きょうのわんこスペシャル
『わすれない そして 共に生きる』

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ひなたちゃん メス 5才 (雑種)
ジョイくん オス 11才1ヵ月 (ミニチュア・ダックスフンド)

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2016年4月14日そして16日。熊本県を中心に襲った最大震度7の地震。あれから1年。復興に向けてその姿を変えつつある町で、人と共に懸命に生きるわんこ達に会いに行きました。

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今年も穏やかな春が訪れた熊本県・益城町。震度7の地震が襲ったこの町で震災にもめげず暮らしているわんこがいます。名前は「ひなた」。

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「ひなた」は5年前にとある団体に保護され縁あってご主人たちの家にやって来た初めてのわんこ。

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1年前の4月14日はいつもの様に母屋の向かいの建物にいた「ひなた」。その日の地震では家の壁にヒビが入った程度でしたが16日の深夜に震度7の本震が襲いました。「ひなた」は車の下で怯えていました。

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その後、ご主人たちと一緒に益城町の総合体育館に避難した「ひなた」でしたが、建物の中はお年寄りや子供達で一杯。ご主人と「ひなた」は車の中で寝泊まりをすることになりました。

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ところが4日後に「ひなた」が体調を崩し、元いた保護施設で一時的に預かってもらうことになったんです。再びご主人たちと一緒に暮らせるようになったのは1ヵ月後のことでした。

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ご主人は家族8人と「ひなた」が暮らす家を再びこの場所に建てようと考えています。あの日を忘れずにこれからも生きる。「ひなた」とご主人たちの新たな日々はまだ始まったばかりです。

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所変わって、熊本県・菊陽町。ここに益城町の「ひなた」がお世話になった施設『ドッグレスキュー熊本』とドッグランカフェの『ひなたぼっこ』があります。

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熊本県の保健所で殺処分される予定だったわんこたちを7年前から去年までおよそ900匹を保護。4月14日の地震の直後にはフェイスブックで「被災したわんこを預かります」と発言。しかし、その状況は予想をはるかに超えていました。

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すでに70匹のわんこ達は、飼い主が家を建て直したり新しい住まいを見つけて帰って行き、今ここで暮らしているのは34匹。残っているわんこ達が少しでも淋しくないようにと地元の高校生たちがボランティアで絵を描いてくれていました。

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そんな施設の中で再びご主人と一緒に暮らせる日を心待ちにしているわんこがいます。名前は「ジョイ」。

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自宅が全壊してご主人たちは今仮施設暮らし。一緒に暮らせる新しい住まいを探している間「ジョイ」は同じ境遇のわんこ達と一緒にここを仮の住まいとして暮らしているんです。

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そんな「ジョイ」にとって今日は特別な日。離れて暮らすご主人夫婦が1ヵ月ぶりに会いに来てくれたんです。

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「ジョイ」がご主人夫婦と車に向かった先は去年まで暮らしていた場所。「ジョイ」が暮らしていたのは熊本県・南阿蘇村の立野地区。

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長い間暮らしていた家はなく、今は更地に…。我が家の面影は何も残っていません。4月16日の深夜「ジョイ」の家は地震で崩壊。

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ご主人達と一緒に寝ていた「ジョイ」。揺れがまだ収まらない中ご主人が再び家の中に入ってみると、命拾いした「ジョイ」。

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更地になっても、ここは「ジョイ」にとってご主人たちと11年間共に暮らした大切な場所。

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あっという間に終わってしまう久しぶりの再会。頑張って生きている限り、いつの日か必ずまた一緒に暮らせる、そう信じて毎日を生きている「ジョイ」なのでした。

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