きょうのわんこスペシャル
『冬物語〜小さな宿を支える看板犬たち〜』
 
 
わんこSP 写真1
モモちゃん メス 12才
(ラブラドール・レトリーバー)
タロくん オス 5才
(雑種)
もーりーちゃん メス 3才7ヶ月
(ラブラドール・レトリーバー)
 
 
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朝6時半。冷たい空気の中、雪道を元気に歩く3匹のわんこ達。

向かった先は一面氷におおわれた湖。
毎朝、ここに来るのが3匹の朝の日課。
今日も日の出とともに3匹の一日が始まります。

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人口およそ3000人の福島県・北塩原村。盤梯山や桧原湖を臨む自然豊かなこの村で暮らしているのが、「モモ」と「もーりー」、そして「タロ」の3匹です。

3匹は桧原湖の近くにあるご主人が経営している小さなホテルの看板犬なのです。

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結婚当初からわんこと共に暮らして来たご主人夫婦。初代のわんこは野犬が産んだ一匹の小犬でした。
奥さんの夢が叶った念願の一匹、このわんこが「ポチ」。

今から17年前にご主人がこの土地に小さな宿を作った時の初代看板犬「ポチ」。育てた2代目が「ハナ」。

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3代目が現在いる最年長わんこの「モモ」で、4代目が8才で亡くなった「ゆず」。

そして5代目の「タロ」はこの宿の前に捨てられたいたわんこ。
ご主人は飼い主を捜しましたが、結局、見つからないままこの宿のわんこになったんです。

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「タロ」は心の傷を癒しながら、看板犬見習いとして暮らす毎日。
そんな「タロ」に継ぐ6代目としてやって来たのが「もーりー」。
今は「モモ」、「タロ」、「もーりー」の3匹でこの宿を盛り立てています。

今年の冬は例年にない大雪。
ご主人達は雪かきに追われる毎日です。
その一方でわんこ達は大喜び。冬ならではの楽しみを満喫。

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お客さんのいない日は雪かきが終わると暖かいリビングでのんびり。
外は猛吹雪。
日暮れとともに、3匹の一日が終わります。

今日は遠くからわんこを連れたお客さんがやって来る日。

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準備万端、お客さんの到着を待つご主人達。
もちろん、お客さんが連れて来るわんこは看板犬もよく知っているわんこ、ここで雪遊びをするのを楽しみにしている「コートニー」です。

早速、「モモ」と「もーりー」がスノーシュー・ツアーにご案内!
得意げに小枝をくわえた「もーりー」が先頭。
およそ6000坪の敷地の中にある裏山を案内します。

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歩くことおよそ30分。
目の前に広がるのは幻想的な雪景色。わんこも人も、その美しさに心奪われるひとときです。

雪深い杉林を抜けるとそろそろ下山ルート。
実は、この先にとっておきの楽しみがいるんです。

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そう、この斜面を人はお尻で滑って、そしてわんこは思いっきり走って、一気に下るのがこのスノーシュー・ツアーの最大の楽しみ。

小さな宿を17年間支えて来た看板犬達。大自然の中、のびのびと暮らしながら小さな宿を守っている3匹なのでした。

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