きょうのわんこスペシャル
『ムサシの夏 標高2330メートルの日々』
 
 
わんこSP 写真1
ムサシ オス 9才
(雑種)
 
 
わんこSP 写真2

富士山を背に今日もご主人と一緒にのんびりと散歩を楽しんでいる一匹のわんこ。実は、このわんこ、夏の間だけ特別な場所で暮らしているわんこなんです。

富士山の裾野に位置する静岡県・小山町。人口およそ1万9000人。歴史的神社、そして、金太郎伝説で知られている池のあるこの町で一匹のわんこが暮らしています。
今日も広い玄関でのんびりしているのが今年9才になった「ムサシ」です。

わんこSP 写真3
わんこSP 写真4

朝5時には目を覚まして、みんなが起きてくるのを待っている「ムサシ」。5時半には朝の散歩へ。「ムサシ」の一日はご主人と一緒に住み慣れた町を歩くことから始まります。

そんな「ムサシ」は生後2ヵ月の時にお母さんとお兄さん、そしてご主人の3人が暮らすこの家にやって来ました。
朝8時には林業の仕事へと出かけていくご主人。

わんこSP 写真5
わんこSP 写真6

ご主人を見送るとそろそろ「ムサシ」も仕事に出かける時間。実は、「ムサシ」は毎日、配達の仕事をしているお兄さんと一緒に車に乗って出かけているんです。

車に乗るのが大好きな「ムサシ」は毎日こうしてお兄さんの配達のお供をしています。
配達先で人気者の「ムサシ」は、お兄さんにとって心の支えでもあります。

わんこSP 写真7
わんこSP 写真8

配達がひと段落すると家に戻って涼しい昼寝タイム。これがいつもの「ムサシ」の昼間の過ごし方。でも、今日は普段とちょっと様子が違います。
ご主人が早めに仕事から帰って来ると…。

車の音で目覚めて大歓迎。そして、ご主人を急かして車に乗り込むといざ出発。

わんこSP 写真9
わんこSP 写真10

向かった先は「ムサシ」が夏の間だけ多くの人達を迎えているある場所。走ることおよそ20分。付いたところは富士山の麓。

ここでご主人と一緒に車から降りた「ムサシ」は今度は『クローラーダンプ』という車両の荷台に乗り込みます。 『クローラーダンプ』に揺られながら普通の車では登れない富士山の、山の中の道を登ることおよそ20分。

わんこSP 写真11
わんこSP 写真12

山の景色を眺めながら「ムサシ」が到着した場所は標高およそ2230メートルの富士山の五合目。 実はご主人一家はこの5合目で昭和25年から夏の登山シーズンの間だけ山小屋を経営しているんです

「ムサシ」はその山小屋の3代目の看板犬。今年の夏も5合目にやって来るとまずは山小屋のまわりの散歩を楽しみます。
生後8ヵ月の頃から毎年夏になると富士山の5合目に来ている「ムサシ」にとって、山小屋のまわりは自分の庭のようなもの。

わんこSP 写真13
わんこSP 写真14

「ムサシ」のいる山小屋は下山途中の登山者が休憩場所として訪れる場所。夏の登山シーズンにおよそ4万人もの登山客が「ムサシ」のいる山小屋のルートを通って下山していきます。

そんな5合目の山小屋で暮らす「ムサシ」の一日は日の出前の朝の4時から始まります。 なぜこんなに早いかと言うと、実はムサシが一番楽しみにしていることがあるからなんです。

わんこSP 写真15
わんこSP 写真16

ご主人を急かして向かった所は雲海が見渡せる見晴らしのいい場所。刻々と姿を変える空をじっと眺める「ムサシ」。

「ムサシ」の視線の先には標高2230メートルから臨む朝日。そう、「ムサシ」は山小屋で暮らしている夏の間、毎朝こうしてご来光を拝んでいるんです。

わんこSP 写真17
わんこSP 写真18

日が昇ると早速、看板犬の仕事。今日は一日遅れでお兄さんとお母さんも山小屋にやって来ました。

今年の夏も家族と一緒に大自然の中の山小屋を支える「ムサシ」なのでした。

わんこSP 写真19
 
   
  過去のわんこへ  
わんこ募集へ
めざましトップへ

フジテレビホームページをご利用される方へ
フジテレビホームページをご利用される方へ