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キャストスタッフの一言
原作
うつみ宮土理

 私小説を11年くらい前から書いてるんですけど、最初の作品の「くねり坂」という作品がドラマ化されてその時に、画面に自分の名前を原作の所に発見した時の喜びは本当に「あんな嬉しいことってあるのかしら」というくらい嬉しかったんです。「晩鐘」を書いた切っ掛けなんですけど、最近は女優もやってますけれど私は司会者ですから、いろんな女優の方にインタビューすると、やけに「カメラ」「照明」というんですね。それはつまり照明の明かり一つで、自分が10才若返って映ったり、変に映ったりする。つまり女優が老いを感じる時どういう時から老いを感じ、そして不安を怯えたり、焦ったりするんだろう。そして女優として不安が自分の心に起きた時、人間として女としてさらにどんな不安に駆られるんだろうということに大変興味をもって観察させていただいたり、もちろん自分もそうですけれど、老いということを考えていました。自分の老いを「そうよ、私は老けたんだ、年を重ねたんだ」と認めた時にまたそこから女優としての道、女としての道も開かれるんだということを、つまり自分を素直に見据えた時に女の人生は、何がそこから始まるんだろう?ということを書きたかったんですね。それが今回「女優・杏子」という華やかなタイトルを付けてくださいまして、第1回目第2回目見せていただきましたけど、脚本の先生が私の小説以上にドラマチックに作っていただいて、見ていてワクワクしております。

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(C)フジテレビジョン