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静岡県磐田市。
この街のとあるお宅で暮らしている一匹のわんこ。
名前は「ケンケン」。 |
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去年の夏に、子犬の頃から一緒だった「ベンチャー」がこの世を去り、それ以来、元気のない毎日。
朝もなかなか起きる気になれません。 |
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そんな「ケンケン」がまだウトウトしている朝の7時前。
岐阜県にはもう散歩に出かけているわんこがいます。 |
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彼の名前は「秋栗夢(シュークリーム)」。
いつもの畦道にさしかかった時、向こうからやってくるよそのわんこに遭遇。
と、「秋栗夢」がその場に立ち止まり、両者にらみ合い?! |
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かと思ったら、「秋栗夢」が突然、大ジャ〜ンプ!
実は「秋栗夢」は、友達わんこに会うとその場で思いっきりジャンプをして全身で嬉しさを伝えるわんこなんです。 |
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友達わんこのご主人「おはよう、おはようございます。お天気で良かったね」 |
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「秋栗夢」が友達わんこと別れた頃、ようやく目を覚ましたのが、先ほどの静岡県で暮らしている「ケンケン」。
ご主人「おいで、はい、行こう」 |
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こちらは散歩ではなくて車の助手席に乗り込み走ることおよそ5分。 |
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「ケンケン、おはよう」
やって来たのは、ご主人の奥さんが経営している雑貨店。「ベンチャー」がいなくなってからは、寂しくてひとりで留守番ができなくなり、7才にして初めてここで看板犬をするようになったんです。 |
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午前中は奥さんのそばで看板犬の仕事。
奥さん「ケンちゃん、行こうか、ね」
そしてお昼前になると奥さんと一緒に車に乗って急いで自宅へと戻ります。
ご主人「おうちにいなさいよ、おうちにいなさい」
実は「ケンケン」の家ではベトナムからの留学生を支援するために自宅の敷地の中にベトナム料理店を開いていて、忙しいお昼時になると、ご主人と奥さんもお店に駆けつけ手伝っているんです。 |
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この時だけは、ひとり庭に出されてしまう「ケンケン」
すると・・・。
寂しさのあまり、「ケンケン」は何と!庭の梅の木に登ってご主人たちのいるお店の中を覗いているんです。
お客さん「ケンケ〜ン」 |
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庭の木に登って、「ケンケン」がひとり淋しくしている頃、神奈川県相模原市のとあるお宅でのんびりとくつろいでいるわんこがいます。
彼の名前は「ノイッシュ」。
1才にして体重50キロという大柄なわんこ。 |
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こちらは「ノイッシュ」の弟分として最近やって来た生後2ヶ月の「ビアンキ」です。
実は「ノイッシュ」は元々寒い地方のわんこなので暑さが大の苦手。 |
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ご主人「ノイッシュ、じゃあ、今日も一本あげようか」
そんな「ノイッシュ」がこの夏から欠かさず食べているのが、凍らせたキュウリ。
ご主人「冷たいよ、はい、ノイッシュ」
「ノイッシュ」は生まれて初めての夏をこのキンキンに冷えたキュウリを食べて乗り切ったんです。
今ではすっかり日課となり秋になってからも一日に一本、この冷凍キュウリが欠かせません。 |
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「ノイッシュ」が冷凍キュウリを頬張っている頃、「ケンケン」はベトナム料理店のランチタイムが終わり、再び雑貨店に戻って昼寝をしながら看板犬。
ご主人の孫「ただいま」
奥さん「お帰りなさい」
午後になるとご主人の孫達が次々と戻ってきます。 |
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ご主人の孫「ただいま」
奥さん「はい、お帰り」
孫「ケンケン、良い子にしてた?」
そして夕方。
ご主人「ケンちゃん、帰るぞ」
奥さん「お先にぃ」
「ケンケン」は看板犬の仕事を終え、再び自宅に戻ります。 |
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その頃、滋賀県草津市では夕方の散歩へと繰り出すわんこがいます。
彼女の名前は「なな」。
さっきまで降っていた雨が止んで涼しくなりいつにも増してご機嫌な「なな」。 |
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そんな「なな」がやって来たのは畑の脇にある斜面。
そして・・・・!
そう、「なな」はこの斜面で頭を下にして背中で滑り降りるのが大好きなわんこ。
この夏、初めて転がってみてからこの遊びの虜になってしまったんです。 |
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雨上がりの今日は程よく草が濡れていて滑り具合も最高!
ご主人「ゴロゴロ、ゴロ〜ん」
毎日、たっぷり20分は滑り降りるのを楽しんでいるんです。 |
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その頃、帰宅した「ケンケン」はベトナム料理店の夜の営業の準備に忙しい奥さんの姿を見ようと、再び庭の木の上へ。 |
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わんこ達の日常生活をのぞいて見るとそこにはそのわんこ達ならではの暮らしがあるのでした。 |
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