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「観光気分で世界制覇」
小川直也
8月15日に行われるPRIDE・GPでもヘビー級ベスト4に進出するなど、現在、日本を代表する格闘家として活躍している小川さん。転向前は、2度のオリンピック出場経験をもつ柔道家として活躍してきました。世界選手権を3度、日本選手権を7度制した輝かしい実績の持ち主。しかし、初の王者に輝いた時は観光気分だったそうなのですが・・・「最初の世界選手権は代表じゃなく補欠で行ったんです。代表じゃないし、海外に行くのもそれが2回目だったんで嬉しいじゃないですか。普段の辛い大学の練習から逃れられるし『向こうに行ったら飲んで食ってできるゾ!』というつもりで行ったんです。それが、向こうに行ってから代表選手がケガして、急遽、僕が出ることになったんですよ」どうせ出るわけない、そう思っていたのに急遽試合に出場。しかも、この世界選手権で優勝までしてしまったのです。そして「優勝した時に『ホントは観光気分で来たのになぁ』って言ってしまったんですけど、それがまた波紋を呼んで・・・」と、ひょんなことがきっかけで世界王者になった様子。そして、小川さんの輝かしい実績は、余計な一言と共に始まったのでした。

プロの格闘家になる前は、働いていたという小川さん。どんなお仕事をされていたのでしょうか?「JRAの職員でしたよ。日本中央競馬界です。サービス推進部って(部署に所属していて)名前はカッコイイんですけど、競馬場の警備ですね。警備って言っても悪い奴を捕まえておいて、警察に引き渡す仕事なんです。馬券売りのところにもいますよ」そこで具体的にはどんなことをしていたのですか?「馬券売り場にいる”モメる人”って酒入ってるじゃないですか。そういう人って券を売っているおばちゃんに「この野郎」とか色々と言うんですけど、おさまりがつかなくなるとボタンを押して『すいません、お願いしま〜す』って言われて僕らが行くんです。僕らが出る時はそうとうきてるんですよね。ボクがいった時に『おめーいつから用心棒になったんだ!』って言われました」
小川直也プロフィール

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