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東京・板橋区の通り沿いある一軒の喫茶店。
このお店に毎日、出勤しているのが「ベリー」です。
ご主人「ベリー、お店開けるからね、今日も頼むよ」 |
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ベリーの一日は朝10時の開店と同時に始まります。
車が行き交う通りを眺めながら、今日もお客さんを待つベリー。 |
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まずやって来るのは、常連のお客さんたち。
お客さん「ベリー、おはよう」「おはよう」 |
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ベリーは、子犬の頃から毎日、店先に出ているこの道4年の看板犬。
そして、近所に2匹の子供たちが暮らしているお母さんわんこでもあるんです。
そんなベリーが一日のうちで最も楽しみにしているのが夕方の4時過ぎ。
やって来たのは… |
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近所の小学生たち。
小学生「ベリー、散歩に連れていきます」
小学生が何やら書きはじめたのは「お散歩ノート」。
実は、忙しいご主人に代わって小学生たちが、3年ほど前からこのノートに自分たちの名前を書いて、毎日散歩に連れていってくれているんです。
こうやってベリーを散歩に連れていってくれている子供たちの中には家の事情でわんこと暮らせない子も少なくありません。 |
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近所の小学生「ベリー、散歩に行こう」
近所の小学生「ベリー、散歩に連れていきま〜す」
ご主人「は〜い」
次々とやって来る子供たち。
今日も、街の小学生たちと色々なコースの散歩を楽しむ看板犬ベリーなのでした。 |
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海ちゃん メス 7才
( 雑種) |
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続いてやって来たのは、海沿いの、千葉県銚子市。
この街のとある会社の事務所にいるのが、「海」です。
生後2ヶ月の時に、ご主人の家の倉庫に捨てられていた所を保護され、この会社で暮らすようになりました。
ご主人「よ〜し、海、行きますか」 |
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そんな「海」は、今日もご主人と車に乗り込み出発です。
着いた所は近くの港。 |
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実は、「海」のご主人はお客さんたちを沖合いの海へ案内している船長さん。
お客さん「乗るんだよね〜 」
そう、「海」はこの船長の看板犬なんです。
ご主人「そしたら行こう」 |
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お客さんたちを乗せ、いよいよ出航。
目指すは港から1時間ほどの沖合いです。 |
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船が沖に出ると、「海」は波間に目をやりながら甲板を行ったり来たり、落ち着かない様子。
実は「海」には待っているものがあるんです。
そう、イルカの群れ。
「海」はイルカ・ウォッチングの案内をしている看板犬なんです。 |
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今日も、お客さんたちに自分の大好きなイルカを見せてあげることができて大満足の「海」なのでした。 |
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ルーシーちゃん メス 11才
(ラブラドール・レトリーバー) |
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所変わって、こちらは神奈川県にある川崎大使。
朝の10時、仲見世通りのとあるお土産屋さんが開店すると真っ先に店先に出て来るわんこがいます。
これが、「ルーシー」です。 |
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ルーシーは創業40年のお土産屋さんのベテラン看板犬。11年もこうして店先に出ているので今やこの仲見世の「顔」として参拝客の間でもよく知られた存在です。 |
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そんなルーシーの胸には看板犬としての名刺と、10年に一度しかもらうことができない貴重なお札が入っています。
その訳は…
実は、ルーシーは生後2ヶ月の時に股関節の病気で歩くことができなくなり、2度の手術を経験。 |
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その後、長い間ご主人と一緒に厳しいリハビリを続け、ようやく自分の足で歩けるようになったわんこなんです。
思うように動かない足を引きずってこの店先からお大師様のもとまで歩行訓練を繰り返した毎日。 |
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今では毎日、夕方にはご主人の夕刊を届ける手伝いが出来るようになりました。
ご主人「よし、雨止んだから、お参りに行こうか 」
不治の病といわれガンを克服し、11才の今日まで看板犬を努めてきたルーシー。 |
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そんなルーシーが毎日、絶対に欠かさないのがお大師様にお参りすること。
付きっきりで支えてくれたご主人とお大師様の御利益に心から感謝しているルーシーなのでした。 |
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