…八つ墓村…

■インタビュー■
金田一耕助
┗稲垣吾郎

□撮影の様子はいかがですか?
■スタジオではなく、最初の撮影が"横溝ワールド"とも言える岡山からロケーションが出来るのは僕自身、金田一にも入りやすいですね。物語の世界に、岡山が引き込んでくれるのでスタートとしては、良いものになったと思います。ロケ場所は、現地のホテルからも遠いんですが、山道を通ってトンネルを抜けたりして風景を眺めながら来ると、本当に"八つ墓村"を訪ねている感じがします。金田一役の気持ち作りには、とても良いです。

□『犬神家の一族』以来、約一年ぶりの金田一役ですが?
■ちょうど『9・11』<9月11日(土)午後9時放送>というドラマをNYで撮影してきたばかりなので、最初は"大丈夫かな?"とも思ったんですけど、金田一の衣装を着て現場に来て…。また、星護監督との意気も合っていますので、すんなりと入っていくことが出来ました。ロケのスタートは鍾乳洞でのシーンでした。結構、クライマックスのシーンを最初に撮影したり、シーンの順番は前後しているんですけど…。鍾乳洞は、すごく綺麗でした。映画版でも使用されたらしいんですが、中腰で50メートルぐらい歩かないといけない場所を通ったり、下は濡れているので足はドロドロ。それから、髪の毛もグシャグシャに…あっ、金田一だから髪はグシャグシャでも良いのか…なんて、水面に映る自分を見ながら納得したり(笑)。撮影の技術的にも、僕たちの体力的にも大変な撮影でしたよ。そして、今日は山奥で田治見家の葬列シーンでした。すでに、どんな映像になるか楽しみです。

□岡山は暑いですね? 暑さは大丈夫ですか?
■本当は、僕って暑さに弱いんですよ。でも、原作の『八つ墓村』も8月の話ですからね。そして、今日のロケは物語で祟りが降りかかる日の8月8日なんですけど、そういうピッタリの時期に撮影が出来ることもラッキーだと感じています。だから、暑くても良い方向に考えてますよ。でも、確かに暑いですね(笑)。

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