きょうのわんこスペシャル
『新たな旅立ち〜かけがえのないパートナー〜』
COCOちゃん メス 6才
(ミニチュア・シュナウザー)
潮風薫る港をご主人と一緒にのんびりと歩く一匹のわんこ。実はこのわんこ、長い間暮らした街を離れ、ご主人のふるさとで新しい生活をスタートしたわんこなんです。
三重県・紀北町。太平洋の熊野灘に面した自然豊かな漁業の町。
毎日、新鮮な海の幸が水揚げされる活気あふれる港。その港のすぐ近くにある会社兼自宅で一匹のわんこが暮らしています。名前は「COCO」。
実は「COCO」がこの町で暮らす様になったのにはある理由がありました。
家族を残し「COCO」のご主人が単身、故郷の三重県に引っ越す事に。ところがしばらくして栃木県に残された「COCO」の様子がおかしくなってしまったんです。
こうして「COCO」は単身赴任のご主人とこの町で暮らすようになったんです。
そんな「COCO」の一日は、夜明けとともに始まります。早くから起きてご主人を待つ「COCO」。まずはご主人に作ってもらう朝ご飯の時間。今日はご主人と一緒の目玉焼き入りご飯です。
食後はご主人と一緒に朝の散歩へ。すると、町の人が声を掛けてくれます。「COCO」の存在がご主人を支えているんです。
散歩の途中に、思いっ切り走れる海岸でご主人と石投げをするのが「COCO」の日課。そして石投げの後は小高い山に登ることおよそ15分。
ご主人が向かったのは頂上にある神社。ここで家族のこと、仕事のことをお参りするご主人をじっと待ちます。
散歩から戻ると会社の2階のいつもの場所でのんびりする「COCO」。すると車がやって来ました。「COCO」は急に飛び出して吠え始めます。
実は、「COCO」は毎朝、屋根の上から社員の人たちを出迎えているんです。
仕事が始まると「COCO」は、ご主人の邪魔にならない様にここで見守っています。そして、皆が忙しく働いている時間はいつもの場所に戻りいつの間にかウトウト。ゆったりとした時間が流れていきます。
夜になり、仕事が終わったご主人とのんびりと過ごすことができるひと時。今日もご主人の晩酌の相手を務めます。試食も「COCO」の仕事なんです。
晴天に恵まれたこの日。「COCO」とご主人は港にいました。そう、今日はご主人と一緒に釣りに出かける日。「COCO」は船に乗り込んで海に出るのが大好き。秋の風を受け、船は沖へ沖へと進んでいきます。
実はご主人は釣れた魚を、注文してくれたお客さんへのサービスとして送っているんです。何が釣れるか興味津々の「COCO」。
今日はおもしろい程釣れて「COCO」も大満足。大漁の日でした。
ご主人と海沿いの町で暮らして3年。これからも故郷で暮らすご主人を支えて頑張っていこうと思っている「COCO」なのでした。