーナリスト、
西川立一(りゅういち)さんと【ふかぼり】ました。

西川さんは「セミセルフレジ」の導入で待ち時間のイライラだけでなく、
レジの対応に追われていた店員の配置換えによって接客サービスも向上すると指摘。
さらに人件費が減った分、商品の価格も下がるのではと話しました。

ゲスト:西川立一氏(流通ジャーナリスト)
出演者:江上 剛

セブン&アイ・ホールディングスは、コンビニ最大手のセブンイレブンを中心に実店舗とネットを融合したオムニチャネル「オムニ7(せぶん)」をスタートさせました。
“買い物革命”ともいわれるこのサービスは一体何なのかを、流通ジャーナリストの塩田信雄さんと【ふかぼり】ました。

塩田さんは、このオムニチャネルが今後、買い物の仕方の主流になってくると指摘しました。

ゲスト:塩田信雄(流通ジャーナリスト)
出演者:江上 剛

来年度から改定される診療報酬の取りまとめが発表されました。
私たちの生活への影響や今後の医療が一体どうなるのか、神奈川大学法学部の江口隆裕教授と【ふかぼり】ました。

今の日本は患者が自由に医療機関を選べるシステムであり、ここに医療費のムダやリスクが発生していると江口さんは分析。 こうした問題を解消すべく、「かかりつけ医・薬剤師」は有効だと指摘しています。

ゲスト:江口隆裕(神奈川大学法学部教授)
出演者:江上 剛
※動画は放送後約1か月間掲載しています。

今月16日に日銀が初めて導入する「マイナス金利」。
すでに長期金利が史上初のマイナスになるなど様々な方面で影響が出始めています。
今後の私たちの生活にどんな影響があるのか、金融政策の賢人、元日銀マンの経済アナリスト、池田健三郎さんと【ふかぼり】ました。

池田さんは経済活動が冷え込んでいる中でのマイナス金利を導入しても企業は融資を受けないと指摘。
政府が、ベンチャー企業などが起業しやすいような規制緩和を同時に進めないと本来の目的である経済の活発化にはつながらないだろうと話しました。

ゲスト:池田健三郎(経済アナリスト)
出演者:久保田るり子
※動画は放送後約1か月間掲載しています。

北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイル発射を強行。
暴走を繰り返す北朝鮮を止める役割が期待される中国が、今後どう動くのか、東京福祉大学国際交流センター長の遠藤誉さんと【ふかぼり】ました。

今回、北朝鮮がミサイルの発射予告時期を変更したのには、中国の春節のタイミングを狙い、祝賀モードに水を差すことで、中国を挑発する狙いがあると遠藤さんは指摘します。
また、原油や食糧などを支援しているにも関わらず、中国が北朝鮮に強く出ることができない理由には、朝鮮半島特有の力学があるとした上で、それをわかっている北朝鮮は、中国に対して挑発を続けることで、アメリカを振り向かせたいという思惑があるのだとしました。

ゲスト:遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)
出演者:久保田るり子

ヤマダ電機が、家電の街・池袋で中古家電専門のフロアをオープンさせ、中古家電に本格参入しました。
家電量販最大手が、中古市場に進出することで家電業界にはどんな影響が出るのでしょうか?
経済ジャーナリストの片山修さんと【ふかぼり】ました。

片山さんは、ヤマダ電機が自社でメンテナンス工場まで整備して中古商品の流通を手掛けることは大きなインパクトがあると分析、その背景には、日本の家電業界が抱える大きな危機感が隠されていると指摘しました。

専門家:片山修氏(経済ジャーナリスト)
出演者:江上 剛

  • 2016年2月4日(木)
  • タレント活動の中 覚醒剤を…なぜ芸能人は手を出すの?

プロ野球選手を引退後、タレント活動をしていた清原和博容疑者(48)が覚醒剤所持の疑いで逮捕されました。
広がりを見せる芸能界の覚醒剤汚染について、ジャーナリストの中村竜太郎さんと【ふかぼり】ました。

中村さんはこれまで表に出ているものは氷山の一角に過ぎないと指摘。また、芸能人の覚醒剤犯罪の多くは暴力団が絡んでおり、背景には芸能人が陥りやすい甘い要素があると分析しています。

専門家:中村竜太郎(ジャーナリスト)
出演者:江上 剛

中国・内陸部の甘粛省では昨年末から様々な出来事が起こっています。
その一つが集団抗議。
去年の年末に1万人規模のデモが起こり、その一部が暴徒化しました。そして先月上旬には新聞記者3人が次々と消息不明になったのです。
この2つの出来事に深く関連していたのが“チョコレート少女”事件と言われる、貧しい少女の悲劇でした。
きょうは東京福祉大学 国際交流センター長の遠藤誉さんと【ふかぼり】ました。

遠藤さんはこれらの出来事の裏に習近平政権の意向があると指摘しています。

専門家:遠藤誉 (東京福祉大学国際交流センター長)
コメンテーター:江上 剛

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて今後、早急な対策が求められる「受動喫煙」
子供は肺機能障害や乳児突然死症候群などのリスクが高まり、大人でも肺がんや心筋梗塞などへの影響があるといいます。
対策が進まない日本の受動喫煙について、国立がん研究センター たばこ政策支援部部長 望月友美子さんと【ふかぼり】ました。

日本での受動喫煙対策はレストランや職場などでよく見る「分煙」がありますが、望月氏は「分煙」ではなく海外で主流となっている「屋内禁煙」を進めるべきだといいます。しかし、日本では屋内禁煙がなかなか増えないのが現状です。そこには、日本人ならではの課題があると望月さんは指摘します。

専門家:国立がん研究センターたばこ政策支援部部長 望月友美子
コメンテーター:久保田るり子

大きいものは体長1m20cmにもなるという富山のブランドぶり、「ひみの寒ぶり」宣言が、今年はいまだに出されないままです。 いったい日本の海で何が起きているのでしょうか?
水産資源に詳しい東京海洋大学大学院教授の末永芳美さんと【ふかぼり】ました。

末永さんは、日本周辺の海の温度が高くなっていることがブリなどの魚の回遊ルートに影響を与えていると分析。この状況は日本列島が“南下”してしまっているようなものだと指摘しました。

ゲスト:末永芳美(東京海洋大学大学院 教授)
出演者:久保田るり子