…八つ墓村…

■インタビュー■
森美也子
┗若村麻由美

□『八つ墓村』に御出演されてきての印象をお願いいたします。
■星護監督が丁寧に、妥協することなしに撮影されていらっしゃるので、気持ち良く収録現場で演技させて頂くことが出来ます。また、共演の方々も素晴らしく、みなさん現場では"役"として存在してらっしゃいますので、本当の『八つ墓村』の世界に、タイムスリップしてしまった様な感じ。そんな感じになるのは、美術スタッフさんたちのお蔭でもありますね。ロケ現場での美術はもとより、スタジオセットもすごいんですよ。鍾乳洞は、実際のロケとセット撮影があったのですが、セットはつくづく感心しました。もしかしたら、御覧になる皆様には、どこからがロケで、どこからがセットなのか分からないかもしれませんよ。撮影所もリニューアルしたばかりの綺麗な建物で…。とにかく、ロケも含めて、とても良い環境の中で撮影に臨ませて頂きました。私は"森美也子"として現場にいるだけで、後は自然に撮影して下さる感じで、そういう意味ではとても楽な現場でした。でも、怖いですね(笑)

□怖い?
■はい。とっても怖いですよ。収録の後は、夢に見てしまうぐらい。小竹様(江波杏子)、小梅様(泉晶子)のツインズも怖いですし、濃茶の尼(絵沢萠子)さんも…。素晴らしい役者さんたちが造る怖いキャラクターですから、本当にすごいです。セットの鍾乳洞も、迷路のようになっていて、出られなくなってしまったスタッフもいたそうですよ。

□登場キャラクターが怖いのも『八つ墓村』のストーリーが、人の怨念や祟りを扱っている作品というのもあると思いますが、若村さん御自身、怨念や祟りは?
■あまり、そういうことは考えないです。オカルトチックなものは好きではありませんし。もしかしたら生きている人間の方が怖くないですか?

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